2010年06月27日

科学的競馬投資コメント20100627

ここ1ケ月ほど、ユーザー独自要望のカスタムソフトを話題にした話をさせて頂いております。
実は、毎年の傾向なのですが、夏競馬が始まってから秋競馬までの期間にカスタムソフト依頼が集中する傾向になっており、既に現時点で、3ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発している状態です。
これは私の勝手な想像ですが、春競馬までのユーザー側の競馬的中成績を見直して秋競馬に備えて自分独自の予想方法を確立したいという期待がカスタム依頼になっているのではと思ったりしております。
特に年度前半最後のG1の宝塚記念が終わってからカスタム依頼が増える傾向で、年度前半の的中・不的中の内容をユーザー側で再検討して、秋競馬に向けて自分独自の最適な予想法を確立したいとの期待があるような感じです。
依頼内容の多くは、今まで膨大な時間をかけて手作業で馬券検討されていたユーザー独自の方法をパソコンで短時間処理したいという背景と、同時に改良して的中率・回収率を向上させたいという2つの背景からのカスタム依頼が多い感じです。
今までの経験では、パソコンでできないような予想方法は殆どないのですが、要望内容によって開発工数は全く違ってきます。
Adinhunter2をベースにした標準モデル分析機能の「ユーザー独自予想要因分析機能」の開発基本条件内の場合の開発工数と、開発基本条件以外での開発工数とでは全く開発工数が異なるのが実情です。

さて、最近のカスタムソフト依頼の動向ですが、調教師に関連したカスタム依頼が急増しております。
これは私の勝手な想像ですが、ユーザー様も私同様に近年の調教技術の進歩になんとなく気が付いてきており、調教師がこれからの最重要予想ファクターと気が付いているのではないかと思ったりもしております。
私の独断ですが、近年の競馬環境の急激な変化は、
1)新種牡馬の大活躍
2)調教技術の進化
の2つと思っており、これからの競馬予想の最重要ファクターと思っております。
このうちのひとつの「新種牡馬の大活躍」は血統に関連した基準値は毎月当方で最新基準値に算定し直しておりますので、毎月基準値を更新することである程度は対応可能ですが、「調教技術の進化」に関しては基準値化しておりませんので、ご自身で各種分析を行うか当方にでもカスタムソフト依頼するしか方法はないと思いますが、恐らく調教師に関する適切な判断が競馬予想には重要な時代になってきていると思っております。
私なりに調教技術に関する要因を考えてみますと、
1)休養明馬を休養明初戦に活躍させる調教技術:休養期間が3ケ月とか6ケ月とか1年によって調教技術が違うかもしれません。
2)芝からダートへの変更出走馬を活躍させる調教技術
3)ダートから芝への変更出走馬を活躍させる調教技術
4)距離延長馬を活躍させる調教技術
5)距離短縮馬を活躍させる調教技術
6)ブリンカー装着馬を活躍させる調教技術
7)3歳の若馬を活躍させる調教技術
8)降級馬を活躍させる調教技術
9)7歳以上の高齢馬を活躍させる調教技術
10)先行馬を活躍させる調教技術
11)追込馬を活躍させる調教技術
等ちょっと考えてもかなりありそうです。
そして、これら上記の調教技術は恐らく、調教師によって得手不得手があり、調教師によって得意とする調教技術があると考えられ、それぞれの調教技術力の高い(上位入着率が抜けて高い)調教師を探すことが非常に重要と思っております。

私事ですが、現時点で3ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発している状態で超多忙の状況下でしたが、現在開発中のカスタムソフトの一部を急遽改造して今週土曜日レース終了後に、混合戦の3歳馬の成績の良い調教師の馬を簡易ピックアップして的中率・単回収率・複回収率を確認して驚きました。
今週土曜日分だけでしたが、3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師の管理馬で、
・抽出された3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師の管理馬が13頭で、
・的中率38%
・単回収率441%
・複回収率142%
という結果になっていまして、この3歳の若馬を活躍させる調教技術の高い調教師に加えて、例えば3歳の若馬が活躍している種牡馬等と組み合わせたりしたらさらに回収率は向上するのではないかと勝手に思い、土曜日の夜中まで改造を加えて調教師と種牡馬の2方面から該当馬を抽出した結果、土曜日のレースで4頭が抽出され、
・的中率50%
・単回収率992%
・複回収率295%
という驚くべき結果になっていました。
今週土日2日間合計でも6頭抽出され、的中率33%、単回収率662%、複回収率197%という結果でして、今週特有の数値の可能性もありますが、「調教師」と「種牡馬」の2方面の重要性を認識した次第でした。
当方現在、ユーザー向けにカスタムソフトを3つほど並行して開発しており超多忙ですが、ユーザー様の中で特に現時点の最大課題である混合戦の判断に必要な「3歳の若馬を活躍させる調教技術」等に関したカスタム依頼があれば最優先で開発させて頂く予定でおります(但し、膨大な分析が必要ですのである程度のパソコンスペックが要求されます)。

近代競馬環境の変化は非常に激しいと私は思っており、特に「新種牡馬の大活躍」と「調教技術の進化」が特に大きな環境変化と思っておりますので、今後の注目予想要因は「調教師」と「種牡馬」の組み合わせが有効ではないかと勝手に思っております。
恐らくユーザー様の中には既に「調教師」と「種牡馬」に注目されて、ご自身で各種分析をされておられると想像しております。
「調教師」と「種牡馬」の組み合わせは、馬の能力とは全く関係しませんので、人気がない馬もピックアップしますので穴馬候補の予想要因として有効な気がしております。

実は現在開発中も含めて過去のカスタムソフトでは、騎手と調教師を組み合わせた予想要因のカスタムソフトが多かったのですが期待したほど有効ではなかった感じで、調教師と種牡馬の組み合わせ予想要因の方が変化の激しい近代競馬での有効性は高いと私は勝手に思っております。

