2009年01月25日

科学的競馬投資コメント20090125

先週のブログで、馬券の買い方の研究の第一歩として、現在テスト運用中のAdinhunter2に「レース印毎的中率分析」機能を追加して色々と分析を開始している話をさせて頂きました。
過去1年間のデータを「レース印毎的中率分析」機能で分析した結果では、テスト運用中のAdinhunter2の各印毎の3位以内に来るレースの割合は以下になっていました。
印◎の馬は全出走馬の7%で、3位以内に来る割合は65%
印○の馬は全出走馬の7%で、3位以内に来る割合は49%
印▲の馬は全出走馬の7%で、3位以内に来る割合は35%
印△の馬は全出走馬の14%で、3位以内に来る割合は45%
印?の馬は全出走馬の17%で、3位以内に来る割合は40%
無印の馬は全出走馬の49%で、3位以内に来る割合は40%
全出走馬の約半分が無印の馬ですが、無印の馬が3位以内にくるレースがかなり多いということで、やはり過去のデータのみから予想している競馬ソフトの限界を再認識している次第です。
無印の馬が3位以内に来る割合が40%ということは、3連複の2頭軸の馬券を購入する場合は、総流し馬券が正解かもしれないと思い始めている次第です。

更に詳細分析をしてみました。
印◎の馬で3位以内上位入着率が高いのは、複勝軸馬候補と季節注目馬でした。
そして、興味深いのは、無印の馬で3位以内上位入着率が高いのは、特に馬場脚質適性注目馬が高く、血統適性良馬と販路調教注目馬も高いという詳細分析結果で、能力値では前走能力が高い馬には要注意という感じでした。
また、印?の馬では血統適性良馬が要注意馬という結果でした。
そんなことで、当面私は、3連複の2頭軸の馬券を購入する場合は、私の性格から総流しではなく、無印でも血統適性が良い馬と馬場適性が良い馬は必ず馬券対象にしてみるつもりです。

ここからが重要になりますが、Adinpick4やAdinhunterの買い目印が無印の馬の中で件数的に一番多い馬はどんな馬かを過去1年間のデータで詳細分析しております。
一番多いのは芝ダ変更出走馬でずば抜けて高い件数でした。
実は芝ダ変更出走馬は全出走馬に占める割合はかなり高く全出走馬の19%近い数字になっており、芝ダー変更出走馬の取捨選択が非常に重要になっていました。
実は、上位3位以内に来た芝ダー変更出走馬の中で無印だった割合は42%と異常に高い割合で、芝ダート変更出走馬で何らかの印がついていた割合は58%に過ぎなかったという分析結果でした。
無印馬の中で上位3位以内に来る可能性がずば抜けて高い馬は「芝ダート変更出走馬」で、私の今年度の最重要研究課題と位置づけております。

同じ様な馬に休養明馬がいますが、この休養明け馬の全出走馬に占める割合も高く全出走馬の13%近い数字になっておりますが、但し、芝ダ変更出走馬とは大きく異なり、上位3位以内に来た休養明け馬の中で無印だった割合は14%とそれほど高くなく、86%の休養明け馬は何らかの印がついていたということでした。
意外でしたが無印馬で3位以内に来る割合が高かったのが坂路調教注目マーク馬で、上位3位以内に来た坂路調教注目マーク馬の中で無印だった割合は12%でした。
それと、先行能力が高い馬と追い込み能力が高い馬と血統適性が良い馬も無印馬で3位以内に来る割合が高かった馬で、その中でも先行能力が高い馬が特に多かったという分析結果でした。
無印馬で3位以内に来る件数がダントツに多かったのが芝ダ変更出走馬で、2番目が先行能力が高い馬で、3番目が休養明け馬でしたが、芝ダート変更出走馬の件数は先行能力が高い馬の実に3倍強という抜けた件数になっていました。

