2006年12月24日

科学的競馬投資コメント20061224

早いもので、今年も年度最終週になっていまいました。
相変わらず、師走競馬は、大変難しいレースが続きました。

さて、先週お話させて頂いた現在テスト中のAdinpick4の各種設定と馬券種類のことですが、色々とシミュレーションをしてみましたが、馬券種類毎にAdinpick4の各種設定を変えることで、馬券種類毎に回収率を最も高くできるというシミュレーション結果でした。
Adinpick4が算定した買い目が各種設定を変えることで大きく変わるというわけではないのですが、微妙に買い目が変わることで、回収率は大きく変わってきていました。
この馬券種類毎に設定を変えることで馬券種類毎の回収率を高くできるというシミュレーション結果は、私には大きな収穫でした。
私は、最近馬連を中心に馬券購入していまして、馬連では配当が低いレースは3連複馬券を購入するという買い方をしていますが、来年は2台のパソコンを利用して、1台は馬連の回収率を最大にした設定をして馬連の買い目を確認し、2台目のパソコンは3連複の回収率を最大にした設定をして3連複の買い目を確認しながら購入馬券種類毎にIPAT投票をしてみるつもりです。
今回確認できた、Adinpick4の各種設定(Adinpick3も同じ)によって、馬券種類(単勝・馬連・馬単・3連複)毎の的中率や回収率が大きく異なっていたということを踏まえて、現在テスト運用中のADINPICK4に急遽、「馬券種類シミュレーション」機能を追加する予定です。
「馬券種類シミュレーション」は、各条件別に、「安定性と独自性」及び「買い目順位を決める予想順位」を変えた場合に、Adinpick4が設定する買い目に基づく馬券種類(単勝・馬連・馬単・3連複)の的中率・回収率・平均配当がどのように変わるかをシミュレーションできるような機能にする予定です。

現在テスト運用中のAdinpick4では、現在のAdinpick3の出馬表の的中率・回収率分析機能に追加して、過去1年から5年分のシミュレーション用の出馬表の的中率回収率分析機能を保有しますので、毎週の競馬開催時でのAdinpick4が算定した買い目での的中率回収率も簡単に確認できますし、各種設定を変えて過去1-5年分のAdinpick4が算定した買い目での的中率回収率も簡単に確認できるようになりますので、ユーザー様自身で各種設定を変えた場合の馬券種類毎の的中率や回収率を確認して、ユーザーが主に購入する馬券種類での回収率を最大にするように各種設定をしてADINPICK4をユーザー独自に使いこなして頂けるようになることを期待している次第です。

Adinpick4の使用利用方法としては、以下のようなイメージになる予定です。
蓄積タイプでのJRAVANデータのセットアップが完了すれば、「シミュレーション機能」・「独自データに基づいた予想機能」・「IPAT自動投票機能」の3つの主要機能が使用できます。
Adinpick4が保有する各種予想要因の「入着率や影響度」及び「的中率・回収率」等のシミュレーションを行なって、ADINPICK4を使用ユーザーに最適に設定して、各予想要因の予想順位への影響度を最適にしたAdinpick4独自のデータに基づく予想出馬表を作成します。
競馬当日には、予想出馬表に速報オッズ・馬体重等を取込みビジュアルに表示された各種予想要因を確認しながら最終買い目登録して、発走前の最新速報オッズに基づき購入判定機能で馬券購入判定データを確認して、馬券購入する場合はIPAT自動投票機能で自動投票をすることになります。

次に、現在テスト中のAdinpick4のシミュレーション機能と各種設定について具体的に説明させていただきます。
Adinpick4はADINPICK3同様に、ユーザー自身でAdinpick4が算定する買い目に影響する各種予想要因の影響度等を独自に設定できるようになっており、以下3種類の設定ができます。
1、約10種類の独自データの予想順位への影響度の設定
・予想要因の各独自データの予想順位への影響度を、「無し」・「小」・「標準」・「大」の4分類で設定可能で、「小」と「大」の影響度合いも、標準に対して「小」は50%から80%「大」は120%から150%と設定できます。
2、安定性と独自性の設定
・ベースメントの安定性を重視するか、独自データの独自性を重視するかの選択ができます。
ベースメントの安定性を重視すると過去の入着順位や格上馬が重視されるようになり、独自データを重視すると約10種の独自データが重視されるようになります。
3、買い目印を決定する予想順位の設定
・買い目印を決める予想順位「終」の選択が可能になっています。
買い目印は、3種の予想順位「能」・「総」・「終」の中の「終」の予想順位に基づき決定されますが、「終」の予想順位を選択することが可能です。
標準では、タイム理論能力予想要因の予想順位への影響度を低くした順位を「総」、タイム理論能力をベースに各種独自データで補正した順位を「終」にしており、タイム理論能力をベースに各種独自データで補正した順位で買い目印を決定していますが、タイム理論能力予想要因の予想順位への影響度を低くした順位で買い目印を決めるように変更することができます。


そして、Adinpick4の最大の特徴は、これら各種設定を変えた場合に、的中率や回収率がどのように変わるかをシミュレーションで確認できることです。
的中率や回収率がどのように変わるかを確認する方法も、具体的に出馬表での買い目印と的中率・回収率の両方がが確認できる方法と、回収率・的中率という数値だけを確認する、2つの確認方法が選択できます。
1、的中率回収率という数値だけでなく、過去の出馬表で各馬の買い目印がどのように変わったかを確認する方法。
・処理時間はかかりますが、予想要因の影響度を変えたあと、シミュレーションデータ(過去1年から5年間の設定が可能)そのものを作成しなおす方法です。
「独自データ更新時更新」処理でシミュレーションデータそのものを更新しますので、変更した各種設定に基づいて過去の出馬表も作成し直しますので、「過去の出馬表表示」で過去の全レースの出馬表で各馬の買い目印が確認できます。また「的中率・回収率分析」機能で単勝・馬連・馬単・3連複の馬券種類毎の的中率・回収率がどのように変わったかも簡単に確認できます。
2、的中率回収率という数値がどのように変わるかを確認する方法。
シミュレーションデータは更新せずに、シミュレーション機能で的中率回収率がどのように変わるかをシミュレーションする方法で、パソコンが各影響度を各種変えた場合の回収率と的中率をシミュレーションしますので、各設定毎に的中率回収率がどのように変わるかをシミュレーション画面で確認できます。この場合は、出馬表は作成していませんので過去の出馬表の買い目がどう変わったかは確認できませんが、短時間でシミュレーション処理ができます。
シミュレーションは、「影響度シミュレーション」と「馬券種類シミュレーション」の2種類のシミュレーションが可能で、単勝・馬連・馬単・3連複の馬券種類毎の的中率・回収率がどのように変わったかをシミュレーション画面で確認できます。

Adinpick4の基準値につきましては、Adinpick3・ADINAUTOBETと一部異なりますが、3種類のソフト共用基準値として提供予定でおります。


科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



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