将来的には時期は未定ですが、上記11の調教技術を含めて考えられる調教技術に関して調教技術進化基準値を算定して毎月更新する方向で考えていますが、急激に変化する基準値ですので、何年分の過去のデータを使用するかも各種分析をして決める予定です。
例えば、3年のデータから基準値を算定すると、3年前は成績がよく2年前はそこそこ成績がよかったが最近1年間は全く成績不振の調教師の場合でも、最近1年間全く不振の調教師が優秀な調教師として抽出される可能性が高いくなり最近の傾向が適切に反映されない可能性が高いと思います。
現在カスタム依頼を受けているユーザー様からのメールのやり取りで知ったのですが、このユーザー様は今年からですがブリッカー装着した調教師の成績を記録していて、今年だけですと高山調教師が非常にブリンカー装着した場合の成績がよかったそうですが、当方で過去1年・2年分でブリンカー装着した場合の成績が良かった調教師に高山調教師は抽出されず、その後の分析では高山調教師は今年(6ケ月間)だけがブリンカー装着した場合の成績が良かったようで、最近のみの成績の良い調教師をどのように基準値に反映するかも課題と思っております。
どちらにせよ、調教技術進歩基準算定に使用するデータ期間に関しては、膨大な分析をしてから最適な期間を設定するように心がける予定でおります。


ところで、私の主力パソコンのCOREI7パソコンのメモリーを6Gから8Gに増やしました。理由は、現在開発中のオッズ理論関連のカスタムソフトで過去のオッズデータが必要になったからで、開発に際してはRAMデイスクで処理しているのですが、過去オッズデータの膨大さには驚きました。過去1年分のオッズデータ件数は3連単を含めるとなんと1千万件を越えてしまいます。現在この1千万件のオッズデータを含めてRAMデイスクで処理していますが、RAMデイスクを4Gで使用せざるを得ない状況です。
当初はユーザー様からは過去5年のオッズデータの分析からスタートしたい要望でしたが、あまりのデータ件数にユーザー様も驚かれ、過去1年で3連単も含めたオッズ理論のカスタムソフトを開発している次第です。


2週間ほど前にブログに書きましたが、最近ですが、Adinhunter2の中でも重要な以下3つの予想要因に関して徹底的に研究をし直しております。
1、馬場脚質不利克服馬
2、芝ダ変更出走注目馬
3、休養明注目馬
の3要因ですが、なぜこの3要因をあらためて徹底研究しているかというと、
1)最近の活躍血統の急激な変化、特に新種牡馬への対応
2)最近の調教技術の急激な進歩、特に芝ダ変更出走と休養明の調教技術への対応
3)科学的な研究が殆どされておらず高配当馬券的中に一番近い研究テーマ
と理由からで、上記重要3要因に関連した新しい発想の基準値もテスト運用を開始しております。
特に、芝ダ変更出走注目馬と休養明注目馬については、各種分析・シミュレーション結果に基づき新しい基準値をテスト算定して、数種類の基準値から1つを選択したり2つの平均を取ったりして最適な基準値はどれなのかを色々な観点からテスト開始しております。

当面は私自身でテストを重ねて最適な基準値に仕上げる予定でおりますが、年間基準値契約ユーザー向けの優待機能でも利用できるようにしてテスト参加しえ頂くことも検討しております。
Adinhunter2で使用している予想要因は非常に多いのですが、配当面や最近の急激な競馬環境の変化を考慮すると、「馬場脚質不利克服馬」・「芝ダ変更出走注目馬」・「休養明注目馬」の3つの予想要因を最重要視することで回収率が飛躍的に向上する可能性があると勝手に思っている次第です。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」を抽出するテスト中の新芝ダ休養明基準も、当初5種類位の基準を設定していたのですが、現時点では大体2種類位に絞り込んでこの2種類を統合して1種類にするか、2種類のまま残して2種類の基準でユーザー側で最終判定する方式にするか、あるいは、2種類の基準をユーザー側で選択可能にする方式も検討しております。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」を抽出する新芝ダ休養明基準は高額配当狙いの私の期待の基準値ですので、更なる改良を加える予定でおります。
ところで、芝ダ休養明基準がどのような基準値なのかの簡単な解説をしますと、実はこの芝ダ休養明基準を利用して、
・休養明け馬の休養前と休養後の能力の増減を算定
・芝ダ変更出走馬が芝からダ出走の場合の漸減・ダから芝出走の増減の算定
を行うのですが、かなり複雑な基準値になっておりまして、
例えば、休養明の能力増減は血統面でも異なりますが、休養間隔(90日―120日―180日等)によってもかなり違います。
興味深いのは、芝ダ変更出走馬の能力増減でして、血統面での違い以上に、クラスによってかなり違ってきまして、例えば同じ血統でも未勝利クラスとオプンクラスでは全く違ってきます。
「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」は適切な基準値に仕上がれば大きな配当につながりますが、そう簡単には解明できないのが実情で、恐らくこの「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」に関して的確な解明ができれば競馬界のノーベル賞に値すると思っております。

ところで、「Appleは米国時間6月22日、3カ月弱で「iPad」の販売台数が300万台に達したと発表した。」
と言うニュースをみましたが、私の勝手な予想の「問題発生器のパソコンは少数派になり、簡単操作のiPadのような商品が主流になっていく」は的中しそうな感じです。

さて今週は前半競馬の総決算のG1宝塚記念で、私にとっても殆どの競馬ファンにとっても同じと思いますが、年度競馬の前半と後半の区切りが宝塚記念と思っております。
先週も書きましたが、競馬後半は、3歳馬と古馬の混合戦での「3歳馬と古馬の比較」さらに「降級馬の判断」という競馬前半の競馬検討とは全く違う検討が必要ですので、私の今までの競馬検討方法とは異なる方法で「ハンター方式」を年度後半も実践していく予定です。

さて、今年の宝塚記念ですが、最近私が最重要視している「馬場脚質不利克服馬」が3頭出走していました。
特に過去3走で2回以上馬場状態の不利を克服していた最強馬場脚質不利克服馬がブエナビスタとアーネストリーの2頭でした。
実は私は、当日のレース時点の馬場状態によってどちらを上位に取るかを決めていまして、馬場が悪化したら不良馬場適性が高いアーネストリーを上位とし、不良馬場適性が悪いブエナビスタは馬場が回復したら上位とする判断をしていましたが、レース当日の阪神は前日の馬場状態とはうってかわって完全に回復しており、私はブエナビスタを上位と判断しましたが、結果は想定外のナカヤマフェスタが1着にきて私の今年の宝塚記念は不的中だった次第です。

  

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2010年06月20日

科学的競馬投資コメント20100620

早いもので、夏競馬のスタートです。
昨年はスタンド改修で開催がなかった函館競馬が今週から開催されました。
3歳と古馬の混合戦がはじまりますので、過去に対戦した経験がない成長途上の3歳馬と古馬の比較が必要ですし、古馬は降級馬の判断も必要で、この時期は判断が難しいのが実情ですが、これら判断を適切にすれば回収率は大幅向上間違いなしですので、特にこの時期はハンター方式が威力を発揮する時期と期待している次第です。