実は私が科学的に競馬を研究しはじめた最初のテーマが芝ダート変更出走馬と休養明馬でして、当時殆ど解明されていなかった芝ダート変更出走馬と休養明馬を研究したのがそもそもの科学的競馬研究のはじめでして、現在では休養明け馬については上位入着の可能性の高い馬をある程度ピックアップできるようになってきつつありますが、芝ダート変更出走馬に関しては一部の芝ダート変更注目マーク馬以外は、なかなか適切な判定方法が見つかっていないのが現状です。
現在の芝ダート変更注目マーク馬は、3位以内上位入着率は約50%位ですが、残念ながら芝ダート変更注目マーク馬は非常に少なく全芝ダート変更出走馬の1%強しかいないので、芝ダート変更注目マーク馬を増やす方向で検討を開始しております。
現在の判定の基準値は、芝ダート変更出走馬と休養明馬共に、「適性増減値」と「父系母系の血統適性」と「調教師適性」の3面から判断する基準値ですが、芝ダート変更出走馬に関しては今回の分析結果を踏まえて、新たな判定用の基準値を追加・改良する必要があると感じており、既に新しい基準値をテスト開始しております。

現在、芝ダ変更出走馬と休養明馬に関して各種分析を行っていますが、非常に興味深い分析結果になっており、芝ダ変更出走馬と休養明馬では3位以内の上位に来た馬の要因が全く違っていますし、上位に来た馬の買い目印も全く違っていました。
典型的なのは買い目印で、休養明馬で3位以内の上位に来た馬で一番多いのが買い目印◎で2番目に多かったのが買い目印○でしたが、芝ダ変更出走馬では3位以内の上位に来た馬で一番多いのが買い目印が無印馬で2番目に多かったのが買い目印?という分析結果でした。
まだ分析をはじめたばかりですが、芝ダ変更出走馬の上位入着に大きく影響する予想要因は、
・芝ダ変換後の前走能力
・血統適性
・先行能力
・追込能力
の4つが特に大きく影響している感じでした。
芝ダ変更出走馬と休養明馬の今後の対応としては、要因が複雑に絡み合っているようで、複数要因を絡めた「芝ダ休養基準値」をテスト的に新規追加して現在テスト運用をしております。
今週の例では、テスト運用中の「芝ダ休養基準値」で芝ダ変更出走注目マーク馬に抽出された馬は500万条件以上のレースでは、
土曜日中山8Rのソシアルグレイシー
土曜日中山10Rのザデイ
土曜日京都7Rのトシセント
日曜日中京9Rのセンザイイチグウ
日曜日京都7Rのサラバンド
日曜日京都10Rのグレイトフルタイム
の6頭で、今週の6頭の芝ダ変更出走注目マーク馬で3位以内に来なかった馬はグレイトフルタイムただ1頭と、テスト開始早々の今週は意外にもそこそこの成績でした。
現在テスト運用中の「芝ダ休養基準値」は当面1−2ケ月ほど信頼度確認目的にテスト運用を継続する予定でおります。

今年の私の馬券購入方針は「買い目点数を増やす方向の馬券購入」を指向するのですが、買い目点数を増やすに当たっては、昨年後半から実践している「獲物を倣うハンター方式」の更なるブラシアップを図る予定っでおります。
今までも、私の馬券購入は、土曜日は殆ど馬券購入せずに、馬場状態や活躍期待馬が把握できている日曜日の今半レースに限定しておりますが、今年は更に馬券購入レースを絞り込むつもりでおります。
今年のハンター方式の基本方針としては、
「軸馬が決められるレースに絞って、軸馬を中心に幅広く流す馬券」
といった感じで、日曜日の後半のレースで、複勝軸馬候補がいるレースに絞って馬券購入をするように心がけております。

