2006年01月09日

科学的競馬投資コメント20060109

2006年の競馬開催が始まりました。今年も、更なる回収率向上に向けて、基準値改定やソフトのバージョンアップを精力的に進めていきますので、科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。
Adinpick3の独自データに関してですが、レースによって血統適性が良い馬が上位入着する場合もあれば、対戦適性の良い馬が入着する場合もあれば、余力馬が入着する場合もあるというようにレースによって異なっているのが実情です。
今年は、どのような場合に、どの独自データを重要視したら良いかを判断できるような基準を設定できればと思っております。
ところで参考までに、昨年2005年の1年間における上位入着率の高かった独自データをあげて見ます、過去9年間のデータと比較して昨年1年間がどうなっていたかを見てみますと、以下になっていました。
1、血統適性◎馬:過去9年間で66.6%が昨年は59.6%
2、過去3走3位以内3回馬:過去9年間で55.5%が昨年は48.7%
3、血統適性○馬:過去9年間で52.4%が昨年は46.1%
4、芝ダート変換後能力が高くベスト能力も高い馬:過去9年間で51.2%が昨年は52.0%
5、過去5走ランクA馬:過去9年間で48.8%が昨年は47.0%
6、過去3走3位以内2回馬:過去9年間で45.2%が昨年は45.1%
7、対戦適性◎馬:過去9年間で42.8%が昨年は43.3%
8、過去5走ランクB馬:過去9年間で41.4%が昨年は39.4%
9、前走・過去ベスト能力が高い余力馬:過去9年間で40.0%が昨年は38.6%
という状況で、上位ベスト9に変化はほとんどないという結果でした。
又、上位1・2・3着に入着した馬の内に占める独自データ馬の割合を分析した結果は、騎手適性を除いた、「血統適性馬」・「休養明適性プラス馬」・「対戦適性馬」・「前走及びベスト能力が高い余力馬」・「芝ダート変換後能力が高い馬」・「昇級馬」・「過去3走3位以内馬」・「過去5走上位ランク馬」・「前走能力1・2・3位馬」・「平均能力1・2・3位馬」・「ベスト能力1・2・3位馬」「過去ベスト能力1・2・3位馬」の割合は、過去9年間では85.1%でしたが、昨年1年間では87.4%も占めていた次第で、今年2006年も、独自データ印馬には十分注意した競馬投資を実践する必要性を感じている次第です。

又、今年も「買い目点数を絞って万馬券を的中する」ことを目標に、ソフトのバージョンアップと基準値の改良を進めていきたく思っております。
特に、今年上期の目標として、4歳馬が出走する4歳以上混合戦における成長途上の4歳馬の成長度合の能力への反映に関して、各種分析・シミュレーションをするつもりです。

今週の木・土・日・月4日間のレースで、特徴的なレースを挙げてみますと、以下になります。

木曜中山7Rは、平均・ベスト・距離ベスト能力◎と過去の能力が非常に高かった買い目印◎のセイウンカラク(単勝オッズ:18.1倍)は3着でした。1着は休養明け2戦目で過去にこの条件を勝っている買い目印馬のオーロブライト(単勝オッズ:26.3倍)で、2着が対戦適性○の昇給馬で買い目印○のトーセンベルボーイ(単勝オッズ:4.4倍)で、3連複で万馬券でした。
実は私は、セイウンカラクとオーロブライトの2頭軸で5頭ほどに流した3連複を購入しておりまして、この馬券が、私にとっての今年初めての万馬券になった次第です。
最強WEBでの注目馬も、セイウンカラクとオーロブライトの2頭としておりました。

土曜京都8Rは、前走余力を残してゴールしていた余力馬でベスト・距離ベスト能力◎で買い目印△のエストレーア(単勝オッズ:23.9倍)が1着でした。2着も前走余力を残してゴールしていた余力馬で成長途上の明け4歳馬で買い目印○のヤマニンコーリング(単勝オッズ:11.7倍)が2着、3着は対戦適性△で前走・平均・ベスト・距離ベストが全て◎で買い目印◎のイエス(単勝オッズ:2.6倍)が3着で、3連複で5、530円でした。
最強WEBでの注目馬も、エストレーアとイエスの2頭としておりました。

私の3連複の買い方ですが、最近は2頭軸で4−6頭に流す買い目馬券が多いのですが、人気馬2頭での2頭軸にすることはあまりなく、1頭は人気馬でももう1頭はあまり人気がない馬にする場合が多いというのが実情です。

