2005年12月25日

科学的競馬投資コメント20051225

とうとう今年2005年の競馬も最終週となってしまいました。
今年は、Adinpick3のバージョンアップを的中率と回収率の両立を目標に、毎週安定した回収率を確保することを主眼にバージョンアップを行ってきました。
今年下期は、特に成長途上の3歳馬に多大なる関心を払いバージョンアップ・基準値改定に集中した次第ですが、来年も、成長途上の3・4歳馬に注意する所存です。

今日は、科学的競馬投資ソフト:Adinpick3使用に際しての留意点を述べてみたいと思います。
Adinpick3は、基本的には過去のデータ、具体的には、「その馬自身のデータ」・「父系や母系のデータ」・「過去に対戦してきた相手馬のデータ」に基づき、上位入着の可能性の高い馬を探し出すソフトです。
ただし、馬は時によって、過去のデータ通りに走らないことがありますので注意が必要です。
私の経験では、過去のデータから算出した能力は、今回のレースでの各馬の実際能力の約50%位しか算定できないと判断しております。
過去のデータから算定できない今回のレースにおける各馬の能力とは、1つは過去のレースでは発揮できなかった潜在能力、2つ目は過去のレースでは経験してない未経験な能力、そして3つ目が馬の好不調に基づく発揮能力です。
これら潜在能力や未経験能力や好不調発揮能力は、騎手の手腕で発揮されたり、展開によって発揮されたり、馬体回復や調教によって発揮されるようになると思っています。
又、データに関してもいろいろ不安定な面があります。
「その馬自身のデータ」については、データが無い馬やデータが少ない馬も出走していますし、好不調によりデータが変動していますし、出遅れ・妨害等のアクシデントがあったデータも含まれています。
「父系や母系のデータ」については、人間でもそうですが同じ母と父でもその子供達の能力が異なるのはよくあることで、父母が同じだからその子供が同じ能力とは限りません。
「過去に対戦してきた相手馬のデータ」については、過去に対戦して来た馬同士が勝ったり負けたりしているように前回勝ったから今回も勝てるとは限らないということです。
以上のように、過去のデータをベースにしていても、変動要素は非常に多いと言うのが実情です。
要は、絶対ではなく確率の問題として私は捉えております。
Adinpick3は、過去のデータに基づき、「上位入着する確率」が高い馬を探しているということを理解して頂ければ幸いです。
いつも過去のデータ通りには馬は走らないのですが、上位入着する可能性が高いということなのです。「絶対」ではなく「可能性が高い」ということです。

今週のレースの有馬記念ですが、競馬に絶対は無いということを確認した次第です。
展開は読めないというのが私の持論ですが、ハーツクライのルメール騎手(当然騎手適性◎ですが)の位置取りは恐らく誰も考えてない展開だったと思います。
ここ数ケ月、成長途上の3歳馬の活躍が目立つており、3歳馬のデープインパクトが4冠を得て有終の美を飾るのがJRAの筋書きだったと思いますが、外国人騎手ルメールがJRAの目論見を潰してしまったのもなんとなく納得している次第です。

さて来年は3歳馬も明け4歳馬になりますが、成長途上の4歳馬も活躍するのでしょうか?
過去8年間のデータに基づき、3歳以上混合戦が始まる6月4歳混合戦が始まる1月そして4歳混合戦が終了する5月までに関して、3・4歳以上混合レースにおいて成長途上の3・4歳馬の上位1・2・3着に入ったレースの割合を調べて見たところ、以下になっていました。
3歳6月:32.7%
3歳7月:52.6%
3歳8月:61.4%
3歳9月:65.4%
3歳10月:74.7%
3歳11月:80.4%
3歳12月:79.1%
4歳1月:80.3%
4歳2月:82.3%
4歳3月:83.1%
4歳4月:83.4%
4歳5月:83.6%
という状況で、月を追うごとに成長途上の3・4歳馬が上位1・2・3着に入着するレースの割合は増加していた次第です。
これは私の想像ですが、6月から9月頃までは3歳馬が上位1・2・3着に来る割合が低いには、4歳以上の降級馬が活躍している為と思っております。
来年2006年度上期も4歳以上混合戦における4歳馬は要注意と思っております。
本ブログでは来年度も、4歳以上混合戦における明け4歳馬関して、各種分析・シミュレーション結果の情報提供をしていく予定です。

ところで、以前にもお話いたしましたが、過去8年間のデータに基づき、上位1・2・3着に入着した馬の内に占める独自データ馬の割合を分析した結果は、騎手適性を除いた、「血統適性馬」・「休養明適性プラス馬」・「対戦適性馬」・「前走及びベスト能力が高い余力馬」・「芝ダート変換後能力が高い馬」・「昇級馬」・「過去3走3位以内馬」・「過去5走上位ランク馬」といった独自データの印が付いた馬は、上位入着した馬の内、72.7%を占めていましたが、これにAdinpick3の独自データの「前走能力1・2・3位馬」・「平均能力1・2・3位馬」・「ベスト能力1・2・3位馬」「過去ベスト能力1・2・3位馬」を加えると何%になるか分析してみました。
実に、85.1%を占めていた次第です。
Adinpick3の特徴的なデータである、騎手適性を除いた、「血統適性馬」・「休養明適性プラス馬」・「対戦適性馬」・「前走及びベスト能力が高い余力馬」・「芝ダート変換後能力が高い馬」・「昇級馬」・「過去3走3位以内馬」・「過去5走上位ランク馬」、「前走能力1・2・3位馬」・「平均能力1・2・3位馬」・「ベスト能力1・2・3位馬」「過去ベスト能力1・2・3位馬」に注目することで、上位1・2・3着に入着する馬の85%の馬が見つけることができることを意味しております。
来年も、これらAdinpick3の独自データをより有効なデータになるように、分析・シミュレーションを重ねて、基準値改定及びソフトのバージョンアップを精力的に進めていく予定です。