ところで、以前もブログに書きましたが、実売価格5万円前後のウルトラモバイルPC(ネットブック)といった非力CPUのATOMを搭載したパソコンの販売が好調のようで、私のユーザー様にも使用されておられるユーザー様が日々増えてきているようです。
蓄積型のソフトの科学的競馬投資ソフト:ADINPICK4では50万件以上の膨大な過去のデータ処理をしますので、非力なCPU搭載のウルトラモバイルPC(ネットブック)では使用できませんが、非蓄積型ソフトのAdinhunterは何とか動作可能ですが、問題は画面サイズで殆どのウルトラモバイルPCの画面サイズは1024*600ですので、Adinhunterの次期バージョンでは1024*600に対応できるようにする予定でおります。ウルトラモバイルPCは殆どのユーザー様は2台目パソコンとして使用されておられるようですので、Adinpick4で作成した出馬データをAdinhunterに取り込める機能も追加予定でおります。


そして今年は、出走馬の半分を占める買い目印が無印馬に関しても研究を開始して、無印馬の中から買い目対象にする馬はどのような馬にすべきかについての分析を積極的に行う予定でおります。

  

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2009年01月18日

科学的競馬投資コメント20090118

先週のブログで、「今年は3連複の流す相手馬を増やすように方針変更を考えております。」と言う話をさせて頂きましたが、今年は馬券の買い方の研究を集中的にしてみたいと思っております。
早速馬券の買い方の研究のスタートとして、現在テスト運用中のAdinhunter2に「レース印毎的中率分析機能」を追加して色々と分析を開始し始めております。
競馬の研究に当たっては、連対率とか入着率とか的中率とか回収率といったような色々な比率を示す数値の再確認からスタートしております。
騎手の連対率というのがありますが、有名騎手は強い馬に騎乗させてもらえるチャンスが多いのですが、なかなか強い馬に騎乗させてもらえない騎手も多くおり、単純に連対率で騎手の評価も出来ないのが実情です。
的中率が高くても低い配当の馬券しか的中していなければマイナス収支の場合もあり、実際の収支を反映する回収率の方が評価基準としては適切と思ったりもしております。

一般的に、競馬ソフトはそれぞれ特徴があり、本命向きのソフトもあれば穴馬向きのソフトもありそれぞれのソフトの特徴を理解して利用することが非常に重要と私は思っており、
特に、過去のデータをベースに予想する競馬ソフトはその欠点と長所をよく理解して使用することが重要と思っております。
例えば、使用している競馬ソフトの予想印◎の馬が馬券に絡んでくる割合はどの位なのか、予想印がつかない無印馬が馬券に絡んでくる割合はどの位なのかを知ることはそのソフトの特徴を理解することになると思います。
さて、上位入着率とか的中率といった比率を見る場合には、分母を十分に考慮して判断することが重要です。
私のソフトのAdinhunterやAdinpick4には上位入着率を算定する機能があります。先週の例では、買い目印◎の3位以内上位入着率は大体50%以上でしたが、無印馬の3位以内上位入着率は10%以下でしたが、実は買い目印◎の馬と無印馬では分母が全く違います。
買い目印◎の馬は全出走馬の7%位しかいませんが、無印馬は出走馬の約半分もいますので、出走馬の半分を占める無印馬が3位以内に来る上位入着率が低い数字になるのは当然です。
Adinpick4の「予想2要因指定馬表示機能」やAdinhunterの「今週方約馬分析機能」では、上位入着率と同時に件数も表示されますので、上位入着率及び件数の両方の数字に注目する必要があります。先週の例ですと、上位入着率は複勝軸馬候補が一番高かったのですが、件数ではワイド相手馬候補がスバ抜けて多い件数でした。理由は簡単でワイド相手馬候補は1レースあたり3頭もいるので件数が多いのは当然の結果で、そして件数で2番目に多かったのは今週馬場適性注目馬でした。
1レースに1頭しかいない印◎馬の入着率と、1レースに半分以上いる無印馬の入着率を単純比較は出来ないということで、無印馬の入着率が低いから、購入馬券から無印馬をはずしても良いと判断したとすると大きな判断ミスになってしまいます。私の場合は予想印が無印でも馬券対象にすることはよくあります。
そんな背景があり、例えば無印馬が馬券に絡んでくる割合はどの位なのかを確認する意味も含めて、今回は上位入着率と的中率に関して各種分析を行ってみました。
分析結果からは、特に3連複や3連単馬券では無印馬を馬券対象にする必要がある感じでした。
該当馬の上位入着率ではなくレースの的中率という発想で、無印馬が3着以内に来ているレースは全レースのどの位あるのかを分析した結果は、予想した通りの結果で、約40%のレースで無印馬が3位以内に来ていました。
同様に、無印馬が2着以内に来ているレースは全レースの約25%で、1着に来ているレースは全レースの約10%という分析結果でした。

