ここ1ケ月ほど、ユーザー独自要望のカスタムソフトを話題にした話をさせて頂いております。
実は、毎年の傾向なのですが、夏競馬が始まってから秋競馬までの期間にカスタムソフト依頼が集中する傾向になっており、既に現時点で、3ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発している状態です。
これは私の勝手な想像ですが、春競馬までのユーザー側の競馬的中成績を見直して秋競馬に備えて自分独自の予想方法を確立したいという期待がカスタム依頼になっているのではと思ったりしております。
特に年度前半最後のG1の宝塚記念が終わってからカスタム依頼が増える傾向で、年度前半の的中・不的中の内容をユーザー側で再検討して、秋競馬に向けて自分独自の最適な予想法を確立したいとの期待があるような感じです。
依頼内容の多くは、今まで膨大な時間をかけて手作業で馬券検討されていたユーザー独自の方法をパソコンで短時間処理したいという背景と、同時に改良して的中率・回収率を向上させたいという2つの背景からのカスタム依頼が多い感じです。
今までの経験では、パソコンでできないような予想方法は殆どないのですが、要望内容によって開発工数は全く違ってきます。
Adinhunter2をベースにした標準モデル分析機能の「ユーザー独自予想要因分析機能」の開発基本条件内の場合の開発工数と、開発基本条件以外での開発工数とでは全く開発工数が異なるのが実情です。
さて、最近のカスタムソフト依頼の動向ですが、調教師に関連したカスタム依頼が急増しております。
これは私の勝手な想像ですが、ユーザー様も私同様に近年の調教技術の進歩になんとなく気が付いてきており、調教師がこれからの最重要予想ファクターと気が付いているのではないかと思ったりもしております。
私の独断ですが、近年の競馬環境の急激な変化は、
1)新種牡馬の大活躍
2)調教技術の進化
の2つと思っており、これからの競馬予想の最重要ファクターと思っております。
このうちのひとつの「新種牡馬の大活躍」は血統に関連した基準値は毎月当方で最新基準値に算定し直しておりますので、毎月基準値を更新することである程度は対応可能ですが、「調教技術の進化」に関しては基準値化しておりませんので、ご自身で各種分析を行うか当方にでもカスタムソフト依頼するしか方法はないと思いますが、恐らく調教師に関する適切な判断が競馬予想には重要な時代になってきていると思っております。
私なりに調教技術に関する要因を考えてみますと、
1)休養明馬を休養明初戦に活躍させる調教技術:休養期間が3ケ月とか6ケ月とか1年によって調教技術が違うかもしれません。
2)芝からダートへの変更出走馬を活躍させる調教技術
3)ダートから芝への変更出走馬を活躍させる調教技術
4)距離延長馬を活躍させる調教技術
5)距離短縮馬を活躍させる調教技術
6)ブリンカー装着馬を活躍させる調教技術
7)3歳の若馬を活躍させる調教技術
8)降級馬を活躍させる調教技術
9)7歳以上の高齢馬を活躍させる調教技術
10)先行馬を活躍させる調教技術
11)追込馬を活躍させる調教技術
等ちょっと考えてもかなりありそうです。
そして、これら上記の調教技術は恐らく、調教師によって得手不得手があり、調教師によって得意とする調教技術があると考えられ、それぞれの調教技術力の高い(上位入着率が抜けて高い)調教師を探すことが非常に重要と思っております。
私事ですが、現時点で3ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発している状態で超多忙の状況下でしたが、現在開発中のカスタムソフトの一部を急遽改造して今週土曜日レース終了後に、混合戦の3歳馬の成績の良い調教師の馬を簡易ピックアップして的中率・単回収率・複回収率を確認して驚きました。
今週土曜日分だけでしたが、3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師の管理馬で、
・抽出された3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師の管理馬が13頭で、
・的中率38%
・単回収率441%
・複回収率142%