ところで、先週の雪の為芝からダートコースに変更になった中京8Rの件ですが、芝の場合とダートの場合のAdinpick3の最終総合順位(予想順位)をあらためて確認してみました。
芝コース最終総合順位1位スイートハビタット
芝コース最終総合順位2位マチカネマスラオ
芝コース最終総合順位3位ソロターン(結果2着)
芝コース最終総合順位4位コスモラブアゲイン(結果3着)
芝コース最終総合順位5位ストーンブリッジ
芝コース最終総合順位6位エアコムロー
ダートコース最終総合順位1位コスモラブアゲイン(結果3着)
ダートコース最終総合順位2位ソロターン(結果2着)
ダートコース最終総合順位3位エアコムロー
ダートコース総合順位4位エムテイコウテン
ダートコース最終総合順位5位トーセンラブ(結果1着)
ダートコース最終総合順位6位カネトシゼウス
といったように、芝とダートでは買い目印は全く違っていた次第です。
次期バージョン2054では、Adinpick3独自の芝ダート変換基準値を有効利用できるように、速報の変更情報に基づき変更データを修正して、再度出馬表の処理を行えば変更後の出馬表が簡単に作成できるようにして、これからの冬シーズンで、今後芝からダートへの変更が発生した場合でも、ユーザー様が簡単に変更後の出馬表作成を行えるようにする予定です。
又、最強WEBの会員様向けの出馬表や注目馬に関しても、変更があった場合は、変更後の情報を出来るだけ早く公開させていただく予定です。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。

  

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2005年12月18日

科学的競馬投資コメント20051218

今月12月の第3週も引き続き、「上位入着する可能性が高く且つ配当が高い馬」についてお話をさせて頂きます。
先週も述べましたが、私の馬券購入の基本スタンスは、『馬券対象馬を「上位入着する可能性が高い馬」に絞り、配当によって、「馬券購入しない決定」と「購入馬券の種類の決定」をする』という考えですが、「上位入着する可能性が高い馬」と「配当が高い馬」をどのように見つけ「軸馬」と「相手馬」ををどのようにして決めているかについて説明してみたいと思います。
私の場合は、「軸馬」と「相手馬」は、基本的にはAdinpick3の「買い目印」と「独自データ」と「過去の戦歴」に基づき決めています。
軸馬決定は、「買い目印は◎○▲の馬の中から選択し、独自データが優秀かあるいは過去の能力値が安定して高い馬」を選ぶことになります。
相手馬決定は、「買い目印は◎○▲△?の馬の中から選択し、独自データがある馬かあるいは過去の能力値が高い馬」を選ぶことになります。
やはり軸馬は安定性が重要と思っており、過去の能力値が安定して高いということを最重視しております。又、過去にどのような条件レースでどんな相手と対戦して来たかも重要視しており、過去に上位条件でそこそこの成績を残している馬には注意が必要と思っております。
独自データについては、レースによって血統適性が良い馬が上位入着する場合もあれば、対戦適性の良い馬が入着する場合もあれば、余力馬が入着する場合もあるというようにレースによって異なっているのが実情ですが、軸馬選定や穴馬選定には有効と思っています。

さて、実際の馬券購入ですが、買い方も非常に重要です。
私のユーザー様からよくお聞きする話として、「勝てているときはいいのですが追い込まれたら熱くなって最終レースに有り金残らず投入してしまう」といったことをよくお聞きします。
私は、競馬投資は熱くならずに通常心で馬券対応しています。基本的に、購入馬券の買い目は前日に決めていまして、当日にオッズを確認して、配当が低いレースは見送り、そこそこの配当が見込めるレースは午前中にまとめてPATにて購入しています。馬体重とかパドック気配などは全く無視しています。
途中で収支がプラスになれば、プラスの範囲内で買い増しをするというスタンスです。
競馬投資において最近非常に重要と考えているのが、この「収支プラスになったらプラスの範囲内で買い増しをする」という投資方法です。
私の場合ですが、PAT口座残高の約半分位を、土日2日間の資金として運用していますが、土曜日1日分の馬券購入は大体昼ごろには全ての馬券を購入しています。そして、ある時点でプラスになったらプラスの範囲内でほぼ同じ買い目で買い増しをします。そして日曜日分の馬券は、土曜日の収支のプラスマイナスに関係なく(土曜日プラスだったので日曜日のレースに多くの金額を投資するようなことはしません)、日曜日の昼ごろには全ての馬券を購入してしまい、ある時点で収支がプラスになったらプラスの範囲内でほぼ同じ買い目で買い増しをするという投資方法をしています。
ところでこのプラスになった場合のプラスの範囲での買い増しですが、私の経験では買い増した馬券が的中することが非常に少ないというのが実情です。買い増した馬券が的中するとかなりもうかるのですがなかなかそうならないのが近代競馬みたいです。但し、プラスの範囲での買い増しですので、この場合でもマイナスにならないというのが重要です。
熱くならず、コンスタントに競馬投資をすることを心がけている次第です。