世の中の競馬ソフトはそれぞれ特徴及び欠点・長所がありますので、その特徴を十分に理解して競馬ソフトを利用することが重要と思っております。
印◎馬や○・▲馬は1レースに1頭しかいませんので、レース的中率は該当馬上位入着率と同じような割合になりますが、印△や?印馬や無印馬は1レースに複数頭いますので上位入着率の判断には注意が必要です。
Adinpick4及びAdinhunterを使用する場合は、今回の分析結果からは、予想印無印馬も馬券対象として検討することが非常に重要と認識した次第で、馬券を絞り込まずに、無印馬も含めてある程度幅広く流す必要があるという感じで、基本的な馬券購入方針としては、獲物を狙うハンター方式としては、
「軸馬を決めて幅広く流す馬券」
が適しているという分析結果になった次第です。


又、今年2009年度は、サポート対応がますます難しくなってきている環境設定が異なる各個人パソコンにインスツールすソフトではない、新しい発想の科学的競馬投資の研究を積極的に進めていく予定でおります。
今年2009年度は、ソフトのバージョンアップは極力しない方向で、科学的発想で基準値改良を重点的に行っていきますので今年も科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。
  
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2009年01月11日

科学的競馬投資コメント20090111

先週のブログで、非蓄積型のAdinhunterと蓄積タイプの私専用の特別版Adinpick4との3位以内上位入着率の比較をしてみましたが、今週も同様に軸馬候補で且つ印◎の馬の3位以内上位入着率を調べてみました。

先週日月の1月4日と5日の2日間の軸馬候補で且つ印◎の馬の3位以内上位入着率は以下になっていました。
非蓄積型のAdinhunterの印◎の軸馬の3位以内上位入着率は78%
蓄積型のAdinpick4の印◎の軸馬の3位以内上位入着率は93%
同様に今週土日の1月10日と11日の2日間の軸馬候補で且つ印◎の馬の3位以内上位入着率は以下になっていました。
非蓄積型のAdinhunterの印◎の軸馬の3位以内上位入着率は62%
蓄積型のAdinpick4の印◎の軸馬の3位以内上位入着率は48%

先週は、私専用の特別版Adinpick4での印◎の軸馬の3位以内上位入着率が90%超と異常に高かったのですが、今週は約50%という数値に落ち着きました。
今までの私の経験では、上位入着率は毎週・毎週かなり変化していましたのでこのくらいの変化は普通と考えており、そして、実際の競馬では3位以内上位入着率よりも配当の方が重要な場合が多く、1レースだけでも高額配当が的中すれば大幅黒字になるのが競馬ですので、私の場合は上位入着率はどのような馬が活躍しているのかを確認する目的で利用する場合が多くなっております。
実は私専用の特別版Adinpick4で今週一番3位以内上位入着率が高かった馬は展開適性注目マーク馬で、複勝軸馬候補で且つ展開適性注目マーク馬の3位以内上位入着率は88%で、同様に印◎で且つ展開適性注目マーク馬の3位以内上位入着率は89%という高い数値になっていました。但し、殆どが未勝利戦でしたが。。。。。

