2005年09月19日

科学的競馬投資コメント20050919

今週9月第3週も引き続き、Adinpick3の独自データについての話をさせて頂きます。
ところで、私くし競馬歴35年位になりますが、昔に比べて、最近の競馬は的中が難しくなってきているような気がして、過去10年位の平均配当金額を調べてみました。
単勝と馬連の平均配当金額は、
1997年で、単勝で約920円、馬連で約4760円が、
2000年では、単勝で約950円、馬連で約4980円になり、
今年2005年は、単勝で約1020円、馬連で約5570円となってきており、
ここ9年間で、約10%ほど配当が高くなってきているようです。
原因は、出走馬の増加、競馬場の改築、調教技術の変化等色々考えられますが、馬券的中がだんだん難しくなって来ていることは間違いないような気がしている次第です。
ちなみに、2005年度は、馬単は約11800円、3連複は約20200円、3連単は約164000円が今年の平均配当金額になっています。
実に3連単は、100円玉が1万円札16枚にもなってしまうことが平均というのが、近代競馬になってきています。
これからの近代競馬では、従来の発想では馬券は取れなくなってきている思っている今日この頃です。

さて本題に入りますと、私が3番目に重視している独自データは何かというと、「休養明適性」です。
秋競馬が始まり、休養明けの馬が多く出走する時期になってきています。
休養明馬を適切に取捨選択できれば鬼に金棒なのですが、非常に難解というのが実態です。
ADINPICK3の休養明適性で注意すべきことがあります。それは、プラスマイナスの数値の大きさです。
私のシミュレーション結果からは、特に休養明適性プラス10以上の場合は、予想順位より結果順位を大幅に上げる確率が非常に高いといったことで、数値の大きい小さいも重要です。休養明適性のプラスマイナスの数値ですが、この数値の意味するところは、能力値に対するプラスマイナスの数値を意味しており、例えば、前走の能力値が85で休養明適正マイナス8の馬が、休養明けで出走した着た場合、85−8で、今回は能力値77で走りそうだと判断すると言うことです。従って、休養明け適性がマイナスだからといって全く走らないというのではなく、能力が抜けている休養明適性マイナスの馬が、休養明けで出走しても勝つことはよくあります。
又、休養明けで出走する馬は、それほど多くなくデータ数が少ない為、データ数が少ない場合は信頼性がどうしても低くなってしまうという、基準値データ数からくる信頼性の問題があります。特に、半年以上とか1年以上の休養明け馬は、非常に少ない為、信頼性の問題が発生してしまいます。
そういう意味で、休養明区分として2桁の区分にしており、2桁目はデータ数に基づき信頼度を示す区分になっています。
私は、この条件区分による信頼度と、休養明適性のプラスの数値の大小を必ず確認してから、休養明け馬の最終判断しております。
実は昔は、この休養明適性を父母系の血統ではなく、調教師毎に分析して休養明適性の基準値として使用していた時期がありましたが良い結果が出せず、現在の父母系の血統に基づく休養明適性を使用することにしたのですが、やはりこの父母系の血統に基づく休養明適性にも限界があり、調教情報等も加味して最終的な判断をする必要があるのが実情と判断している次第です。

今週土日月のレースで、「休養明け馬」に関して休養明適性の具体例を説明させて頂きますと、以下になります。

土曜札中山10Rは、休養明適性マイナスでしたが買い目印▲のウインデュエル(単勝オッズ:1.7倍)が1着でした。2着は昇級馬で血統適性▲で買い目印○のトーセンブライト(単勝オッズ:6.5倍)で、3着が買い目印◎のシロキタゴッドラン(単勝オッズ:18.2倍)で、3連複で2270円、3連単は5260円でした。ウインデュエルは休養明適性マイナスでしたが能力が抜けていた馬でした。戦歴画面でウインデュエルの過去の能力値を確認すれば分かりますが、トーセンブライトやシロキタゴッドランに比べて能力値が10位は高い馬でした。
ところで、印馬のバアゼルキング(単勝オッズ:203.2倍)は、休養明適性プラスで4着でしたが、3着にきていればかなりの高額配当になっていたのですが、、、、、、、、

日曜日のレースで休養明け馬が非常に多く出走していたのが阪神11レースのローズステークスで、15頭中9頭が休養明け馬でした。
1着は休養明適性プラスで対戦適性◎の買い目印馬のエアメサイア(単勝オッズ:2.4倍)で、2着は休養明適性プラスで対戦適性◎の買い目印◎のラインクラフト(単勝オッズ:2.2倍)で、3着が休養明適性マイナスで買い目印馬のライラプス(単勝オッズ:24.6倍)でした。3着のライラプスの休養明け適性のマイナス値は、「−1」という数値でマイナスでも非常に小さいマイナスだったのですが、、、、、、
残念ながら、配当面は非常に低い配当となったレースでした。
中山11Rのセントライト記念1着のキングストレールは休養明適性プラスで血統適性▲でしたが、300日ぶりのレースということで、2歳時の能力値しかなく能力値低く、馬券対象にはできませんでした。2着が買い目印◎のフサイチアウステルだっただけに、(古馬ではない)成長途上の3歳馬キングストレールの300日間における成長分を考慮して能力を判断すべきだったと反省している次第です。

月曜札幌10Rは、休養明適性プラスで買い目印馬のラガーリーダー(単勝オッズ:5.0倍)が1着でした。2着は血統適性○で札幌競馬場適性が高く買い目印○のダンスウイザード(単勝オッズ:4.9倍)で、3着が血統適性▲で買い目印▲のセクシーシューズ(単勝オッズ:5.2倍)で、3連単は万馬券でした。


科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



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