ところで、圧縮解凍でよく知られたLZH形式の日本人開発者のMicco氏が開発中止の決定をされたニュースをみました。
JRA−VANも以前の方式では、LZH圧縮ファイルでデータ提供していましたし、パソコン使用者の殆どの方が何らかの形でLZH方式の圧縮ファイルのお世話になっていたと思われますので、非常に残念です。
特にセキョリテイ面での対応からLZH方式は開発中止とのことですが、最近のパソコン環境の変化には対応できないソフトが今後急増されると私は思っております。
「悪貨は良貨を駆逐する」のことわざではないのですが、ひょっとすると今後良いソフトはほとんどが開発中止になってしまうような気がしてなりません。
私ですら、個人パソコンにインスツールする方式のソフトは今後開発中止せざるを得ないと思っておりますので、世の中の開発者は真剣に今後の対応を検討されていると思っており、その中の多くの方が開発断念に追い込まれていくと予想しております。
WINDOWSも毎週のごとくUPDATE更新が勝手に行われ、自分のパソコンがマイクロソフトによってどのようにいじくられているのか皆目わからない状態で、WINDOWSの自動UPDATEの回数も毎年増加の一途で、毎週・毎月自動更新が勝手に行われており、気味が悪い感じです。
WINDOWSのUPDATEもほとんどがセキョリテイ関連のUPDATEで、日々私が困っている問題は殆ど改善されず、セキョリテイ対策でマイクロソフトも手一杯のようで、ユーザーが実際に困っていることの対応は殆どできていない感じです。
今後は、問題発生器のWINDOWSパソコンから、簡単操作のIpadに取って代わっていくような気がしております。


さて最近、ユーザー独自仕様のカスタムソフト開発方法の効率化の研究を開始しており、カスタムソフト開発の工数を現在のAdinhunter2が保有する機能・データを的確に流用することで開発工数をできるだけ少なくしてユーザー要望仕様に対応できる合理的な開発方法を確立しようとしております。
まず手始めに、ユーザー独自予想要因分析の標準モデルとして「ユーザー独自予想要因分析機能」の開発を完了しております。
標準モデルの「ユーザー独自予想要因分析機能」はAdinhunter2のオプション機能ですので、Adinhunter2の使用が前提になり、開発条件として以下が開発基本条件になっております。
1)最新の科学的競馬投資ソフト:Adinhunter2をベースにカスタム部分を追加する方式で、Adinhunter2のバージョンアップにも対応できるカクタム仕様とする。
2)カスタム仕様の表示画面は、開発スタート時点で決定する。(標準はWXGA−1366*768)
3)使用データベースは処理速度・信頼度の面からSQLSERVER2005−EXPRESSとする。
4)ベースソフトAdinhunter2のデータを使用する為に、以下のデータ条件になる。
・過去5年間のデータ。
・障害レースを除く中央競馬データに限定し、条件・クラス等の比較ができない地方・海外競馬は含まない。但し、休養間隔計算には障害・地方・海外も含む。
という開発基本条件でのカスタムソフトとなりますが、この開発基本条件内での開発工数は非常に少ない開発工数になります。勿論、上記開発基本条件以外でのカスタムソフト開発も当然可能ですが開発工数が大幅に増加してしまうことになります。

世間一般で言われている競馬セオリーとか出版本に書かれていることを信じて馬券購入されるのも競馬を楽しむひとつの方法ですが、ユーザー自身で競馬実態を確認して自分自身の競馬予想法を確立することもひとつの方法と思っております。
競馬の一般常識通りに馬券を購入しても絶対に収支プラスにはならないことは明白で、JRAの控除率25%を引いた回収率75%に限りなく近づくことになります。
競馬の一般常識と異なる自分自身の馬券購入法を確立する以外に収支プラスにはできないと思ったりしております。
ユーザーご自身が苦労して思いついた予想要因がどの位の単勝率・連対率・複勝率及び単勝回収率・複勝回収率になるのかをAdinhunter2の過去のデータを使用して分析できるオプション機能をカスタム機能として提供開始しており、現在Adinhunter2を購入利用されているユーザー様向けに、Adinhunter2にオプション機能としてユーザー独自の予想要因の分析機能を有償にてオプション追加しております。
「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析機能」をベースにしたカスタム分析ソフトの基本仕様は、以下6ステップになっております。
ステップ1、条件を指定してユーザー独自予想要因該当馬抽出。
ステップ2、条件・表示条件を指定してユーザー独自予想要因該当馬の高速絞込表示。
ステップ3、ユーザー独自予想要因該当馬抽出データから競馬場別・騎手別・調教師別・種牡馬別に複勝率・単勝率・単勝回収率・複勝回収率の分析。
ステップ4、エクセル等でユーザー側で各種独自分析可能な「抽出該当馬データ」と「分析データ」の2つのCSVファイルの作成。
ステップ5、ユーザー独自予想要因該当馬区分を出馬表画面に表示。
ステップ6、ユーザー独自予想要因該当馬の予想への影響度を大・中・小で指定して予想順位へ反映した予想出馬表作成。
といった感じです。

勿論分析以外にも、各種シミュレーション機能のカスタムのオプション化も可能です。
私は、最近の高性能パソコンは膨大なデータを短時間で処理可能ですので、単回収率と複回収率が100%以上になるように、条件を変えて最適な条件を捜し出すようなシミュレーション等には適していると思っております。
パソコンに各種条件を変えた場合に、単回収率と複回収率がどのような値になるのかを何回も繰り返した処理をさせて例えば単回収率と複回収率が110%以上になるのはどんな条件設定の場合なのかを探させることは、最近の高性能パソコンでは可能になっています。
どのようなシミュレーションをさせるかによってシミュレーション時間は大きく異なりますが、たとえ半日かかる処理としても、パソコンは人間と違って文句も言わずに、食事を与える必要も無く、電気代が少々かかるくらいですがもくもくと処理をしてくれます。
私は、競馬には、パソコンにこのような膨大な処理をさせることがパソコンの最大活用方法と思っております。
パソコンでDVD映画を見たり、高速処理ゲームを楽しむには、高性能のパソコンが必要ですが、私は高性能パソコンを競馬での膨大な分析・シミュレーションに活用することが競馬での勝ち組につながると勝手に思っている次第です。

