2007年04月08日

科学的競馬投資コメント20070408

4月4日(水)に、最新バージョンのAdinpick4のV1023及びAdinpick3のV3308及びAdinautobetのV1011をリリースさせて頂きました。
最新バージョンは、3ソフト共に大幅に改良させて頂いており、最大の改良点として、大幅改定した4月度基準値に対応して予想アルゴリズムも大幅改良しております。特にAdinpick4は、新しい分析・シミュレーション機能追加・別ドライブ処理機等大幅に機能強化を図っており、4月度基準値も、
1、独自データの予想順位への影響度を条件別・競馬場別・芝ダート別・距離別そして性別に的確に反映する新しい基準値「条件別影響度基準値」を新規追加。
2、休養明馬の判定をより適切に行う目的で、調教師休養明適性基準を新規追加。
3、芝ダート変更出走馬と休養明馬の判定をより適切に行う目的で、回収率(期待配当率)をベースにした重要5要因ピックアップ基準を新規追加。
と3種の新しい基準値を追加して大幅改定させて頂きました。

最新バージョンのAdinpick4・Adinpick3・Adinautobetの3ソフト共に新しい3種類の基準値に対応して、休養明馬や芝ダート変更出走馬の予想アルゴリズム大幅改良を含めて予想アルゴリズム全体も改良させて頂きました。
最新バージョンでは、4月度基準値に新しく追加した基準値に基づき、特に休養明馬と芝ダート変更出走馬を回収率面から適切に判断する目的で、調教師休養明適性と父母系芝ダ適性、及び重要5要因ピックアップランクをA/B/C/D(/E/F)の4(6)ランクで出馬画面に表示できるようになっております。但し、Adinpick3では指数付出馬表画面、Adinautobetでは全表示出馬表画面でのみの表示になります。

重要5要因ピックアップランクは、回収率という観点から、上位入着率と配当金額から、
1、血統適性
2、休養明適性(調教師休養明適性を含む)
3、対戦適性
4、父母系芝ダ適性(芝ダート変換後能力を含む)
5、余力馬
の5つの予想要因の印がどのようになっているかによって回収率(期待配当率)を設定しており、Aランクが期待配当率が一番高く、B−C−D(−E−F)の順に低くなっています。
例えば、休養明け適性がプラス5以上で調教師休養明適性がAで血統適性・対戦適性共に◎で且つ余力馬の場合は、重要5要因ピックアップランクがAとなるといったようなランク付けになっております。
各種条件と5つの予想要因から膨大なシミュレーションの結果から算定した基準値で、簡単な基準データではなくかなり複雑なデータになっており、ちなみに重要5要因ピックアップ基準は5000件以上のデータから成り立っています。

重要5要因ピックアップ基準の採用している、私が重要と考える5予想要因は皆がほとんど研究していない分野です。血統は巷に色々理論がありますが、いわゆる一般的な血統理論で血統の良い馬は人気になるのが普通ですし、良血馬は非常に少なく、一般レースは大半が普通の血統の馬が走っています。
入着順位関連の過去3走上位入着馬や過去5走平均ランク馬は上位入着率は高いのですがいかんせん配当が低すぎます。
5要因以外を予想要因からはずすということではなく、5要因以外を研究しても回収率向上に大きく貢献しないという意味です。
一方、上記最重要5要因の研究の結果、適切に予想順位反映できれば回収率を飛躍的に向上できる可能性があると思っております。
特に近代競馬では、配当金額が非常に高い「休養明適性」と「父母系芝ダ適性」の徹底的解明が最重要と思っております。

