現在、出走馬の過去の入着順位をどのように総合順位に反映するかを研究中で、次月7月度基準値に反映すると同時に、過去3走の入着順位を反映できる次期バージョン(VER2010)を6月末に公開すべく進めております。
入着順位に関しては、色々とシミュレーションを繰り返して検討してきましたが、最終的には、入着順位を要因として予想に組み入れるかどうかは、ユーザー側で選択できるようにする予定です。「入着順位の総合順位反映方法の設定」という機能を使用して、ユーザー自身で、最終順位決定に入着順位をどのようにするかを設定できるようにする予定です、勿論、入着順位を反映しないようにすることも設定できるようにする予定です。バージョン2010の初期設定は「全馬に入着順位を反映する」に設定済みとする予定です。
さて、今週も、科学的競馬投資における基準値の説明をさせて頂きます。
私は、前走で余力を残してゴールした馬を余力馬として注目しています。
これら余力馬が1着あるいは2着にきた場合の平均配当金額を分析してみると。
該当レースは約9%発生しており、馬連の平均配当金額は全レース平均に比べて約1.16倍の高額配当になっています。
余力馬に着目することも競馬投資では重要と思っております。
又、前走下位条件で1着だった馬が1−2着に来る事が多く発生しています。
これら前走下位条件1着馬が1着あるいは2着にきた場合の平均配当金額も分析してみると。
該当レースは約14%発生しており、馬連の平均配当金額は全レース平均に比べて約0.86倍です。単勝の平均配当金額でも平均に比べて0.82倍です。
前走下位条件1着馬は別の呼び方で昇級馬といいますが、昇級したばかりの馬が意外と人気になっていることには驚かされます。
しかしながら、タイム理論においては、昇級馬は要注意馬です。
下位条件で1着になっても、下位条件はメンバー全体の能力が低い為、1着になっても能力が低めに算定されていますが、実は、前走下位条件1着馬は潜在的に、もっと強いメンバーと対戦しても上位入着する可能性が高いようです。
弱い相手と対戦していたため、低い能力でも勝ってしまっていたのですが、実際の潜在能力はもっと高く、強い馬と対戦すれば、もっと高い能力で走ることができる場合が多いという事です。
最後に、血統適正が良い馬に関して発生率と平均配当を見てみましょう。
血統適正◎・○・▲の馬が、1着あるいは2着にきた場合の平均配当金額も分析してみると。
該当レースは約30%発生しており、馬連の平均配当金額は全レース平均に比べて約0.76倍という低い配当になっています。
血統適正◎の馬に限定すると、血統適正◎の馬が、1着あるいは2着にきた場合の平均配当金額も分析してみると。
該当レースは約6%発生しており、馬連の平均配当金額は全レース平均に比べて約0.68倍という低い配当になっています。
さて、今週土日のレースですが、
土曜日函館11Rでの注目は血統適正と対戦適性でした。血統適正○で距離適性が非常に高かったのがカフェオリンポス(単勝オッズ:13.0倍)が1着で、対戦適性◎のラントウザフリーズ(単勝オッズ:4.4倍)が2着で、
血統適正◎で距離適性・函館競馬場適性が高かったアンドウオール(単勝オッズ:13.0倍)が3着で、3連単で4万馬券でした。
日曜函館11Rは、Adinpick3の買い目印◎はブレイクオブドーン(単勝オッズ:2.7倍)で休養明適性プラスで血統適性▲で且つ昇級馬、印○はスーパーチャンス(単勝オッズ:10.0倍)で余力馬で血統適正▲、印▲はマチカネウソブキ(単勝オッズ:5.2倍)で対戦適性◎の馬で、結果は◎○▲の順で入着して、3連単で9640円と惜しくも万馬券にはなりませんでしたが、能力と独自指数と印がうまく適合したレースでした。
ところで、土曜日阪神10Rですが、ハンデ戦ということもありましたがAdinpick3の出馬表の印を見ると全ての馬に、前走・平均・ベスト・距離ベスト能力に何らかの印が付いており能力が拮抗していて、どの馬が来てもおかしくないというレースでした。
実は私は、このようなどの馬が来てもおかしくないと思われる能力が拮抗したレースは、馬券購入しないか、あるいは高額配当馬券をボックスで購入するか、どちらかにしていまして、低配当の馬券は買わないようにしていますが、今回は、高配当狙いの4頭ボックスで馬連のみ購入していました。
選択した4頭ですが、まずは昇級馬で成長途上の4歳馬で前走能力が一番高かったトウカイトリック、休養明ですが休養明適性プラスで降級馬のシルクデイレクター、過去の能力が高く大がけの可能性があるサンデーサイレンス産駒のアクトナチュラリーと、芝ダート変更出走ですが芝ダート変換後能力が高いオーミロビンソンの4頭を選びました。
結果は、1着がトウカイトリック、2着シルクデイレクター、3着オーミロビンソンで、3連複は19万馬券、3連単は100万馬券でした。少なくとも3連複でも買っていればと反省している次第です、、、、、、、、、
ADINPICK3は、回収率向上に貢献するような新しい事実を見つけ出し検証を日々行っております、これからも、回収率の維持・向上を目的に、基準値及びプログラムの改定を行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。