又、普通に考えますと、3位以内上位入着率が高い馬を軸馬にして馬券購入すると殆ど的中するような錯覚に陥ってしまうのですが、実際の競馬で馬連や3連複馬券のように上位2頭や3頭を的中させる馬券を購入するとなると、的中は非常に難しいのが実情で、「軸馬は来たが相手馬が来なかった」ことが多いのが競馬の難しさと思っております。
近代競馬では、軸馬を決めたらある程度幅広く流す方が結果が良い場合が多いようで、私の場合ですが、軸馬を決めて更に相手馬をあまり絞り込むと「軸馬は来たが相手馬が来なかった」という結果になってしまうことが多いようでした。
最近の私の主力馬券はワイドと3連複の2種類の馬券にしておりますが、特に3連複の2頭軸で3−5点ほど流す馬券が多いのですが、絞った結果馬券対象にしなかった馬が来ることがありそれも人気のない馬が多く、今年は3連複の流す相手馬を増やすように方針変更を考えております。「逃がした魚は大きい」ということで、絞った結果取れなかった馬券は殆どが万馬券の場合が多いようでした。


ところで、今週から中京競馬が開催されております。
過去は1月のローカル競馬は小倉競馬でしたが今年は中京競馬になっており、過去に1月の開催がなかった中京競馬の季節注目マーク馬は過去のこの季節(1月)の中京競馬のデータがないために1頭もおらず、季節指数注目マーク馬と関係が深い軸馬候補も中京開催では非常に少なくなっております。
過去と異なる変則的な開催になると過去のデータをベースにした予想ソフトはなかなか威力を発揮できないのが宿命で、今年1月の中京開催は自分自身での判断が重要となるようです。
私の場合は、急遽プログラムを修正して季節注目マーク馬を1月ではなく前月の12月として抽出できるようにして出馬表を作成できるようにして特別対応しました。12月度と1月度では異なりますが近似的に季節注目マーク馬を抽出してみた次第です。
変則開催に対する今後の対応としては、問題発生の可能性が高くなるソフトのバージョンアップはしないという今年の方針に基づき、基準値の改良で対応予定で、次月2月度基準値以降は、該当月のデータがない場合もその前後の月のデータで季節注目マーク馬を抽出可能な季節指数基準値に改良する予定でおります。
私の場合ですが、Adinpick4・Adinhunter共に私が最も重視している予想要因は「複勝軸馬候補」ですので、この複勝軸馬候補に大きく影響する季節注目マーク馬は出来るだけ抽出できるようにしたいと考えております。

現在、テスト販売ということでフリーソフトにしておりますAdinhunterの上位機能版のAdinhunter2のテスト運用を限定ユーザーと開始しております。
テスト運用中のAdinhunter2は、非蓄積型のAdinhunterに対して蓄積型ソフトで対戦適性・対戦適性2等の算定機能を含め大幅に機能強化しており画面も1024*600サイズにも対応可能としており、さらにAdinpick4にない機能も既に3機能ほど追加してテスト運用をしております。
2009年度は、問題発生の可能性が高い複雑ソフトのAdinpick3及びAdinpick4からの脱却を図り、簡単ソフトのAdinhuter(将来的には現在テスト運用中のadinhunter2)を中心にした競馬研究をさせて頂く予定でおります。
競馬は複雑ではないと思いますが簡単ではありませんので、簡単ソフトで対応できるかは私も判断に迷うところですが、Adinhuter及び現在テスト運用中のadinhunter2は科学的発想が可能なソフトと位置づけて、2009年度は更なる進化を図れるようにしていきたいと思っている次第です。
  
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2009年01月05日

科学的競馬投資コメント20090105

2009年1月度基準値を公開させて頂きました。
今回の基準値は従来の基準値と基準値更新の方式を違えております。
従来の基準値は改定する毎に基準値を使用するソフトをバージョンアップしてきましたが今回の基準値から使用ソフトを極力バージョンアップしないで済む方式に改定しております。サポート対応の観点からバージョンアップは問題発生の可能性が高くなりますので、極力ソフトのバージョンアップを避ける方式に変更しております(ソフトは3ケ前から対応済みでしたが、基準値は今月から対応)。
今後ますますパソコン環境が異なる個人パソコンにインスツールする方式のソフトのサポートは難しくなると想定しておりますが、出来るだけ問題発生を少なくしてソフト使用ユーザー様にご迷惑がかからないように、2009年度は極力ソフトのバージョンアップをしないで基準値改良で対応する方針でおります。