月曜中山7Rは、芝ダート変更出走でしたが芝ダート変換後能力が高く過去上位条件でも活躍しており平均・ベスト能力◎で買い目印◎のエプソムボス(単勝オッズ:3.5倍)が1着でした。2着も前走余力を残してゴールしていた余力馬で過去高い能力で走っていた買い目印△のカルストンキングオー(単勝オッズ:67.7倍)が2着、3着は買い目印はなかったのですが過去に何回も足を余してゴールしておりスロー調整した能力値が非常に高かったオンワードウシワカ(単勝オッズ:38.07倍)で、馬連で9,210円で3連複は6万馬券でした。
最強WEBでの注目馬も、エプソムボスとカルストンキングオーの2頭としておりました。
実は私は、馬連は、エプソムボス・カルストンキングオー・ロイヤルプリーズの3頭ボックスとエプソムボスからオンワードウシワカに流していました。そして3連複ですが、迷った末にエプソムボスとロイヤルプリーズの2頭軸として、カルストンキングオー・オンワードウシワカに流していた次第です。
注目馬2頭のエプソムボスとカルストンキングオーの2頭軸にせず6万馬券がどこかに飛んでいった中山7レースだった次第です。

月曜中山10Rは、前走余力を残してゴールしていた余力馬で対戦適性○で前走・平均・距離ベスト能力◎で買い目印◎のチョウカイロイヤル(単勝オッズ:3.3倍)は2着でした。1着は成長途上の明け4歳馬で前走余力を残してゴールしていた余力馬で血統適性▲で対戦適性▲で買い目印○のピサノヨシツネ(単勝オッズ:5.5倍)でした。3着は買い目印馬で過去に非常に高い能力で走っていてベスト・距離ベスト能力◎のスターオブニルス(単勝オッズ:60.3倍)で、3連複で8,330円で3連単は3万馬券でした。
最強WEBでの注目馬も、チョウカイロイヤルとスターオブニルスの2頭としておりました。
特に、スターオブニルスは近走は不振でしたが、過去の能力は非常に高くこの条件も2回1着になっていた馬で人気が殆どなく絶好の狙い馬でした。


ところで、昨年後半は成長途上の3歳馬が活躍していましたが、年が明けても成長途上の明け4歳馬が活躍しています。今週の4日間の開催で、4歳以上混合戦のレースは44レースありましたが、4歳馬が3着以内に来たレースは37レースありましたので、84%のレースで4歳馬が上位1・2・3着に入ったということです。
昨年末に分析結果を公開しておりますが、過去8年間のデータに基づき、3歳以上混合戦が始まる6月4歳混合戦が始まる1月そして4歳混合戦が終了する5月までに関して、3・4歳以上混合レースにおいて成長途上の3・4歳馬が上位1・2・3着に入ったレースの割合は以下になっており、今週もほぼ例年並に明け4歳馬が活躍した次第です。
成長途上の4歳馬は、過去の成績や能力が低くとも上位入着することも多く非常に分かりづらいというのが実感です。古馬の場合は、近走は不振でも過去に上位条件で活躍していたり高い能力で走っていた馬が上位入着する場合が多くある程度はわかる場合が多いのですが、、、、
やはり馬券的中の鍵は、成長途上の3歳・4歳馬が握っていると改めて実感しており、今年も成長途上の3・4歳馬を徹底的に分析・研究する予定でおります。

*3・4歳以上混合レースにおいて成長途上の3・4歳馬が上位1・2・3着に入ったレースの割合
3歳6月 :32.7%
3歳7月 :52.6%
3歳8月 :61.4%
3歳9月 :65.4%
3歳10月:74.7%
3歳11月:80.4%
3歳12月:79.1%
4歳1月 :80.3%
4歳2月 :82.3%
4歳3月 :83.1%
4歳4月 :83.4%
4歳5月 :83.6%


ところで、過去9年間のデータに基づき4歳以上混合戦における成長途上の4歳馬の独自データについて分析してみました。
全馬に対して明け4歳馬の独自データ印馬の上位入着率は、以下になっていました。
1、血統適性◎馬:全馬で66.6%が4才馬は62.4%
2、過去3走3位以内3回馬:全馬で55.5%が4才馬は57.6%
3、血統適性○馬:全馬で52.4%が4才馬は 50.8%
4、芝ダート変換後能力が高くベスト能力も高い馬:全馬で51.2%が4才馬は46.7%
5、過去5走ランクA馬:全馬で48.8%が4才馬は48.4%
6、過去3走3位以内2回馬:全馬で45.2%が4才馬は46.9%
7、対戦適性◎馬:全馬で42.8%が4才馬は39.8%
8、過去5走ランクB馬:全馬で41.4%が4才馬は42.2%
9、前走・過去ベスト能力が高い余力馬:全馬で40.0%が4才馬は42.9%
という状況で、4歳以上混合レースにおいて成長途上の4歳馬の内でも独自データ馬には特に注意が必要な状況でした。

今年も昨年に引き続き、競馬の実態を分析をしたり、上位入着要因を分析・シミュレーションして、競馬投資に有益なデータを探求して、回収率向上に向けて精進していくつもりです。
科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


この記事へのトラックバックURL