公表されている競馬理論や他人が書いた本の内容をそのままプログラム化しても回収率は100%を超えることは殆どないと私は思っております。競馬はそんな甘くはないと認識しております。
時間をかけて、自分自身の競馬予想法を確立するのが重要と私は勝手に思っております。
幸いにも、パソコンが無かった昔と違い、今は高性能のパソコンが安価で購入できる時代ですので、パソコンを駆使して膨大なデータ処理が必要ですが、パソコンは人間と違い長時間労働でも文句も言わずにもくもくと仕事をしてくれます。
私は、回収率は100%を超えるような特定の条件を探し出す方法のひとつとしてパソコンを最大限に活用することが近代競馬では重要と思っております。

ところで、先週の話で恐縮ですが、先週のブログに書きましたが、先週の私の狙いレースは予想印◎で複勝軸馬候補で且つ馬場脚質不利克服馬のラッキーポケットが出走していた日曜日京都8Rでしたが、2着に来たのが17番人気の中央では未勝利馬(地方で2勝)のサンマルエミネムで私の的中馬券は単勝馬券のみという結果になった話をさせて頂きましたが、実はこの話にはおまけがありました。
実は今、某ユーザー様依頼で穴馬抽出のカスタムソフトを開発しており、そのカスタムソフトではなんと先週日曜日京都8Rのサンマルエミネム(単勝オッズ:222.9倍)が穴馬として抽出されていました。(しかもこのレースで抽出された穴馬はサンマルエミネムただ1頭だけでした。)
このユーザー様の穴馬の考え方は調教師と距離に関連した穴馬でして、調教師によって距離短縮とか距離延長での成績(上位入着率や回収率)にかなり差があることに着目されて、今回2000Mから2400Mに距離延長して出走してきたサンマルエミネムの野元昭調教師の距離延長時の成績が非常によいことから抽出された穴馬でした。
私のつたない発想では考えが及ばない穴馬ですが、このような調教師と距離との関連からの発想ですと222.9倍もの単勝オッズの馬が穴馬として抽出されるのは私にとっては大きな脅威と感じた次第です。
そして、このような穴馬抽出方法は、短時間で膨大な処理が可能なパソコンでしかできないのも事実と私は思っている次第で、パソコンが凄いと思うのは、人間業では絶対にできないような穴馬を膨大なデータの中から短時間でいとも簡単に抽出してしまう処理能力と私は思っております。


さて、今週から夏競馬で、函館・福島・阪神の3場開催になり、ローカルが2場でメインが1場ということで、ローカル競馬特有及び3歳と古馬の混合戦に適した今年の夏競馬用の予想方法を確立することが重要と思っております。
私は、昨年の夏競馬と今年の夏競馬は全く違うという前提で今年の夏競馬用の予想方法の確立を早急にするつもりでおります。
昨今の競馬は環境変化が大きく、特に新種馬の動向や休養明馬等の調教技術の変化への対応が必須になっていると感じており、ハンター方式が一番威力を発揮するのがこの時期と思っております。
さて今週ですが、3歳馬が非常に強い感じでした。
今週2日間だけからですが、昨年はダ戦で3歳馬が強かったのですが、今年今週の結果では、芝戦で3歳馬が非常に強く、ダ戦でも3歳馬が強い感じでした。

Adinhunter2では混合戦の分析ができますので、ほんの数秒で開催中の3歳馬と古馬との分析ができますが、成長途上の若馬3歳馬の能力を発揮できる調教技術の進歩なのでしょうか、3歳馬の強いこと強いこと!
高齢馬の7・8歳馬や9歳馬が能力を発揮できる調教技術も進歩していますが、若馬の能力を発揮できる調教技術も毎年進歩している感じで、私の勝手な想像ですが、若馬の調教技術と高齢馬の調教技術は全く違うと思いますので、若馬に強い調教師と高齢馬に強い調教師を分析して予想に反映することが必要な感じがしております。
今までカスタムソフト依頼の中に調教師に関連したカスタム依頼は多くありましたが、若馬に強い調教師と高齢馬に強い調教師を分析して予想に反映するカスタム依頼は無かったのですが、今後は若馬に強い調教師と高齢馬に強い調教師に関するカスタムソフト依頼が激増するのではないかと思ったりしております。
現在、年間基準値契約者向け優待機能の「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能には、競馬場別・騎手別・調教師別・種牡馬別に分類しで分析できる機能がそなわっていますので、混合戦の3歳馬を指定して調教師別の分析を行ってみましたところ、
・平田修
・木原一良
・松田博資
等の調教師が3歳馬を3着以内に上位入着させる調教技術が非常に高いようでした。
今後は、「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能に高齢馬の分析もできるようにバージョンアップして高齢馬の調教技術の優れた調教師も分析可能にする予定でおります。
参考までに、7歳以上の高齢馬を勝たせる調教技術が非常に高い調教師は、
・ 堀宣行
調教師でした。
ちなみに3歳馬と言えば、毎年の新種牡馬の大活躍で今年はゼンノロブロイが活躍していますが、混合戦の3歳馬で活躍する種牡馬もおまけで分析してみました。
過去2年データでは、
・ ウォーエンブレム
・ アグネスタキオン
過去1年データでは、
・ ウォーエンブレム
さて問題は、今年の混合戦では、どんな種牡馬の3歳馬が活躍するかです。
今後は、現在テスト中の年間基準値契約者向け優待機能の「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能を活用して、毎週・毎週の分析結果から最新動向を競馬予想に反映できると思って期待しております。
これからの混合戦では、調教技術の変化や新種牡馬の最新動向を予想に反映することが非常に重要と思っております。
従来の混合戦では、誰でも簡単にわかる降級馬を狙っていればある程度の馬券は的中できたのですが、ご存知のように殆どの降級馬は人気になっていて降級馬がらみの馬券で回収率向上は望めないのが実情で、これからの混合戦では、調教技術の変化や新種牡馬の最新動向を予想に反映することが回収率向上に有効と私は勝手に思っております。

同様に、昔は「休養明2戦目の馬」を狙うと言う競馬の格言がありました。
今の私は、休養明初戦狙いを鉄則にしています。休養明初戦でそこそこの成績にきた馬は誰でもわかるので2戦目では当然人気になり回収率向上は望めないのが実情で、皆が判断しにくい休養明初戦の判断を休養明馬を上位入着させる調教技術の優れた調教師や休養明初戦でも活躍する種牡馬等の情報を加味した休養明初戦での活躍動向予想に反映することが回収率向上に有効と私は同様に思っております。
これら最新動向の反映に、現在テスト中の年間基準値契約者向け優待機能の「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能を有効活用したいと思っている次第です。