昨年11月末に非蓄積型のAdinhunterをリリースさせ頂きましたが、非蓄積型のAdinhunterは過去のデータを保有していないために対戦適性や対戦適性2という重要な予想要因が予想に反映しておりませんので、蓄積タイプのAdinpick4及び現在テスト運用中のAdinhiunter2との比較をしてみました。
実は、対戦適性や対戦適性2という予想要因は他の予想要因にも影響しており、季節注目マーク馬や複勝軸馬候補の算定にも対戦適性を使用していますので、非蓄積型は蓄積型に比べてかなり予想精度が劣るのですが、どのくらいの差があるのかを確認するために、買い目印◎と複勝軸馬候補の3位以内上位入着率を先週土日の結果から比較してみました。
先週土日の12月27日と28日2日間の3位以内上位入着率は以下になっていました。
非蓄積型のAdinhunterの印◎の3位以内上位入着率は47%
蓄積型のAdinhunter2の印◎の3位以内上位入着率は52%
蓄積型のAdinpick4の印◎の3位以内上位入着率は52%
非蓄積型のAdinhunterの3位以内複勝軸馬候補は6頭で上位入着率は86%
蓄積型のAdinhunter2の3位以内複勝軸馬候補は21頭で上位入着率は68%
蓄積型のAdinpick4の3位以内複勝軸馬候補は21頭で上位入着率は68%
Adinhunterの3位以内複勝軸馬候補の3位以内上位入着率が86%と非常に高いのですが、実は頭数は6頭と少なく単勝オッズは1.3倍から最高3.8倍で平均2.7倍でしたが、一方Adinpick4の3位以内複勝軸馬候補は21頭もおり単勝オッズは1.5倍から最高15.1倍で平均4.3倍でした。

同様に、今週の1月4日・5日2日間の3位以内上位入着率は以下になっていました。
非蓄積型のAdinhunterの印◎の3位以内上位入着率は59%
蓄積型のAdinhunter2の印◎の3位以内上位入着率は66%
蓄積型のAdinpick4の印◎の3位以内上位入着率は63%
非蓄積型のAdinhunterの3位以内複勝軸馬候補は7頭で上位入着率は78%
蓄積型のAdinhunter2の3位以内複勝軸馬候補は15頭で上位入着率は79%
蓄積型のAdinpick4の3位以内複勝軸馬候補は16頭で上位入着率は80%
という状況で、非蓄積型と蓄積型ではかなり予想印が違っていましたが、先週・今週のわずか2週間の結果ですが、やはり対戦適性・対戦適性2の算定ができる蓄積型の方が安定して上位入着率が高い感じでした。

ところで、今週は、CPUにATOMを使用したウルトラモバイルを使用されている3人のユーザー様からメールを頂きました。
ウルトラモバイルPCを使用されておられる方はかなり多いようで、価格面と携帯性からウルトラモバイルを購入されておられるようです。
私が使用しているASUSのEee−PCというウルトラモバイルでは、付属ソフトの「EeePC tray Utility」を利用して簡単に画面サイズを以下3つに切り替えられるようになっております。
800*600
1024*600
1024*768
科学的競馬ソフトの画面は1024*768ですので、1024*600の画面では当然ですが、下の方がきれてしまいます。
私のEee-pcでは、1024*768の画面に切り替えてスクロールすれば一番下まで見ることができますが、今回メールのやりとりでわかったことですが、ウルトラモバイル全てが、1024*600と1024*768
の画面切り替えができるわけではなく、1024*600の解像度でしか使用できないウルトラモバイルPCもあることがわかりました。
私は、たまたまASUSのEee−PCを購入したのですが、当然他のウルトラモバイルも画面1028*768に切り替えられると思っておりましたが、1024*768の解像度に対応していないということでいたら、かなり使用ソフトに制限がでると思います。