今週のレースで特徴的だったのは、雪の為中京競馬場のレースが芝からダートに変更になったレースです。
4レースはプログラム修正時間がかかり間に合いませんでしたが8レースは、Adinpick3に「芝からダートへの変更機能」を急遽追加して、ダートレースで出馬表を作成しました。
日曜日中京8Rは、芝2000Mからダート1700Mに雪の為変更になりましたが、急遽プログラム追加した「芝からダートへの変更」機能を使用して出馬表を作成しました。
芝からダートに変更になった結果、買い目印◎がコスモラブアゲイン(単勝オッズ:4.3倍)、○がソロターン(単勝オッズ:6.6倍)、▲がエアコムロー(単勝オッズ:8.0倍),△がトーセンラブ(単勝オッズ:12.2倍)とエムテイコウテン(単勝オッズ:36.1倍)になった次第です。
結果は、1着がトーセンラブで2着がソロターンで3着がコスモラブアゲインと入り、3連複で万馬券でした。
突然の変更で、JRAVANからも変更の出馬データが提供されず、Adinpick3で芝からダートへの変更及び距離の変更を行い、改めて出馬表を作成した次第です。
Adinpick3が保有する独自データの芝ダート変換基準値を有効利用できた次第です。今回新規追加した「芝からダートへの変更」機能は1月初めに公開予定している次期バージョン:2053でユーザー様も利用可能にする予定です。

日曜阪神12Rは、昇級馬で血統適性▲で前走能力が非常に高かった買い目印○のビッグジェム(単勝オッズ:6.6倍)が1着で、過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬で買い目印▲のリーサルウエポン(単勝オッズ:4.0倍)が2着、3着が成長途上の3歳馬で昇級馬で買い目印△のドラゴンアロー(単勝オッズ:4.1倍)が入り、3連単で4万馬券でした。


ところで以前にも書きましたが、成長途上の3歳馬と4歳以上の古馬が混合で走る3歳以上混合レースと、成長途上の4歳馬と5歳以上の古馬が混合で走る4歳以上混合レースで、多くの成長途上の3歳馬や4歳馬が上位入着していますが、過去の能力値があまり高くない3歳馬・4歳馬が意外と多いのに驚かされます。
これはデータ競馬でタイム理論を利用する場合の大きな問題で、過去のタイムをベースにしたタイム理論に成長(タイムの短縮)をどのように反映させるかが大きな課題になります。
過去8年間のデータで成長途上の3・4才馬の混合レースでの分析を行った結果、混合戦での成長途上の3・4歳馬は能力値がかなり低くても上位入着しているという結果になっていました。
具体的に、過去8年間での3歳以上混合レースの3歳馬と古馬及び4歳以上混合レースの4歳馬と古馬の関して、上位3位以内に入着した馬の前走能力値・平均能力値・過去ベスト能力値の順位の構成比に関して分析してみた結果は以下になっていました。
「3歳以上混合レースの場合」
前走能力順位1位 3歳馬=15.0%  古馬=19.8%
前走能力順位2位 3歳馬=13.3%  古馬=16.1%
前走能力順位3位 3歳馬=11.6%  古馬=13.1%
前走能力順位4位 3歳馬=9.9%  古馬=10.8%
前走能力順位5位 3歳馬=8.9%  古馬=8.8%
前走能力順位6位 3歳馬=8.1%  古馬=7.3%
平均能力順位1位 3歳馬=10.8%  古馬=22.7%
平均能力順位2位 3歳馬=9.4%  古馬=17.3%
平均能力順位3位 3歳馬=9.3%  古馬=13.2%
平均能力順位4位 3歳馬=9.1%  古馬=10.5%
平均能力順位5位 3歳馬=8.9%  古馬=8.6%
平均能力順位6位 3歳馬=8.3%  古馬=6.8%
過去ベスト能力順位1位 3歳馬=7.8%  古馬=21.8%
過去ベスト能力順位2位 3歳馬=7.7%  古馬=16.6%
過去ベスト能力順位3位 3歳馬=8.7%  古馬=13.2%
過去ベスト能力順位4位 3歳馬=8.7%  古馬=11.0%
過去ベスト能力順位5位 3歳馬=9.0%  古馬=8.7%
過去ベスト能力順位6位 3歳馬=8.0%  古馬=7.3%
「4歳以上混合レースの場合」
前走能力順位1位 4歳馬=14.6%  古馬=19.8%
前走能力順位2位 4歳馬=13.3%  古馬=16.1%
前走能力順位3位 4歳馬=11.3%  古馬=13.1%
前走能力順位4位 4歳馬=10.1%  古馬=10.8%
前走能力順位5位 4歳馬=8.7%  古馬=8.8%
前走能力順位6位 4歳馬=8.0%  古馬=7.3%
平均能力順位1位 4歳馬=12.0%  古馬=22.7%
平均能力順位2位 4歳馬=10.9%  古馬=17.3%
平均能力順位3位 4歳馬=10.1%  古馬=13.2%
平均能力順位4位 4歳馬=9.2%  古馬=10.5%
平均能力順位5位 4歳馬=8.7%  古馬=8.6%
平均能力順位6位 4歳馬=7.9%  古馬=6.8%
過去ベスト能力順位1位 4歳馬=7.5%  古馬=21.8%
過去ベスト能力順位2位 4歳馬=8.5%  古馬=16.6%
過去ベスト能力順位3位 4歳馬=8.6%  古馬=13.1%
過去ベスト能力順位4位 4歳馬=8.9%  古馬=11.0%
過去ベスト能力順位5位 4歳馬=9.0%  古馬=8.7%
過去ベスト能力順位6位 4歳馬=8.7%  古馬=7.3%
といった状況で、混合レースの場合に、古馬は前走能力値・平均能力値・過去ベスト能力値が高い(順位が上位)馬が上位入着していますが、成長途上の3・4歳馬は過去ベスト値に至っては、ベスト能力が低い馬がかなり上位入着しているという結果で、混合戦における成長途上の3・4歳馬と古馬では全くことなった結果となっていた次第です。
同様に、平均能力値が低い成長途上の3・4歳馬がかなり上位入着していました。
これら分析に基づき、12月度基準値の総合基準値は、成長途上の3.4歳馬と古馬の総合基準値を別々に設定した次第です。