昨年と同じような馬券購入方法で今年も馬券購入しても回収率は下がる一方というのが近代競馬と私は思っており、今年は今年の最新動向を反映させる「ハンター方式」が回収率向上の最善の方法と私は勝手に思っている次第です。
  
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2010年06月13日

科学的競馬投資コメント20100613

先先週のダービーはただ1頭の「最強馬場脚質不利克服馬」のエイシンフラッシュが勝ちあがり、先週の安田記念でもただ1頭だけの「馬場脚質不利克服馬」のスーパーホーネットが2着に来ており、最近特に混戦の場合に、「馬場脚質不利克服馬」が活躍していることから「馬場脚質不利克服馬」抽出方法の改良を行っております。
現在は馬場脚質不利克服馬の抽出は、過去3走内での抽出ですが、過去5走及び過去10走での抽出にするとどうなるかをテストしております。
先週の安田記念では、
・過去3走ではスーパーホーネット1頭のみの抽出でしたが、
・過去5走ではキャプテンツーレが追加抽出され、
・過去10走ではなんとショウワモダンが追加抽出されました。
過去10走では「馬場脚質不利克服馬」はショウワモダン・スーパーホーネット・キャプテンツーレの3頭が抽出され、安田記念の1・2着馬が共に抽出されるようになっていました。
現在テスト中ですが、馬場脚質不利克服馬の抽出をユーザー側で過去3レース・過去5レース・過去10レースの3通りの選択(全競馬場以外に今回と同じ競馬場の指定可)を可能にして出馬表を作成できるようにする予定で、次月基準値対応バージョンで年間基準値契約者向けの特別優待機能として追加することを考えております。
現時点で未だ解明できていない点も多々ありますが、能力が拮抗した混戦レースの場合は、過去の有利不利を加味することが非常に重要と思っております。
有利な馬場脚質状態のレースで勝ちあがった馬よりも、不利な馬場脚質状態のレースで勝ちあがった馬の方が明らかに強いと判断することが近代競馬では必要な気がしております。


ところで、私がメインで使用しておりますCori7のデスクトップパソコンですが、メモリーを6G搭載しておりそのうちの2GほどをRAMデイスクとして利用しております。
基準値改良等のテスト運用の為に各種テストを繰り返す為にRAMデイスクを使用することがよくあります。
RAMデイスクを利用することで、処理速度向上は勿論ですが、既存データはそのままにして、各種テストができますので非常に便利で、パソコンの電源を切ればRAMデイスクの内容は消去されますので、不要なテスト内容は消されますので、非常に重宝しております。
私の場合は、データのみをRAMデイスクで処理する方式ではなく,Adinhunter2をHDで動作させるのと同時に、別にRAMデイスクでもAdinhunter2を動作させるようにして、1台のパソコンで2つのAdinhunter2を同時に動かしており、例えばHDでAdinhunter2の出馬表作成をさせながらRAMデイスクでは分析・シミュレーションを同時に行っておりますが、Cori7搭載パソコンで4コア処理ですので、2つのAdinhuter2を動かしても処理速度はそれほど落ちない感じです。
ここ3週間ほどカスタムソフトの話をさせて頂いておりますが、ユーザー独自の分析や予想方法のカスタム化以外にも、RAMデイスク上でAdinhunter2を動作させるRAMデイスク処理機能のオプション化も可能です。
ちなみに私は現在、先ほど話題にした現在テスト中の馬場脚質不利克服馬の抽出を過去10レースで且つ今回と同じ競馬場に設定してRAMデイスク処理で出馬表を作成して、2つの出馬表を比較して最終判断したりしてRAMデイスク処理機能を活用しております。


ところで、アップルのiPadが日本でも販売開始されかなりの人気商品になってきているようで、今後提供されるアプリケーションによってはさらに爆発的に売れる商品になるような気がしています。
アップルのiPadはAtom搭載のネットブック以下の機能でインターネット閲覧と動画再生が主機能ですが、従来のパソコンのように自分好みの多機能ソフトをiPadにインスツールことはできませんが、私は各人のパソコンにインスツールするような商品はユーザー側もメーカー・ソフト会社共にサポート対応ができなくなり、今後iPadのような商品がどんどんとパソコンにとって変わっていくと勝手に思ったりしており、この手の商品のユーザーが爆発的に増加するような気がしてなりません。
昔は地図ソフトを個人パソコンにインスツールして使用していましたし、電車等の乗り換え案内も個人パソコンにインスツールして使用していましたし、英訳ソフト・ワープロソフト等も同様ですが、今はこれらソフトをインスツールされる方は殆どおらず、いわゆるクラウドコンピューテイングといったインターネット利用で目的が達成される時代になってきています。
そしてそのインターネットのWEBページ作成も、昔はWEBページ作成ソフトを個人パソコンにインスツールして自分用のWEBページを手間隙かけて作成する必要がありましたが、今ではインターネットのブログページを誰でも簡単に自分のwebページを作成できてしまいます。
今後は使いこなすのが難しいパソコンは不要になり、簡単操作のiPadで殆どの目的が達成できてしまうような時代になってくる私は勝手に想像しております。
特に簡単操作の携帯電話を使用してきた世代は全く違和感なしにiPad等の簡単機器に移行でき、パソコンは難しいと思っていた退職された高齢者でも簡単に使用できる商品となると、爆発的に利用者が増加していくと思っており、パソコン派は少数派になりiPad派が急速に多数派になっていくような気がしています。
競馬関連も同様な方向に進まざるを得ない時代になってくると思われます。
今でも、インターネット閲覧方式のJRA−VANのNEXTは、非常にわずらわしい個人パソコンインスツール・データセットアップ型のDatalabソフトに比べて、1桁多いユーザー数ですので、JRA−VANのNEXTがIPAD等に対応できれば、ユーザー数は飛躍的に増大して、10年ほど下降傾向のJRAの売り上げも増大に向かう可能性があるかも知れません。
時代は大きく変化しようとしている感じです。
但し、私は競馬に関してはIpad派は一時的には増加しても、爆発的には増えないと思っております。
理由は簡単で、みなが同じデータや同じ予想方法を使用するとなると、回収率はご存知のようにJRAの25%控除を差し引いた75%に限りなく近づいていくからで、皆と同じような馬券を購入する限り回収率が100%を絶対に超えないからです。
他人と違う自分独自の予想法を確立しない限り、回収率は絶対に100%は超えないと私は思っており、競馬に関しては、皆と同じIpad派ではなく、ユーザー独自のカスタム化ソフト派が生き残るような気がしております。


