2006年12月10日

科学的競馬投資コメント20061210

師走競馬、難しいレースが続いています。
馬主・調教師等の年度末の帳尻あわせもあるかのごとく、わけの分からない馬が上位入着していたりして、馬連も難しいですが、3連複になると更に難しく、3連単はかなり手広く流さないと的中しないという師走競馬になっているようです。

ところで、先週お話させて頂いた、
1)過去も強かったが近走も強いレースをしている馬
2)過去に強かったが近出不振の馬
3)最近急成長している馬
4)近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬
のどの馬を馬券対象にするかを判断する新しい基準値に関して、各種分析・シミュレーション結果をしております。
シミュレーションは、現在開発中でテスト運用中(ADINPICK4と呼称予定)の「予想」・「シミュレーション」・「投票」機能を統合化したソフトで行なっております。
一応、父母系の「血統」を基準に、「能力」・「入着順位」・「成長」別に入着率をシミュレーションしてみました。
「過去も強かったが近走も強いレースをしている馬」・「過去に強かったが近出不振の馬」・「最近急成長している馬」・「近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬」のを各血統別にシミュレーションしてみましたが、父系血統と母系血統を総合した総合血統を基準にした場合が一番入着率率が高く、次が父系血統を基準にした場合、母系血統を基準にした場合が一番悪い結果になっており、母系より父系の血統に注目する必要がありそうです。もう少し検討して有効な判断指標になる場合は過去成長基準として月次基準値に追加する予定です。

ところでテスト開発中のAdinpick4のシミュレーション機能ですが、「的中率回収率」・「入着率」・「オッズシミュレーション」・「独自データ影響度シミュレーション」等の分析・シミュレーション機能がありますが、先ほどの過去成長基準値の入着率のシミュレーションもこのテスト中のAdinpick4で行ないましたが、その際に入着率のシミュレーションをしていて興味深い結果がわかりました。
入着率分析は、「条件(未修理・500万条件等)」・「競馬場」・「距離」・「芝ダート」別にシミュレーション可能なのですが、入着率算定の基準として「3着以内」・「2着以内・「1着限定」の選択も可能になっていまして、各予想要因の入着率をシミュレーションしていて、予想要因によって「3着以内」の入着率と「1着限定」の入着率に違いがあることが判明しました。
このことは、独自データを含めた予想要因は、
1)1着に来る可能性が高い要因、すなわち単勝や馬単や3連単向けの予想要因
2)3着以内に来る可能性が高い要因、すなわち複勝やワイドや馬連や3連複向けの予想要因
の2種類の要因に分けて、購入馬券種類のどの馬券種類を買うのが良いのかの基準を作成できる可能性があるということを意味します。
さらなる分析・シミュレーションを繰り返して、興味深い結果がでましたら、来週にも報告させて頂きます。

現在テスト運用中中のAdinpick4は、「独自データに基づいた予想機能」と「シミュレーション機能」と「IPAT自動投票機能」の3機能を統合した新しい概念の科学的競馬投資ソフト(予定呼称Adinpick4)のリリース次期は未定ですが、「Adinpick4」を試用していただき、改善点・要望事項に関する情報提供をして頂ける場合は、メールにて「Adinpick4の試用希望」と連絡頂ければ、特別試用版のAdinpick4のダウンロード先を来週土日の競馬開催に間に合うように来週水曜日頃にご連絡させて頂きます。
但し、基準値は最新の12月度基準値以降しか対応できておりませんので12月度基準値使用ユーザー様限定になります。又、新規開発部分が多いソフトですのでバグがある可能性もありますし、ヘルプ内容も不十分な点はご容赦お願いする次第です。
又、予想アルゴリズムもAdinpick3とは異なっていますので、Adinpick3と比較したご意見も頂ければ幸いです。

特別試用版のAdinpick4の現在の主要機能は、以下になっています。
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Adinpick4は、「膨大なデータを短時間に処理」できるパソコン能力を最大限に発揮して、
・「独自データに基づいた予想機能」
・「シミュレーション機能」
・「IPAT自動投票機能」
の3機能を統合した新しい概念の科学的競馬投資ソフトです。
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ところで、難しいレースが続く師走競馬ですが、私し、今週はテスト運用中のAdinpick4だけを使用して出馬表作成とIPAT投票をしていました、勿論比較の為にAdinpick3でも出馬表は作成していました。
Adinpick3とAdinpick4の予想アルゴリズムが若干異なっていることもあってAdinpick3とAdinpick4の買い目印が異なっています。
師走競馬でなかなか難しいレースが多いこともあって、私は馬連を中心に、絞り込んだ馬券を購入しています。それでも大きな馬券を的中しないとプラス収支にならないのが近代競馬です。
土曜日中山11Rの師走に行なわれた師走ステークスは、Adinpick3・Adinpick4共に買い目◎は余力馬で前走・平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎で血統適性◎のアンドウオール(単勝オッズ:15.7倍)でした、2着は2年前のG1ジャパンカップ5着のトップオブザワールド(単勝オッズ:51.4倍)でしたが、Adinpick3の買い目は?でしたが、Adinpick4は△でしたので、私はアンドウオールとトップオブザワールドの馬連も含めて5点の買い目を馬券購入していましたが、配当を見てビックリした次第です。なんと、馬連で3万馬券でした。
前走・平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎で血統適性◎でそれも距離適性・中山競馬場適性・格適性共に非常に高い馬で、且つ前走足を余して負けている余力馬のアンドウオールの単勝が15倍になるのか非常に不思議でした。
補足ですが、Adinautobetの最新バージョンV1007に新規機能として追加した独自データ出馬表印刷機能には、芝ダート変更出走馬と休養明馬と余力馬の中でも、特に上入着の可能性の高い馬に注目マーク「*」が付くようになっていますが、アンドウオールは実は注目マーク付きの余力馬で、Adinpick3の独自データで判断した場合、アンドウオールは実は今週一番の絶好の狙い馬の典型でした。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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