今週土日のレースで、3歳以上の古馬との混合レースで上位入着した3歳馬は以下になっていました。
土曜中山7R:1着ハルクバニアン(単勝オッズ:2.0倍)最終総合順位3位
土曜中山7R:3着エスユープリサイス(単勝オッズ:6.2倍)最終総合順位6位
土曜中山8R:1着ピサノグラフ(単勝オッズ:3.0倍)最終総合順位2位
土曜中山9R:3着ピサノヨシツネ(単勝オッズ:2.9倍)最終総合順位2位
土曜中山11R:2着コスモマーベラス(単勝オッズ:6.7倍)最終総合順位3位
土曜中山11R:3着マイネルレコルト(単勝オッズ:3.5倍)最終総合順位4位
土曜中山12R:1着サンドクリーク(単勝オッズ:74.0倍)最終総合順位5位
土曜中京2R:2着セトモモチャン(単勝オッズ:14.7倍)最終総合順位8位
土曜中京3R:1着リワードジオン(単勝オッズ:19.0倍)最終総合順位7位
土曜中京5R:3着ロイヤルプリーズ(単勝オッズ:9.5倍)最終総合順位5位
土曜中京6R:2着リンガフランカ(単勝オッズ:13.7倍)最終総合順位12位
土曜中京7R:1着タイキミューズ(単勝オッズ:8.6倍)最終総合順位7位
土曜中京8R:3着スプリングボゴタ(単勝オッズ:14.4倍)最終総合順位8位
土曜中京9R:3着アンクルピース(単勝オッズ:4.4倍)最終総合順位5位
土曜中京11R:上位入着3歳馬該当なし
土曜中京12R:1着ロードアンセム(単勝オッズ:1.9倍)最終総合順位2位
土曜中京12R:2着エイシンハッピー(単勝オッズ:6.8倍)最終総合順位4位
土曜中京12R:3着チョウノゾミ(単勝オッズ:7.6倍)最終総合順位3位
土曜阪神7R:1着ウインカーデイナル(単勝オッズ:17.6倍)最終総合順位4位
土曜阪神7R:3着ウオータヘンリー(単勝オッズ:8.0倍)最終総合順位13位
土曜阪神8R:3着アイノグレース(単勝オッズ:13.8倍)最終総合順位2位
土曜阪神10R:1着サンデーサンサン(単勝オッズ:33.8倍)最終総合順位11位
土曜阪神10R:3着アスピリンスノー(単勝オッズ:17.1倍)最終総合順位2位
土曜阪神11R:上位入着3歳馬該当なし
土曜阪神12R:2着リードオフマン(単勝オッズ:3.4倍)最終総合順位1位
日曜中山8R:1着アドマイヤドゴール((単勝オッズ:2.0倍)最終総合順位2位
日曜中山8R:2着イブキペガサス(単勝オッズ:13.0倍)最終総合順位5位
日曜中山9R:上位入着3歳馬該当なし
日曜中山10R:1着コパノフウジン(単勝オッズ:8.6倍)最終総合順位4位
日曜中山10R:2着ナチュラルメイク(単勝オッズ:13.0倍)最終総合順位2位
日曜中山10R:3着メジロハンター(単勝オッズ:20.9倍)最終総合順位12位
日曜中山12R:1着ミヤビキララ(単勝オッズ:6.9倍)最終総合順位7位
日曜中山12R:2着フェステイブナイト(単勝オッズ:31.1倍)最終総合順位11位
日曜中山12R:3着キングエクスプレス(単勝オッズ:20.8倍)最終総合順位5位
日曜中京3R:3着タケカワキュ−レ(単勝オッズ:2.2倍)最終総合順位3位
日曜中京5R:2着ケンコウヘイロー(単勝オッズ:11.9倍)最終総合順位3位
日曜中京6R:1着パープルイーグル(単勝オッズ:7.9倍)最終総合順位1位
日曜中京7R:3着シルクゲイナー(単勝オッズ:4.3倍)最終総合順位9位
日曜中京8R:1着トーセンラブ(単勝オッズ:12.2倍)最終総合順位8位でダート変換後の総合順位は5位
日曜中京8R:2着ソロターン(単勝オッズ:6.6倍)最終総合順位3位でダート変換後の総合順位は2位
日曜中京8R:3着コスモラブアゲイン(単勝オッズ:4.3倍)最終総合順位4位でダート変換後の総合順位は1位
日曜阪神7R:1着クンダリーニ(単勝オッズ:5.2倍)最終総合順位2位
日曜阪神7R:2着カネトシアーネスト(単勝オッズ:9.4倍)最終総合順位5位
日曜阪神8R:3着ビッグファントム(単勝オッズ:51.1倍)最終総合順位5位
日曜阪神9R:1着タガノゲルニカ(単勝オッズ:5.7倍)最終総合順位5位
日曜阪神10R:1着エイシンドーサン(単勝オッズ:17.9倍)最終総合順位3位
日曜阪神11R:上位入着3歳馬該当なし
日曜阪神12R:3着ドラゴンアロー(単勝オッズ:4.1倍)最終総合順位4位