ところで、最近ですが、Adinhunter2の中でも重要な以下3つの予想要因に関して徹底的に研究をし直しております。
1、馬場脚質不利克服馬
2、芝ダ変更出走注目馬
3、休養明注目馬
の3要因ですが、なぜこの3要因をあらためて徹底研究しているかというと、
1)最近の活躍血統の急激な変化、特に新種牡馬への対応
2)最近の調教技術の急激な進歩、特に芝ダ変更出走と休養明の調教技術への対応
3)科学的な研究が殆どされておらず高配当馬券的中に一番近い研究テーマ
と理由からです。
私は、この「馬場脚質不利克服馬」・「芝ダ変更出走注目馬」・「休養明注目馬」という3つの予想要因を的確に把握できれば回収率は飛躍的に向上すると期待しておりますが、ユーザー様の中でもこれら3つの予想要因を的確に反映した独自の予想理論を確立されることも期待している次第です。
現在特に、「芝ダ変更出走注目馬」と「休養明注目馬」を抽出するテスト中の新芝ダ休養明基準の「テストを開始して、現在の芝ダ休養明基準と比較しながらテストしておりますが、ちなみに先週の安田記念で私が単勝を購入した芝ダ変更出走馬のグロリアスノアは新芝ダ休養明基準では全くダメな馬でした。
元々出走馬が少ない休養明馬や芝ダ変更出走馬の基準値は信頼度が低いことから、複数の基準値を併用して、複数の基準値が共に同様の判断結果になった場合に有効と判断するといった使用方法がよいのではと思ったりしております。

さて、先週で5週連続G1開催も終了して、来週からは函館競馬が開催されるという今週でした。
来週からは、3歳馬と古馬の混合戦もはじまり、3歳馬と古馬の比較判断そして、古馬の降級馬の判断と、今までとは全く違った判断が要求される夏競馬ですので、来週は馬券購入しないで様子見をしようかなと思ったりしております。
今週ですが、競馬の難しさを再認識した次第です。
日曜日後半で私の狙いレースは、予想印◎で複勝軸馬候補で且つ馬場脚質不利克服馬のラッキーポケットが出走していた日曜日京都8Rでしたが、なんと2着に来たのが17番人気の中央では未勝利馬(地方で2勝)のサンマルエミネムで、私の的中馬券は単勝馬券のみという結果でした。
私最近ですが購入馬券が変化していまして、単勝馬券を購入することが増えてきています。
理由は簡単で、最近導入した予想要因の馬場脚質不利克服馬で能力比較が私なりに明確になったことが理由で、「有利な馬場脚質状態のレースで勝ちあがった馬よりも、不利な馬場脚質状態のレースで勝ちあがった馬の方が明らかに強い」といたことが判断できるようになったからで、今後は単勝馬券のみでなく3連単馬券の購入も段階的に増やすことを考え始めている最近の私です。
ところで、日曜日東京のエプソムカップですが、馬場脚質不利克服馬の抽出を過去10レースで抽出してみましたら、セイウンワンダーとセイクリッドバレーとキョウエイストームの3頭が抽出されていました。3着に来たキャプテンベガは近親血統馬にアドマイヤベガ・アドマイヤドンの2頭のG1馬が近親馬で出馬表の近親血統馬の欄に「G」表示されていましたが、どちらにせよ私は馬券不的中でした。
  
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2010年06月06日

科学的競馬投資コメント20100606

6月度基準値を公開させて頂きました。
上位ランク近親血統馬基準値を大幅改良しております。
従来の過去5年間で出走していた近親馬を過去15年間に出走していた近親馬に対象を大幅に拡大致しました。
又、最新基準値対応版のAdinhunter2では、G1を勝っている馬が近親血統馬にいる場合は、出馬表に「近親」ではなく「G1勝」と表示されるようになり、最高グレード勝のG1近親馬がいる場合はひと目でわかるようにしました。
先週の例では、
・先週日曜日京都9Rで1着のラストアロー(単勝オッズ:21.2倍)のG1近親馬はウイングアロー
・ダービー5着のルーラーシップ(単勝オッズ:14.5倍)のG1近親馬はアドマイヤグルーヴ
参考までに、過去1年のデータで分析してみましたところ、上位ランク近親血統馬の内G1近親馬は5%位を占め、上位ランク近親血統馬全体の3位以内上位入着率に比べてG1近親馬の方が5%ほど高い入着率になっていました。


ところで、先月の5月度基準値で複勝軸馬基準を大幅改良しており、特にAdinhunter2向けには、以下の3種類の3複勝軸馬候補を選択可能にするために以下3種の基準値を算定しており、標準設定は、「コース適性と能力のバランスを図った複勝軸馬候補基準」になりますが、Adinhunter2の最新基準値対応版では、馬場状態設定機能で3種の複勝軸馬基準からユーザー側で選択できる簡易機能を追加しております。
1)、コース適性と能力のバランスを図った複勝軸馬候補基準
2)、能力を重視した複勝軸馬候補基準
3)、コース適性を重視した複勝軸馬候補基準
5月度1ケ月の結果ですが、標準設定にした「コース適性と能力のバランスを図った複勝軸馬候補基準」に比べて抽出される件数はかなり少ないのですが「能力を重視した複勝軸馬候補基準」の方が3位以内上位入着率が5%−10%ほど高い結果でしたので、ユーザー側での選択基準値を変えてみて試してみて下さい。6月度の結果から次月7月度基準値対応の最新Adinhunter2の標準設定を見直す予定です。


先週のブログに書きました、新しい発想の分析機能の「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能をベースにした「ユーザー独自予想要因分析機能」をユーザー向けに提供するカスタムオプション機能ですが、カスタム化のベースの「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析」機能には既に、競馬場別・騎手別・調教師別・種牡馬別に分類しで分析できる機能がそなわっていますので、ユーザー独自の予想要因がどの競馬場で特に有効なのかとか、どの騎手の場合に有効なのかとか、どんな種牡馬の場合に有効かも同時に判断できますので、例えば、新しい種馬馬が毎年大活躍しており、今年はゼンノロブロイ産駒の子供が大活躍しそうな感じですが、ユーザー独自の予想要因が種牡馬ゼンノロブロイの場合は有効なのかどうかの判断も可能で、毎年急激に変化している競馬環境に自分独自の予想要因が有効かどうかの判断もできるのではないかと思ったりしております。