という結果になっていまして、この3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師に加えて、例えば3歳の若馬が活躍している種牡馬等と組み合わせたりしたらさらに回収率は向上するのではないかと勝手に思い、土曜日の夜中まで改造を加えて調教師と種牡馬の2方面から該当馬を抽出した結果、土曜日のレースで4頭が抽出され、
・的中率50%
・単回収率992%
・複回収率295%
という驚くべき結果になっていました。
今週土日2日間合計でも6頭抽出され、的中率33%、単回収率662%、複回収率197%という結果でして、今週特有の数値の可能性もありますが、「調教師」と「種牡馬」の2方面の重要性を認識した次第でした。
当方現在、ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発しており超多忙ですが、ユーザー様の中で特に現時点の最大課題である混合戦の判断に必要な「3歳の若馬を活躍させる調教技術」等に関したカスタム依頼があれば最優先で開発させて頂く予定でおります(但し、膨大な分析が必要ですのである程度のパソコンスペックが要求されます)。
近代競馬環境の変化は非常に激しいと私は思っており、特に「新種牡馬の大活躍」と「調教技術の進化」が特に大きな環境変化と思っておりますので、今後の注目予想要因は「調教師」と「種牡馬」の組み合わせが有効ではないかと勝手に思っております。
恐らくユーザー様の中には既に「調教師」と「種牡馬」に注目されて、ご自身で各種分析をされておられると想像しております。
「調教師」と「種牡馬」の組み合わせは、馬の能力とは全く関係しませんので、人気がない馬もピックアップしますので穴馬候補の予想要因として有効な気がしております。
実は現在開発中も含めて過去のカスタムソフトでは、騎手と調教師を組み合わせた予想要因のカスタムソフトが多かったのですが期待したほど有効ではなかった感じで、調教師と種牡馬の組み合わせ予想要因の方が変化の激しい近代競馬での有効性は高いと私は勝手に思っております。
将来的には時期は未定ですが、上記11の調教技術を含めて考えられる調教技術に関して調教技術進化基準値を算定して毎月更新する方向で考えていますが、急激に変化する基準値ですので、何年分の過去のデータを使用するかも各種分析をして決める予定です。
例えば、3年のデータから基準値を算定すると、3年前は成績がよく2年前はそこそこ成績がよかったが最近1年間は全く成績不振の調教師の場合でも、最近1年間全く不振の調教師が優秀な調教師として抽出される可能性が高いくなり最近の傾向が適切に反映されない可能性が高いと思います。
現在カスタム依頼を受けているユーザー様からのメールのやり取りで知ったのですが、このユーザー様は今年からですがブリッカー装着した調教師の成績を記録していて、今年だけですと高山調教師が非常にブリンカー装着した場合の成績がよかったそうですが、当方で過去1年・2年分でブリンカー装着した場合の成績が良かった調教師に高山調教師は抽出されず、その後の分析では高山調教師は今年(6ケ月間)だけがブリンカー装着した場合の成績が良かったようで、最近のみの成績の良い調教師をどのように基準値に反映するかも課題と思っております。
どちらにせよ、調教技術進歩基準算定に使用するデータ期間に関しては、膨大な分析をしてから最適な期間を設定するように心がける予定でおります。
ところで、私の主力パソコンのCOREI7パソコンのメモリーを6Gから8Gに増やしました。理由は、現在開発中のオッズ理論関連のカスタムソフトで過去のオッズデータが必要になったからで、開発に際してはRAMデイスクで処理しているのですが、過去オッズデータの膨大さには驚きました。過去1年分のオッズデータ件数は3連単を含めるとなんと1千万件を越えてしまいます。現在この1千万件のオッズデータを含めてRAMデイスクで処理していますが、RAMデイスクを4Gで使用せざるを得ない状況です。
当初はユーザー様からは過去5年のオッズデータの分析からスタートしたい要望でしたが、あまりのデータ件数にユーザー様も驚かれ、過去1年で3連単も含めたオッズ理論のカスタムソフトを開発している次第です。
2週間ほど前にブログに書きましたが、最近ですが、Adinhunter2の中でも重要な以下3つの予想要因に関して徹底的に研究をし直しております。
1、馬場脚質不利克服馬
2、芝ダ変更出走注目馬
3、休養明注目馬
の3要因ですが、なぜこの3要因をあらためて徹底研究しているかというと、
1)最近の活躍血統の急激な変化、特に新種牡馬への対応