タイム理論をベースにした能力、前走能力・平均能力・ベスト能力・距離ベスト能力もほとんど考慮しない5要因中心の新しい基準値になっています。
条件(未勝利・500万以上の2分類)別・牡馬牝馬別・芝ダート別の最重要5要因をベースにした回収率向上を目的とした基準値になっております。「重要5要因ピックアップ基準」は、的中率でなく回収率向上を目標に、判断基準を上位入着率ではなく、上位入着率と平均配当を複合した判断基準です。
現在の上位入着予想ランク基準という上位入着の可能性の高い馬のピックアップすることを目的とした基準値がありますが、重要5要因ピックアップ基準は上位入着の可能性が高く且つ配当が高い馬をピックアップするのが目的の基準値で、上位入着予想ランク馬と重要5要因ピックアップ馬はピックアップされる馬が異なります。
重要5要因ピックアップ基準は、上位入着率ではなく期待配当率をベースにしていることから、いわゆる穴馬をピックアップする目的の基準値で、特に休養明馬と芝ダート変更出走馬の穴馬ピックアップを主目的に算定しておりますが、休養明馬と芝ダート変更出走馬以外の馬もピックアップしますが人気馬の場合が多くなります。
この新しい基準値は、私の期待の基準値で、従来の基準値とは全く発想が違っています。
従来の基準値は基本的には的中率をベースにしており上位入着の可能性が高いことを前提にしていますが、この重要5要因ピックアップ基準値は回収率をベースに入着率と配当率を統合した基準値になっています。
重要5要因ピックアップ基準値は、特に配当率の高い休養明馬と芝ダート変更出走馬を重要要因として、注目馬のピックアップを目的とした基準値で、従来の基準値による上位入着可能性の高い馬とはかなり違う馬をピックアップします。
重要5要因ピックアップ基準値から算定される重要5要因ピックアップランクはAdinpick4の初期設定で予想順位に反映されますが、「環境設定」の「独自データの影響度設定」で予想順位に反映させないようにも変更できます。
重要5要因ピックアップランクが予想順位に反映されると、特に、休養明馬と芝ダート変更出走馬の予想順位がかなり変化しそれに伴い他の馬の予想順位も大きく変わりますので、初めは画面で重要5要因ピックアップランクの高い馬がどのような成績になるかをご自身で確認してから反映すべきかどうかの判断をして頂くのが良いようにも思います。
もち論、Adinpick4はシミュレーション機能を保有していますので、Adinpick4を蓄積型でシミュレーション期間を設定している場合は、「独自データの影響度設定」で重要5要因ピックアップランクを予想順位に反映するように設定してから、シミュレーション機能の「独自データ変更時更新」の処理をして、その後「的中率・回収率分析」で回収率が確認できます。
今回のバージョンアップでは特に休養明馬と芝ダート変更出走馬の予想順位がかなり変化しますので、私自身で、Adinpick4のシミュレーション機能の「基準値改定時更新」でシミュレーションデータを最新の基準値の更新して、「的中率・回収率分析」を行って見ました。
特に、総合順位と最終順位がどうなるかも気になりましたので、「独自データの影響度設定」の「買い目印を決定する予想順位の設定」で、タイム理論能力予想要因をベースに各種独自データで補正した順位の総合順位とタイム理論能力予想要因の予想順位への影響度を低くした総合順位を切り替えて、総合順位と最終順位に関する的中率・回収率を確認して見ましたところ、新基準を使用した新バージョンでは、的中率は総合順位の方が若干高く回収率は最終総合順位の方が若干高いというシミュレーション結果になっていました。
重要5要因ピックアップランクは新しい試みの新基準値ですが、シミュレーションデータの更新後の過去の出馬表で確認して見ましたら、ピックアップされる馬は人気馬が半分で人気薄の馬が半分という感じで、人気がない休養明馬や芝ダート変更出走馬が上位入着したりしていました。

ところで、今週の日曜日のレースですが、休養明適性・調教師休養明適性共に優秀で芝ダート変換後能力も非常に高い馬がいました。
Adinpick4では休養明馬と芝ダート変更馬と余力馬について、特定条件をクリアして注目する場合は*マークが付いて赤表示になりますが、めったに無いのですが日曜福島10Rのエスペランサワン(単勝オッズ:146.3倍)に休養明と芝ダート変更共に赤く表示され非常に目立っていましたが、なんと2着に来ていました。1着も芝ダート変換後能力がそこそこ高いモリノミヤコで、3着は休養明適性・調教師休養明適性ともに良かった休養明馬のプレイズワンでした。
実は私は、馬連はモリノミヤコから3頭に流し、3連複はモリノミヤコとオリオンオンサイトの2頭軸から手広く6頭に流していましたが、馬連は絞りすぎてエスペランサワンを買わず3連複はエスペランサワンを買っていまして、レース後馬連の配当が7万円と知って涙した次第です。競馬はいつもこんなもんなのですが、、、、、、、、、、
そんなことで、福島12Rは休養明適性及び調教師休養明適性共に優秀で重要5要因ピックアップランクもBと非常に優秀なウエスタンマックスの1頭軸から、2着候補ウザンホマレオーとゲンキナシャチョウそして3着候補2頭への3連単馬券を中心に買いました。3連単で6千円でしたが、まあこんな配当と納得しています。

さて、約12種類の各種独自データにつきましても、4月度基準値に新規追加した「条件別影響度基準値」で独自データの予想順位への影響度を条件別・競馬場別・芝ダート別・距離別そして「性別」に的確に反映できるようま予想アルゴリズムに改良しております。
この新しい基準値の「条件別影響度基準値」は、Adinpick4の分析・シミュレーション機能を私自身が使用して分かったきたことを予想アルゴリズムに反映する為に新規追加した基準値でかなり重要な基準値になっております。
この「条件別影響度基準値」については来週にお話をさせて頂く予定です。

ところで、WINDOWS VISTA対応を継続してテストしておりますが、やはりVISTAは従来のXPと比べると、描画処理もそうですが権限やユーザインスタンスの考えが大きく変更されており、SQL2005EXPRESSを使用した場合は、SQL2005EXPRESSの設定をかなり修正しないと使用できない場合があり、特にSQL2005EXPRESSのサービスパックSP2の場合は問題がありそうです。
又、私の場合はXPからVISTAにグレードアップしましたが、グレードアップの場合はXPの設定等を引き継ぐはずなのですが、VISTAになると設定が変わって異常な現象が発生することがあるようで、できればVISTAはグレードアップではなく新規インスツールの方が安定しているようです。
インターネットで色々調べながらVISTA対応をしていますが、他の人のブログ等をみるとVISTAにした人は皆かなり苦労をされているようです。それにしてもマイクロソフトの対応にはお手上げ状況で、VB2005やSQLSERVER2005EXPRES等を使用して開発されている方はかなり苦労しているようです。
マイクロソフトのこれらソフトが、同じマイクロソフトのWINDOWSのVISTAでまともに動かないのは困ったものです。他のOSに変えられるものなら変えたいと思っているユーザーは私を含めて多いと思いますが、、、、、、、、、、、。

科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



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