という状況で、3歳以上混合レースが34レース開催されたうち、なんと3歳馬が3位以内に来なかったレースは3レースしかないというのが今週の結果です。
なんと約90%のレースでは、3歳馬が3位以内に来ているということで、成長途上の3歳馬にからは眼を離せないというのが私の感想です。特に、混合レースで1・2・3着が3頭共に3歳馬というレースも3レースありました。3歳以上混合戦では、成長途上の3歳馬を馬券に絡めないと殆どの場合馬券的中できないという事実は非常に重要です。
次月1月度基準値では、成長途上の3・4歳馬に関連した基準値を更に改良予定です。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。
  
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2005年12月11日

科学的競馬投資コメント20051211

今月12月の第2週も引き続き、「上位入着する可能性が高く且つ配当が高い馬」についてお話をさせて頂きます。
先週も述べましたが、私の馬券購入の基本スタンスは、『馬券対象馬を「上位入着する可能性が高い馬」に絞り、配当によって、「馬券購入しない決定」と「購入馬券の種類の決定」をする』という考えです。
「上位入着する可能性が高い馬」が絞れない場合は馬券購入しないのですが、「上位入着する可能性が高い馬」が絞れない場合とは、私の場合は以下の場合を考えます。
・過去の出走回数が少なくデータ数が少ない馬が出走しているレース
・海外馬や地方馬や初出走馬等過去の能力値が算定できない馬が出走しているレース
・ハンデ戦ではしばしばありますが、能力が拮抗していてどの馬が来てもおかしくないレース(Adinpick3の出馬画面で能力値の前走・ベスト・距離ベストの◎○▲の印が80%以上の馬に散らばっている場合)
「上位入着する可能性が高い馬」が絞れても配当が極端に低いと想定される場合は馬券購入しないのですが、極端に配当が低い場合とは、私の場合は以下の場合を考えます。
・8レース以前で3連単がなく、馬連や3連複で買い目上位3点の配当が各1000円以下と想定されるような場合
「上位入着する可能性が高い馬」が絞れ配当もそこそこ期待できる場合の馬券種類の決定は、私の場合は以下の考えで決めています。
・8レース以前で3連単がない場合は、馬連と3連複の2種類を基本とするが、2頭が抜けている場合は2頭軸の3連複のみ購入。
・9レース以降で3連単がある場合は、馬連と3連複を基本とし1着候補が1頭あるいは2頭に絞れる場合は6点から15点位の範囲で3連単を購入する。1着候補が2頭以下に絞れない場合は馬連か3連複馬券に絞り3連単は購入しない。
次に、買い目点数をどの位にするかということも重要です。
私は最近、買い目点数を極力絞る買い方を心がけております。
馬連では、基本は3点ボックスです。この場合も3頭とも人気馬の馬券を購入することはあまりありません、少なくとも1頭は芝ダート変更出走や休養明け等の人気の無い馬を選びます。買い目点数は、3点から6点位です。
3連複は、軸馬の選定によって分けています。1頭の軸馬に絞れた場合は更に2頭のサブ軸馬を設定して、軸馬と2頭のサブ軸馬の3頭ボックスと、軸馬とサブ軸馬の2頭軸にして穴馬に流すことにしています。軸馬が2頭に絞れる場合は2頭軸にしています。
サブ軸馬2頭の内の1頭は人気の無い馬を選んでいます。買い目点数は、4点から7点位です。
3連単ですが、基本は1着候補は1頭か多くても2頭に絞ったフォーメーションです。ボックス買いは3頭ボックス以外はしませんが、ほとんどボックス買いはしません。買い目点数は6点から15点までです。
私は特に3連単の買い方には注意をしています。
3連単で5点ボックス買いなどをしても全くプラスにならないと、最近私は確信している次第です。5点ボックスですと1レースで60点です。
2場開催ですと、土日2日間で3連単購入可能レースは16レースで、960点
3場開催ですと、土日2日間で3連単購入可能レースは24レースで、1440点
もの買い目点数になり、プラスにするには、2場開催で土日2日間で約10万円分、3場開催では土日2日間で約15万円分もの的中を毎週コンスタントに実現する必要があるわけですが、他に人のことはわかりませんが、私の場合はほぼ不可能な馬券的中金額と思っている今日この頃です。私も、時には15万円分の3連単馬券的中はしますが、毎週コンスタントに的中となると実現性は非常に低いのが実情です。