実は現在私が有効と判断しております予想要因は、過去に膨大な分析・シミュレーションを繰り返して有効でない予想要因と判断した要因を切り捨てて残った予想要因で現在のハンター方式の予想をしております。
最近の近代競馬の環境変化は非常に激しく、昔は有効だった予想要因が今では有効でなくなっているのと同様に、今有効な予想要因が将来有効ではなくなる可能性もありますので、日々有効な予想要因をチェック及び追加できるようにすることも重要と思っている次第です。
私は近年の競馬環境の2大変化として、
・脅威の種牡馬のサンデーサイレンス系血統の浸透・拡大により出走馬の能力差が非常に小さくなってきたこと。
・調教技術の進歩による休養明馬の能力発揮度の増大。
と思っております。
例えば、昔は休養明け3戦目の馬を狙えという格言がありましたが、今では、休養明け初戦を狙うのが鉄則と私は思っております。
昔は不治の病といわれた馬の病気で休養していた休養明馬ですら、休養明初戦をぶっちぎりで勝利をおさめてしまうのはごく普通のことになってきた感じです。

世間一般で言われている競馬セオリーとか出版本に書かれていることを信じて馬券購入されるのも競馬を楽しむひとつの方法ですが、ユーザー自身で競馬実態を確認して自分自身の競馬予想法を確立することもひとつの方法と思っております。
競馬の一般常識通りに馬券を購入しても絶対に収支プラスにはならないことは明白で、JRAの控除率25%を引いた回収率75%に限りなく近づくことになります。
競馬の一般常識と異なる自分自身の馬券購入法を確立する以外に収支プラスにはできないと思ったりしております。
ユーザーご自身が苦労して思いついた予想要因がどの位の単勝率・連対率・複勝率及び単勝回収率・複勝回収率になるのかをAdinhunter2の過去のデータを使用して分析できるオプション機能をカスタム機能として提供開始しており、現在Adinhunter2を購入利用されているユーザー様向けに、Adinhunter2にオプション機能としてユーザー独自の予想要因の分析機能を有償にてオプション追加しております。
「基本要因別騎手調教師種牡馬高速分析機能」をベースにしたカスタム分析ソフトの基本仕様は、以下6ステップになっております。
ステップ1、条件を指定してユーザー独自予想要因該当馬抽出。
ステップ2、条件・表示条件を指定してユーザー独自予想要因該当馬の高速絞込表示。
ステップ3、ユーザー独自予想要因該当馬抽出データから競馬場別・騎手別・調教師別・種牡馬別に複勝率・単勝率・単勝回収率・複勝回収率の分析。
ステップ4、エクセル等でユーザー側で各種独自分析可能な「抽出該当馬データ」と「分析データ」の2つのCSVファイルの作成。
ステップ5、ユーザー独自予想要因該当馬区分を出馬表画面に表示。
ステップ6、ユーザー独自予想要因該当馬の予想への影響度を大・中・小で指定して予想順位へ反映した予想出馬表作成。
といった感じです。

ユーザーが独自に考え出した予想要因が過去1年間ではどのような上位入着率なのかあるいは単勝回収率・複勝回収率なのかも簡単高速に分析でき、当然開催中の上位入着率・単勝回収率・複勝回収率も速報成績から簡単高速に分析できますので、苦労して考え出したユーザー独自の予想要因がどのような条件の場合に有効なのかも判断できますので、現在のユーザー独自要因の欠点利点も理解できるようになると共に、今後どのように改良すれば回収率が向上するかの検討・判断にも活用できるのではないかと期待している次第です。

なにも難しい予想要因から検討する必要はないと思っています。
例えば、厩舎2頭出しの場合は、どちらか1頭が上位に来る可能性が高いのか、2頭出し厩舎で回収率の高い調教師はどの調教師なのかといったことや、ブリンカーをつけた馬はどの騎手が成績が良いのかどの調教師の場合に成績が良いのかあるいはどの種牡馬の場合にブリンカーが有効なのかといった、身近な簡単な要因からスタートして、段々と予想要因を改良して回収率が100%を超えるようなユーザー独自の予想要因に育て上げていくといったような活用方法も「ユーザー独自予想要因分析機能」というカスタムオプション機能の有効な活用方法と思ったりしております。
また、ユーザー独自の予想要因とAdinhunter2の保有する予想要因を組み合わせた独自の予想要因にすることも可能です。

実は私は過去にユーザー様からラップ理論とAdinhunter2を組み合わせて活用すると良い結果になるとのメールを頂き、ラップ理論を研究した結果私が現在重要視している予想要因の「馬場脚質不利克服馬」という予想要因を考えだして、その後改良を加えて現在に至っております。
例えば、ラップ理論的発想で先頭馬の各ラップタイムに基づいてその馬に適したラップなのか適さないラップなのかを判断するのが良いのか、その馬ではなく種牡馬も含めて判断するのが良いのか、はたまた母系の血統を含めて判断するのがよいのか等をスタート予想要因として、出走馬そのもの・種牡馬・母系血統のどの血統をベースにするのが最適化を検討して改良を図っていくようなことも可能と思っております。
他人が開発した予想ソフトを活用するのも競馬予想のひとつの方法ですが、ユーザー独自が苦労して考え出した予想要因を活用して競馬予想するほうが競馬も楽しくなるし確信を持って予想できるのではないかと思ったりしております。



