先週も話題にしましたが、現在私は、「ラップ理論」と「血統理論」を新しい発想で研究を開始しております。
どちらも、特定の競馬場のさらに特定の場合に限定されますが、私は、基本的に競馬というのは、「特定の場合にしか馬券的中できない」と考えており、どんな場合でも馬券的中することは絶対に不可能と思っております。
この特定の場合に上位入着の可能性が高い馬を探すことこそ、私の志向する「獲物を狙うハンター方式」そのものですので、特定の場合に能力を発揮する「先頭馬のラップタイムタイプをベースにしたラップ脚質基準」と「馬体重と性別を加味した新しい血統適性基準」
を本格的にテスト運用しております。
又、私が最も重要視しております予想要因の複勝軸馬候補を選定する基準値を全面的に見直しております。
現在の複勝軸馬候補は、年間平均と季節基準を主に基本にしていますが、よりーハンター方式に適した馬場状態により適切対応した複勝軸馬候補に大幅に改良することを考えております。
・馬場脚質の不利を克服している不利克服馬
・競馬場特有な適合ラップタイムに適したラップタイム注目馬
・上位ランク近親血統馬の近親馬がいる上位ランク近親注目馬
・競馬場により対応した馬体重別血統適性がよい血統良馬
を重要要因として複勝軸馬候補を設定したいと思っております。
複勝軸馬候補は過去の馬の能力が高いというのが前提なのですが、最近の競馬では馬の能力が高いだけでは上位に来るのは難しく、能力が高く且つコース適性(特に開催時点のコース適性)が高く且つ血統面で近親に上位ランク血統馬がいるとかコース適性の高い血統といった馬であることを加味して軸馬を決めることが重要と思っております。
次月12月度基準値にこの新複勝軸馬基準を追加予定でおりますが、従来の旧複勝軸馬基準と新複勝軸馬基準はかなり違う判断基準になる予定です。
旧複勝軸馬基準は、過去の平均的・季節的な能力に対して、コース適性・馬場状態対応脚質適性等を20%位反映して複勝軸馬を抽出する基準でしたが、
新しい新複勝軸馬基準は、過去の平均的・季節的な能力に対して、コース適性・開催時馬場状態対応脚質適性等を50%位反映して複勝軸馬を抽出するというコース適性・開催時馬場状態対応脚質適性等を非常に重要視した判断基準に変更する予定でおります。
この新しい新複勝軸馬基準は、実は速報ベースの開催時点活躍期待馬を反映しない基準値にしております。
先週のブログにも書きましたが、予想印◎○馬で且つ速報データからコーナー基準によって抽出された、脚質(先行・追込)の有利不利判定で3位以内入着可能性が高い「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」の場合は、上位入着率がかなり高くなるのですが、速報ベースでの有効活用は開催時点の成績データがある程度確保できる日曜日後半のレースに限定されてしまいますので、速報ベースの開催時点の情報が不要な複勝軸馬基準値する予定でおります。
この複勝軸馬基準に、今後の予定として、さらに速報ベースの開催時点活躍期待馬を反映することで有効なハンター方式が実践できるようなると思っております。
先週の場合では、予想印◎○馬で且つ「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」は、3位以内上位入着率は非常に高く4頭に3頭位が入着していたようですので、速報ベースの開催時点活躍馬を反映する複勝軸馬速報基準もテスト運用を開始する予定でおります。
さて、今週はG1ジャパンカップでした、日本馬ではG1を5勝しているウオッカがダントツで、他の日本馬はG1は1勝馬でしたので、外国馬も馬券対象にする必要を感じた今年のジャパンカップでしたが、結果外国馬は4着どまりでした。
今週の競馬場の馬場脚質状態ですが、日曜日の東京芝は追込有利の馬場状態でした。
日曜日の東京9R芝の2頭の「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」の内の1頭のアスクデピュテイー(単勝オッズ:21.1倍)は1着
日曜日の東京10R芝の2頭の「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」の内の1頭のウオッカ(単勝オッズ:3.6倍)は1着
日曜日の東京11R芝の2頭の「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」の内の1頭のサトノエクスプレス(単勝オッズ:9.1倍)は残念ながら4着
参考までに、馬場脚質の観点から、上記レースに関して、馬場脚質の不利を克服している「馬場脚質不利克服馬」をピックアップしてみますと、
日曜日の東京9Rの3頭の「馬場脚質不利克服馬」の内の1頭のトップカミング(単勝オッズ:3.8倍)は3着
日曜日の東京10Rの2頭の「馬場脚質不利克服馬」の内の1頭のウオッカ(単勝オッズ:3.6倍)は1着
日曜日の東京11Rの3頭の「馬場脚質不利克服馬」の内の1頭のモンテアルベルト(単勝オッズ:22.4倍)は3着
といった結果で、馬場脚質には注意が必要な感じです。
たまたまかも知れませんが、ジャパンカップを勝ったウオッカは「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」且つ「馬場脚質不利克服馬」で、且つ現在テスト中の新複勝軸馬基準で抽出された「複勝軸馬候補」でした。
私の勝手な判断ですが、同じ「複勝軸馬候補」の場合でも、「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」且つ「馬場脚質不利克服馬」の馬と、「開催時点注目コーナー脚質活躍馬」でもなく「馬場脚質不利克服馬」でもない馬とでは、「複勝軸馬候補」の信頼度が違うように感じている次第です。