今週土日のレースで、特徴的なレースを挙げてみますと、以下になります。

土曜阪神11Rは、昇級馬で成長途上の3歳馬で買い目印○のマイテイスプリング(単勝オッズ:5.4倍)が1着でした。2着は血統適性▲で対戦適性◎で買い目印◎のミリオンベル(単勝オッズ:1.6倍)で、3着が芝ダート変更出走でしたが芝ダート変換後能力が非常に高かく且つ前走足を余して負けていた買い目印?のサイモンセッズ(単勝オッズ:115.5倍)で、3連複で万馬券、3連単は4万馬券でした。
このレースは芝ダート変更出走のサイモンセッズを狙えるかどうかが決めてだったわけですが、サイモンセッズの芝ダート変換後能力は一番高い能力値ということと過去にダートで高い能力で走っており絶好の狙い馬でした。

土曜阪神12Rは、休養明けでしたが休養明適性プラスで対戦適性▲の買い目印◎のマイネルアルビオン(単勝オッズ:5.3倍)が1着でした。2着は成長途上の3歳馬で買い目印△のボストンゴールド(単勝オッズ:14.1倍)で、3着は買い目無印でしたが芝ダート変更出走で芝ダート変換後能力が非常に高かく且つ前走足を余して負けていたマチカネエテンラク(単勝オッズ:48.1倍)で、3連複で4万馬券、3連単は23万馬券でした。
このレースは芝ダート変更出走のマチカネエテンラクの取捨選択が決めてでしたが、マチカネエテンラクの芝ダート変換後能力は一番高い能力値ということと過去に芝で高い能力で走っておりこの条件で2着になったことがある馬で絶好の狙い馬でした。

私は未勝利戦は、芝ダート変換後能力の高い馬や休養明適性プラスの馬や血統適性が良い馬などが出走していて配当妙味があるとき以外は馬券購入しないのですが、日曜日中山1Rで芝ダート変換後能力が非常に高い馬が1頭いました。
1着は芝ダート変換後能力が非常に高く買い目▲のフレシュブラッド(単勝オッズ:3.5倍)で、2着は血統適性▲で中山競馬場適性が高かった買い目印◎のブルーポラリス(単勝オッズ:19.1倍)で、3着が血統適性○で距離・中山競馬場適性共に高かった買い目印馬のロイヤルフェアリー(単勝オッズ:30.9倍)で、3連複で万馬券でした。
このレースは、芝ダート変換後能力が高い馬と血統適性の良い馬の3頭で決まり配当妙味があったレースでした。



先週も書きましたが、私は、科学的競馬投資ソフトAdinpick3のユーザー様が、皆Adinpick3が指示した同じ様な買い目で競馬投資をされることを望んでおりません。ユーザー様独自のAdinpick3を利用した競馬投資スタイルを確立されることを期待しております。
実は、Adinpick3はユーザー様の独自な競馬スタイルを確立できるようなソフトとして開発しております。
Adinpick3は、単に競馬投資ソフトの印や予想家の印を信じて馬券購入するのでなく、自分自身で買い目を決定することを主眼にしたソフトにしております。
Adinpick3はレース後に、なぜ上位に来たのかを判断できる各種データとして、血統適性・休養明適性・対戦適性等の各種独自データや前走能力・平均能力・ベスト能力・距離ベスト能力等の要因データがユーザー自身が確認できるようにしております。
例えば、今回1着に来た馬は血統適性が◎で平均能力◎でベスト能力◎で、2着に来た馬は休養明けだったが休養明適性プラスで、3着馬は芝ダート変更出走だったが芝ダート変換後能力が◎でベスト能力が◎だった、といった事がユーザー自身が分かるようなソフトにしております。
例えば、Adinpick3は、買い目印が◎なのは、血統適性が◎で平均能力◎でベスト能力◎といった上位入着要因がユーザー自身で理解できるソフトにしております。
単に、買い目印が◎というだけで、なぜ買い目印が◎なのかという理由をユーザーが理解できなければ、ユーザー自身の独自競馬投資スタイルは確立できないというのが私の考え方です。
独自競馬投資スタイルの確立に必要なのは、買い目印ではなく、その要因です。
血統適性・休養明適性・対戦適性等の各種独自データや前走能力・平均能力・ベスト能力・距離平均能力等の要因データがユーザー自身が確認できるることが重要です。
ADINPICK3は、過去の出馬表作成機能で過去の上位入着馬の要因を確認することも可能ですし、更に独自データの影響度を変更して独自データをどのように設定したらどのような買い目印になるかを確認する機能もあります。
本ブログでは、ユーザー様が独自の競馬投資スタイルを確立するのに必要な情報を提供させていただく事を主眼として、できるだけ具体的データや具体例を用いて説明させて頂いております。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。

  
Posted by morishita1 at 16:36TrackBack(0)