ところで、先週のダービーで私は、単勝馬券を的中したのですが、この的中は実はたまたまの偶然の的中ではないというのが私の感想で、
1、巷で2強ダービーと言われているのを、Adinhunter2の予想出馬表は私が今までに私も見たことがない重要予想要因印が多くの馬に付いていて出馬表を見てすぐどの馬が来てもおかしくない混戦戦国ダービーと認識できたこと。
2、混戦という前提で、上位入着の可能性が高い馬を判断する方法として、過去3走での馬場脚質状態での走り方の有利不利判断の予想要因として馬場脚質不利克服馬という判断要因が非常に有効だったこと。
が、私がAdinhunter2の予想印無印のエイシンフラッシュの単勝馬券を購入できた理由と思っております。
但し、ダービー出走馬の中で、過去3走で不利な馬場状態で不利を克服して上位入着した馬場脚質不利克服馬は2頭いまして、エイシンフラッシュとメイショウウズシオの2頭で、特にエイシンフラッシュは過去3走で2回も不利な馬場状態を克服した「最強馬場脚質不利克服馬」でしたが、もう1頭のメイショウウズシオは実は結果14着でした。
私は実は、この同じ様な予想要因の2頭が一方は1着でもう一方は14着というのが競馬の難しさと思っております。
エイシンフラッシュは、過去3走で2回も不利な馬場状態を克服した「最強馬場脚質不利克服馬」で、34歳成長注目馬で、血統適性▲で対戦適性○の予想要因印がついた馬でしたが、メイショウウズシオは、過去3走で1回だけ不利な馬場状態を克服した「馬場脚質不利克服馬」というだけで、他の予想要因印は付いていませんでした。
私が言いたいのは、近代競馬においてはただ一つ予想要因だけでは判断ができないレースが殆どということで、多面的な予想要因を総合的に判断することが非常に重要と思っているということです。
例えば、スピード指数的な指数だけで判断するとか、予想順位だけで判断するような、単独予想要因による予想方法では、馬の能力差が殆どないレースが大多数の近代競馬では予想的中は非常に難しいと思っております。
Adinhunter2の出馬画面は、普通の予想出馬表とは全く違った画面で、画面表示の半分以上が血統適性や対戦適性や34歳成長馬や馬場脚質不利克服馬等の予想要因印が占めており、多方面での判断が誰でもできるような画面にしております。
逆に言うと、予想順位とかスピード指数等の単独予想要因だけで簡単に判断するのではないので、多くの予想要因を総合的に判断する必要があるために、非常に使い方が難しいソフトと私は思っております。
別の観点で言うと、近代競馬は指数とか予想順位といった単一予想要因だけの簡単な予想で馬券的中できるような甘いものではなく、多面的に色々と検討して馬券購入することが必要と私は思っている次第です。
誰でも簡単にわかるような予想では、近代競馬には通用しない時代になってきていると勝手に思っている次第です。

ちなみに今年のダービー馬エイシンフラッシュのラスト3ハロンの上がりタイムはなんと32秒7で、過去のダービー馬の最速上がりタイムを大幅に更新したそうですので、参考までにエイシンフラッシュの過去3走の馬場状態不利克服状況を確認してみました。
・2010年1月17日の京成杯は追込有利な馬場脚質状態で先行して1着。
・2009年12月13日のエリカ賞は追込有利な馬場脚質状態で先行して1着。
誤解がないようにお断りしておきますと、実は京成杯・エリカ賞が追込有利の馬場脚質状態だったと判定しているのはAdinhunter2が勝手に判定しており、JRAが公表しているわけではありません。
又、Adinhunter2では、過去のレースの馬場脚質状態(追込有利・先行有利)は、出馬表画面で馬名をクリックして競走馬の過去の戦歴画面で簡単に確認できます。
参考までに、
・ヴィクトワールピザは皐月賞・弥生賞共に追込有利な馬場脚質状態で追込で1着。
・ペルーサーは青葉賞では追込有利な馬場脚質状態で追込で1着。
でした、
競馬は比較論と言われていますが、「追込有利な馬場脚質状態で追込で勝った馬」と「追込有利な馬場脚質状態で先行して勝った馬」のどちらが強いのかという比較では、私は不利を克服して勝った馬の方が強いのではないかと思っています。
出走馬の能力差が少ない近代競馬の馬券検討には、このような比較が非常に重要になっていると私は勝手に思っている次第です。
蛇足になりますが、馬場脚質の不利有利を判定する馬場脚質判定基準は、毎月膨大な分析・シミュレーションを繰り返して最適な判定基準に更新しております。



さて、5週連続のG1週も最終の安田記念になってしまいました。
安田記念は、古馬戦ですが、海外馬の出走があり、Adinhunter2では海外馬の分析ができないので不得手なレースです。特に、安田記念は過去に多くの海外馬が上位入着しているレースですので馬券検討は難しいと言うのが実感でした。
前半最後のG1の宝塚記念まではまだ3週間もありますので、やはりG1ということでそれなりに安田記念の馬券も購入してしまいました。

今年の安田記念の出走馬でG1馬はG1を1勝のキャプテンツーレ1頭だけということで、先週の混戦戦国ダービーと同様の混戦安田記念と私は判断しておりました。
先週のダービーは「最強馬場脚質不利克服馬」が勝ちあがりましたが、今週の安田記念には1頭だけ「馬場脚質不利克服馬」が出走していました。
Adinhunter2の予想印△のスーパーホーネットが1頭だけの「馬場脚質不利克服馬」でした。
私のAdinhunter2の予想印◎はファリダットで、予想印○がショウワモダンで、予想印▲がグロリアスノアでしたが、実は私は安田記念には思い出がありまして、昔私は芝ダ変更出走馬の研究を開始しており、かなりの自信を持ったレースが、2001年6月3日のG1レースの安田記念で、私の開発したプログラムが指示した印は、◎印がブラックホークで、○印がブレイクタイムでした。
特に、ブレイクタイムの前走はダートレースで、今回は芝のレースでした。
私は、芝からダートあるいはダートから芝に変更してきた場合に、能力を変換する芝ダート変換基準値なるものを父系の血統と母系の血統に基づき設定しており、この芝ダート変換基準値により算定されたブレイクタイムの前走の能力値は、断然の一番高い数値を示していました。
結果は、私の本命対抗で決まり、◎印のブラックホークが1着で、○印のブレイクタイムが2着にきて、馬連で120,600円の12万馬券を的中できた記憶があります。

そんな思い出がありましたことから、実は私は今年の安田記念では、混戦と言うことから何が来てもおかしくないと判断して、芝ダ変更出走馬のグロリアスノア(単勝オッズ:79.9倍)の単勝馬券とワイド馬券(殆ど万馬券でしたが)を購入してTV観戦していましたが、見事不的中でした。
「まあ競馬はこんなもんだ」とつぶやいた今年の私の安田記念でした。
競馬に「たら」は禁句ですが、私に過去の安田記念での芝ダート変換出走馬のブレイクタイムの思い出がなかっ「たら」、ひょっとしたら今年の安田記念は的中していたような気がしてなりません。
過去の思い出にしがみつかず、科学的に判断するべきと再認識した今年の安田記念でした。

  
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