2)最近の調教技術の急激な進歩、特に芝ダ変更出走と休養明の調教技術への対応
3)科学的な研究が殆どされておらず高配当馬券的中に一番近い研究テーマ
と理由からで、上記重要3要因に関連した新しい発想の基準値もテスト運用を開始しております。
特に、芝ダ変更出走注目馬と休養明注目馬については、各種分析・シミュレーション結果に基づき新しい基準値をテスト算定して、数種類の基準値から1つを選択したり2つの平均を取ったりして最適な基準値はどれなのかを色々な観点からテスト開始しております。
当面は私自身でテストを重ねて最適な基準値に仕上げる予定でおりますが、年間基準値契約ユーザー向けの優待機能でも利用できるようにしてテスト参加しえ頂くことも検討しております。
Adinhunter2で使用している予想要因は非常に多いのですが、配当面や最近の急激な競馬環境の変化を考慮すると、「馬場脚質不利克服馬」・「芝ダ変更出走注目馬」・「休養明注目馬」の3つの予想要因を最重要視することで回収率が飛躍的に向上する可能性があると勝手に思っている次第です。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」を抽出するテスト中の新芝ダ休養明基準も、当初5種類位の基準を設定していたのですが、現時点では大体2種類位に絞り込んでこの2種類を統合して1種類にするか、2種類のまま残して2種類の基準でユーザー側で最終判定する方式にするか、あるいは、2種類の基準をユーザー側で選択可能にする方式も検討しております。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」を抽出する新芝ダ休養明基準は高額配当狙いの私の期待の基準値ですので、更なる改良を加える予定でおります。
ところで、芝ダ休養明基準がどのような基準値なのかの簡単な解説をしますと、実はこの芝ダ休養明基準を利用して、
・休養明け馬の休養前と休養後の能力の増減を算定
・芝ダ変更出走馬が芝からダ出走の場合の漸減・ダから芝出走の増減の算定
を行うのですが、かなり複雑な基準値になっておりまして、
例えば、休養明の能力増減は血統面でも異なりますが、休養間隔(90日―120日―180日等)によってもかなり違います。
興味深いのは、芝ダ変更出走馬の能力増減でして、血統面での違い以上に、クラスによってかなり違ってきまして、例えば同じ血統でも未勝利クラスとオプンクラスでは全く違ってきます。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」は適切な基準値に仕上がれば大きな配当につながりますが、そう簡単には解明できないのが実情で、恐らくこの「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」に関して的確な解明ができれば競馬界のノーベル賞に値すると思っております。
ところで、「Appleは米国時間6月22日、3カ月弱で「iPad」の販売台数が300万台に達したと発表した。」
と言うニュースをみましたが、私の勝手な予想の「問題発生器のパソコンは少数派になり、簡単操作のiPadのような商品が主流になっていく」は的中しそうな感じです。
さて今週は前半競馬の総決算のG1宝塚記念で、私にとっても殆どの競馬ファンにとっても同じと思いますが、年度競馬の前半と後半の区切りが宝塚記念と思っております。
先週も書きましたが、競馬後半は、3歳馬と古馬の混合戦での「3歳馬と古馬の比較」さらに「降級馬の判断」という競馬前半の競馬検討とは全く違う検討が必要ですので、私の今までの競馬検討方法とは異なる方法で「ハンター方式」を年度後半も実践していく予定です。
さて、今年の宝塚記念ですが、最近私が最重要視している「馬場脚質不利克服馬」が3頭出走していました。
特に過去3走で2回以上馬場状態の不利を克服していた最強馬場脚質不利克服馬がブエナビスタとアーネストリーの2頭でした。
実は私は、当日のレース時点の馬場状態によってどちらを上位に取るかを決めていまして、馬場が悪化したら不良馬場適性が高いアーネストリーを上位とし、不良馬場適性が悪いブエナビスタは馬場が回復したら上位とする判断をしていましたが、レース当日の阪神は前日の馬場状態とはうってかわって完全に回復しており、私はブエナビスタを上位と判断しましたが、結果は想定外のナカヤマフェスタが1着にきて私の今年の宝塚記念は不的中だった次第です。