2005年12月04日

科学的競馬投資コメント20051204

早いもので、今年も師走競馬になってしまいました。
前にも書きましたが、私くし競馬歴35年位になりますが、昔に比べて、最近の競馬は的中が難しくなってきているような気がしています。
2005年11月末時点での過去9年間での、1レース当り出走頭数及び単勝と馬連の平均配当金額は以下になっています。
1997年で、レース当り12.81頭出走で単勝で約918円、馬連で約4758円、
1998年で、レース当り12.96頭出走で単勝で約952円、馬連で約4882円、
1999年で、レース当り13.05頭出走で単勝で約971円、馬連で約4878円、
2000年で、レース当り13.34頭出走で単勝で約947円、馬連で約4981円、
2001年で、レース当り13.81頭出走で単勝で約988円、馬連で約5220円、
2002年で、レース当り14.23頭出走で単勝で約1038円、馬連で約5410円、
2003年で、レース当り14.28頭出走で単勝で約1050円、馬連で約5562円、
2004年で、レース当り13.84頭出走で単勝で約950円、馬連で約5502円、
2005年で、レース当り13.90頭出走で単勝で約999円、馬連で約5486円
となってきており、ここ9年間で、約10%ほど配当が高くなってきているようです。
主原因は出走馬の増加と思われますが、その他、競馬場の改築、調教技術の変化等色々考えられますが、馬券的中がだんだん難しくなって来ていることは間違いないような気がしている次第です。
又、もっと驚くことは、昔に比べて世の中の競馬理論も進歩していると思っていましたが、配当金額から推察すると全く進歩していないのでは、というのが実感です。
的中率や回収率の優れたが新しい競馬理論等が競馬本やWEB等で多くみられ、新しい画期的な競馬理論が世の中に次々と登場しているはずなのに、この9年間の平均配当金額を考えると、的中率や回収率は一向に向上していないのではないかと感じるのは私だけでしょうか?
近年競馬の売り上げは減少が続いているとの事ですが、世の中はエレクトロニクスやIT等大きな進歩が見られるのに、競馬の世界では相変わらず競馬理論での的中率や回収率の進歩がないことが競馬ファンが離れていっている一因と私は感じております。
幾らデイープインパクト等の人気馬がでてきても競馬ファンは戻ってこないような気がしてなりません。
競馬関係の雑誌やWEBでは、100万馬券的中とか10万馬券とかの記事等が眼を引く昨今ですが、偶然に的中したとかたまにしか的中しないような馬券を購入しても年間収支がプラスにならないことは競馬ファンは既に気が付いているような気がしてなりません。
私のユーザー様からもよく指摘されますが、競馬ファンが求めているのは、偶然とか時たま的中する10万馬券や100万馬券などではなく、「万馬券を毎週コンスタントに少ない買い目点数で的中する」ことだと思っております。

先が見えない世の中で、年金の将来も不透明な今後の時代に、お金を投資してもプラスになる可能性が見えないようでは、競馬をされる方はこれからもさらに減っていくような気がしてなりません。
何で、株式投資は「投資」で、競馬は「ギャンブル」と呼ばれているのでしょうか?
投資金額も競馬の投資金額は年間約3兆円ということで、株式投資の金額の足元にも及びません。恐らく、株式投資の方が投資した金額がプラスになる可能性が競馬に比べて高いと思われているからと思います。

私は、競馬が「投資」と呼ばれるようにしたいと思って科学的競馬投資ソフトAdinpick3を開発しております。馬券的中がだんだん難しくなって来ている近代競馬においては、科学的に上位入着馬を探し出すことこそが競馬投資をプラスにできる唯一の道と考えており、過去の膨大なデータの分析・シミュレーション結果に基づき、「上位入着する可能性が高く且つ配当が高い馬」を科学的に見つけ出すことが最重要と考えて科学的競馬投資ソフトAdinpick3を開発しております。
Adinpick3では、「上位入着する可能性が高く且つ配当が高い馬」を見つけ出す鍵は「基準値」から算定しているAdinpick3の独自データが握っております。
12月度基準値及び最新バージョン1052のAdinpick3に基づき、過去8年間のデータを分析した結果、上位1・2・3位に入着する確率が40%以上の独自データについて単勝の平均配当金額を分析した結果は以下になっております。
1、血統適性◎馬:67.3%で553円
2、過去3走3位以内3回馬:55.6%で290円
3、血統適性○馬:52.3%で677円
4、芝ダート変換後能力が高く且つベスト能力も高い馬:51.2%で579円
5、過去5走ランクA馬:48.8%で363円
6、過去3走3位以内2回馬:45.2%で418円
7、対戦適性◎馬:42.8%で399円
8、対戦適性○馬:41.7%で435円
9、過去5走ランクB馬:41.5%で494円
10、対戦適性▲馬:40.8%で481円
11、前走・過去ベスト能力が高い余力馬:40.0%で598円

さてここからが競馬投資における最も重要な話になりますが、「上位入着する可能性が高く且つ配当が高い馬」と言うことですが、「上位入着する可能性が高い馬」と「配当が高い馬」のどちらが重要かというと、当然のことですが、上位入着しなければ馬券にならないのですから何はともあれ「上位入着する可能性が高い馬」を探すことが最重要です。そして次に、それら馬の中から「配当が高い馬」はどれかを見つけるという順序になります。
念の為に申し上げておきますが、いくら「配当が高い馬」を見つけても上位入着する可能性が低い馬では的中馬券になりません。
私の馬券購入の基本スタンスは、『馬券対象馬を「上位入着する可能性が高い馬」に絞り、
配当によって、「馬券購入しない決定」と「購入馬券の種類の決定」をする』という考えです。
具体的には、
1、「上位入着する可能性が高い馬」が絞れない場合は、馬券購入しない。
2、「上位入着する可能性が高い馬」が絞れても配当が極端に低いと想定される場合は、馬券購入しない。
3、「上位入着する可能性が高い馬」が絞れ配当もそこそこ期待できる場合は、期待配当に応じて、馬連・3連複・3連単のどの馬券を買うかを決める。例えば、馬連・3連複での期待配当が数百円から千円台の場合は、買い目を絞って3連単のみ購入する。
馬券的中がだんだん難しくなって来ている近代競馬においては、どの馬券種類を購入するかという意思決定以上に、馬券を買わないという意思決定は非常に重要です。