現在、ASUSのEeepcを私の母親用に購入して色々とテストしております。
私の母は実は87歳ですがメールやインターネットを使用しており、今でも全くぼけておらず、パソコンを利用しているのが頭の体操になっているようです。
母のパソコンを買い換えた理由は、住居が違うので、Skypeを使用してTV電話ができるようにするのが目的で、WEBカメラで相手を画面に写しながらTV会話ができるWEBカメラ付のパソコンを購入した次第です。
多分、私の母は、私とTV電話ができるパソコンよりも、天国の父とTV電話ができるパソコンを欲しかったに違いないと思うのですが、今現在そのようなパソコンは残念ながら存在していないようです。

EeePCでのテスト結果では、やはりCPUのATOMは非力で、非蓄積タイプでの使用はそれほど問題ない感じですが、蓄積タイプの使用は非常に厳しく、Adinpick4は基本的に使用は無理と判断しております。現在テスト運用中のAdinhunter2でもかなり厳しい使用状況でした。今後ノート向けのデユアルコアATOMがでればかなり状況はよくなるとは思いますが??????
とはいっても、非力なCPUのATOMでの処理で一番問題になるのは、処理データが膨大なJRAデータのセットアップ処理で、毎週の処理はそれほど問題ではありませんので、能力の高いデスクトップパソコンでJRAデータのセットアップ処理をしてそのデータをウルトラモバイルパソコンに取り込む機能をAdinhunter2には機能追加することも考えており、ウルトラモバイルでは毎週の処理に限定することで何とか使用できるようにしたいと思ったりしております。当然画面サイズもウルトラモバイルの標準画面サイズの1024*600の画面にも対応可能にするつもりです。

ところで、最近パソコン環境がことなる個人パソコンに対するサポートの難しさを再認識しておりますが、そのPC環境のひとつに導入しているセキョリテイソフトも大きな問題になることがよくありまして、実は、私が母用に購入したウルトラモバイルのEeepcがシャトダウンできない問題が発生してしまい色々と試していましたらセキョリテイソフトが原因でした。
このセキョリテイソフトは他のパソコンでは問題なくシャットダウンできたのですが、Eeepcの場合はシャットダウンでなかったのですが他のセキョリテイソフトに変えたら問題なくシャットダウンできました。
同じソフトでもPCによって問題が発生したりしなかったりと、今後ますます環境設定の異なるパソコンにインスツールするソフトのサポートの難しさを再認識した次第です。

ところで、1月度基準値ご使用ユーザー様限定でテスト運用中のWEB公開方式のハンター方式特別情報に今月1月は穴馬候補を追加しております。ワイド相手馬欄に「穴」表示し、コメントも「密かに期待している穴馬候補」と表現しております。
「穴馬候補」は速報オッズで単勝オッズが10倍以上の馬の中から特に3位以内上位入着の可能性の高い馬をピックアップしておりますので、速報オッズがない前日公開版は基本的には穴馬候補は無しですが、当時午後の公開版はその時点の速報オッズに基づき抽出しております。
この穴馬抽出用の基準値は、従来の発想とは違う発想で、人気馬を含めずに人気のない馬だけのデータから算定している基準値で、速報オッズが入手できる競馬当日の特にレース直前が特に有効な感じで、今までは人気馬も人気のない馬も一緒にして各種基準値を算定してきていたのですが、人気のない馬の勝利要因と人気馬の勝利要因が大きく違っているのではないかと考え始めております。
人気がない馬で3位以内上位入着の可能性が高い馬ですので、該当馬は非常に少ないため、当日午後公開の特別情報ですので1頭もいない日も多いようです。


2009年度は、科学的競馬投資ソフトの予想根源の「基準値改良」を積極的に行っていく予定でおりますので、今後とも科学的競馬投資をよろしくお願いする次第です。

  
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