さて開幕週は、いつも同じ話で恐縮ですが、「開幕週は馬がデータ通りに走らない」ということで、私は開幕週はあまり馬券を購入しないようにしている次第です。特に、開幕週の土曜日はデータ通りに走らないという格言が出来つつあります。
今週土日のレースでも、この格言を確認できた次第です。

土曜阪神12Rは、成長途上の3歳馬で前3走3位以内馬かつ過去5走入着ランク馬で前走能力が非常に高かった買い目印◎のマイテイシルバー(単勝オッズ:3.2倍)が1着でした。2着には血統適性○で距離適性・阪神競馬場適性ともに高かった買い目印△のバリーバーン(単勝オッズ:223.7倍)が入り、馬連で2万馬券でした。
このレースですが、実はバリーバーンは最低人気でした。バリーバーンは血統適性が距離・阪神競馬場適性共に非常に高く穴馬としては最適の馬でした。

日曜阪神12Rは、成長途上の3歳馬の昇級馬で買い目印○のオースミグラスワン(単勝オッズ:1.9倍)が1着でした。2着は血統適性▲で阪神競馬場適性が高く買い目印◎のタガノデンジャラス(単勝オッズ:5.7倍)で、3着が休養明け2戦目で買い目印▲のシルクチャンピオン(単勝オッズ:32.0倍)で、3連単は万馬券でした。
このレース3着だったシルクチャンピオンですがあまりの人気のなさにびっくりしています。過去の戦歴画面で確認すればわかりますが、過去に上位条件で4着と5着の成績で、ベスト能力は一番高い馬でした。


ところで、私は、科学的競馬投資ソフトAdinpick3のユーザー様が、皆Adinpick3が指示した同じ様な買い目で競馬投資をされることを望んでおりません。
ユーザーさま独自のAdinpick3を利用した競馬投資スタイルを確立されることを期待しております。
Adinpick3はデータに基づくいわゆる「データ競馬」ソフトですが、データ競馬に慣れておられないユーザー様は、なかなか自分自身の競馬投資スタイルを確立するのが難しいというメールを時々ユーザー様から頂きます。
実は、Adinpick3は、過去に遡って過去の出馬表を作成する機能があります。
過去に遡って、ある意味ではユーザー様がシミュレーションすることも可能です。
私は、自分自身で独自の競馬投資スタイルを確立したいと思っておられるユーザー様には、この過去の出馬表で簡易シミュレーションをして、上位入着馬の勝利要因を研究されることをお勧めしております。上位入着はどんな独自データの印が付いた馬が多いのかとか、能力値は、前走能力なのか、平均能力なのかベスト能力なのか等、各種研究ができるようにAdinpick3はなっておりますし、独自データも影響度を簡単に変更してシミュレーションもできるようになっております。又、本ブログでも上位1・2・3位に入着する確率が40%以上の独自データ等に関しても公開させて頂いておりますので参考にして頂ければ幸いです。
よく、レース回顧等で、「展開が恵まれた」・「展開が全く合わなかった」とか「騎手がうまく乗った」とかのコメントをされる方がおられますが、私は、レース前にそのようなレース展開になることは予想できないし、どの騎手がうまく乗れるかも分からないということを、前提に買い目を決めております。
私も毎週、今後の競馬投資に役立つことを見つける為にレース回顧は必ず実行しておりますが、事前に予想できないことを回顧するのではなく、私の場合は、事前に分かっている事実、具体的には独自データ等の印といったようなことに関して回顧することにしております。レース前に予想できない「展開が恵まれた」とか「騎手がうまく乗った」といたような回顧を幾らしても、今後の参考にはならないし進歩も無いというのが私の考え方です。
事前に分かっていることに対して結果がどうだったかを回顧して、今後に役立たせるという観点で、次月基準値やソフトのバージョンアップに反映させるようにしている次第です。
ユーザー様も同じで、買い目印(◎や○・▲)に対して回顧しても今後に役立つ情報は何も得られないはずです。事前に分かることを、Adinpick3でいえば、血統適性・対戦適性等の独自データの印や前走能力・平均能力・ベスト能力等について回顧研究されることが重要と思っております。

12月1日に最新バージョン2052のAdinpick3を公開しており、12月度基準値も提供開始致しました。特に、12月度基準値は、成長途上の3・4歳馬の成長度合いを加味した総合基準値に大幅改定しており、従来の基準値と比べて成長途上の3・4歳馬の能力がより的確に算定されるようになっております。
又、最新バージョン2052のAdinpick3と12月度基準値での独自データの影響度設定は、過去のシミュレーションに基づき標準設定が回収率が一番良くなるように一応再設定しておりますが、過去のシミュレーションでは、「影響度80%の小」の設定から「影響度120%の大」までの間で影響度を設定するのが良好な結果になっておりましたので参考にして頂ければ幸いです。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。

  
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