2007年04月22日

科学的競馬投資コメント20070422

先週の休養明馬と芝ダート変更出走馬の大活躍を受けて、休養明馬と芝ダート変更出走馬を中心とした予想アルゴリズムを色々と条件を変えてシミュレーションを行っていますが、休養明馬と芝ダート変更出走馬の予想順位算定アルゴリズムを変えると当然通常馬の予想順位も変わってしまいますが、配当の高い休養明馬と芝ダート変更出走馬を馬券に絡ませることで、的中率ではなく回収率を上げる予想アルゴリズムを検討しております。

実際にシミュレーションしてみると、的中率はそれほど下がりませんが、休養明馬と芝ダート変更出走馬は人気があまり無いようで平均配当金額がかなり上がる為、結果的に回収率が向上するというシミュレーション結果で、休養明馬と芝ダート変更出走馬を適切に判定できれば回収率の大幅向上の可能性が高いというシミュレーション結果でした。

平行して、先週は半分以上のレースで休養明馬と芝ダート変更出走馬が3位以内に入着していたことから、先週の出馬データで具体的にレース毎に休養明馬と芝ダート変更出走馬の各種独自データを詳細にチェックして、先週の休養明馬と芝ダート変更出走馬の3位以内入着要因を抽出して、抽出した上位入着要因の条件設定を色々と変えて先週の出馬データを再作成して、時間をかけて休養明馬と芝ダート変更出走馬を1頭1頭チェックして独自データがどういう状態のときに上位に来ていたかを確認してみました。
3歳の成長途上馬の場合とか、対戦適性の数値がいくつ以上の場合とか、平均能力とかベストの順位がどの様な場合とか、データの信頼度がどの様な場合とか、先週のデータをベースに休養明馬と芝ダート変更出走馬の3位以内入着の独自データ内容を確認していき、先週の出馬表を何回も予想し直してみましたところ、かなり休養明馬と芝ダート変更出走馬の3位以内入着の条件が絞り込まれてきました。
この絞込み結果に基づき、今週は、注目マーク馬としての赤表示のアルゴリズムも改定して、血統適性や対戦適性の数値も含めて算定するようしてみたところ、かなり適切に休養明馬と芝ダート変更出走馬の劇走馬が絞り込まれるようになりました。

ところで、新しく導入した新基準値の重要5要因ピックアップランクについても、先週の出馬表に基づき検証をしてみました。
従来の的中率をベースとした上位入着ランクに対して、重要5要因ピックアップランクは配当も加味した回収率をベースにしていますが、重要5要因ピックアップランク馬で且つ上位入着ランク馬の場合が半分以上を占めていました。
やはり上位入着の確率は上位入着ランク馬の方が高く、回収率をベースにした重要5要因ピックアップランク馬は穴馬として考えたほうが良いのかも知れません。

先週のレースでは、休養明馬と芝ダート変更出走馬は独自データの対戦適性の数値が高い馬が上位入着の確立が非常に高かったので、同じような数値を保有する上位入着ランクの入着率(上位入着の可能性)を画面表示できるようにして調べて見ましたら、上位入着ランクのA・B・C・Dとは別に実際の数値である入着可能性の入着率もチェックすることでかなり絞込みが適切になりました。
同じ上位入着ランクAの馬でも入着率はかなり違いますし、上位入着ランクに該当しない馬でも入着率が殆どゼロの馬も20%以上の馬もおり、この数値が非常に重要なことがわかり、Adinpick4の次期バージョンでは画面表示と印字表示する予定です。

Adinpick4の印字機能ですが、私の場合は、全レースのチェックは画面ではなく、印刷出馬表でチェックしています。
休養明・芝ダート変更・余力馬の注目馬の「*」マークをチェックし、血統適性と対戦適性の数値、上位入着ランクと重要5要因ピックアップランク等を主にチェックして、さらに過去の実力馬の確認で上位条件区分と対戦適性2、そして最後に過去の戦歴画面で過去の戦歴で最終確認していましたが、このチェックに新たに上位入着ランクの具体的数値(ランク馬でなくても数値は独自データとして保有している)である入着率もチェックすることで、馬券対象馬の絞込みが非常に適切にできるようになった感じです。
当然ですが、これらチェックをした結果、馬券対象馬の絞込みができない場合は、馬券購入はしません。そして私の場合には、馬券購入しないと決めたレースは、殆どの場合的中していない結果が多いようです。
レースによっては、上位入着ランク馬が1頭もいないレースもありますが、そんな場合でも上位入着ランクの具体的数値である入着率の数値が高い馬が上位に来ている場合が非常に多くなっていました。
色々試して確認した結果、現在は、Adinpick4の保有する独自データの具体的数値の、
1、血統適性の適性値
2、対戦適性の適性値
3、上位入着ランクの入着可能性を示す入着率
の3つの具体的数値をチェックすることで、私自身の買い目対象馬の絞込みがかなり適切にできるようになった次第です。

そこで、色々と数字遊びを開始しています。
血統適性の4つの適性値と対戦適性の適性値と上位入着ランク入着率の数字を合計して、合計数値が大きい順に適性値順位をつけてみましたところ、先週のレースでは、適性値順位上位6位以内の多くの馬が上位3位以内に入着していました。
この2週間だけのレースデータで数字遊びをしてみたのですが、以外に役に立つかも知れないと思ったりしています。
よくある出目の数字予想よりかは格段に競馬予想には役立ちそうな感じです。
時間があれば、真剣に研究する価値があると思っている次第です。

ところで今週も、重要5要因の血統適性・対戦適性・休養明適性・芝ダート適性がよい馬と余力馬、及び上位入着の可能性が高い上位入着ランク馬が大活躍でした。
土曜日メインレース11Rと日曜日はデータ数の少ない3歳戦以外ということで最終12Rでピックアップしてみましたら以下になっていました。
土曜日福島11Rは、休養明馬でしたが休養明適性プラスで調教師休養明適性が最優秀のスプリングドリュー(単勝オッズ:21.9倍)が1着
土曜日東京11Rは、血統適性▲対戦適性▲上位入着ランク◎で入着可能性を示す入着率がなんと100%という驚異的な数値のトウショウシロッコ(単勝オッズ:6.0倍)が1着で、血統適性▲で余力馬のトロフィーデイール(単勝オッズ:6.5倍)が2着
土曜日京都11Rは、対戦適性◎上位入着ランク○で対戦適性値がなんと150という驚異的な数値のエイシンデピュテイ(単勝オッズ:9.6倍)が1着で、血統適性◎で断トツに高い血統適性値だったブラックタイド(単勝オッズ:13.9倍)が2着
日曜日福島12Rは、1頭だけの血統適性▲で上位入着ランク○で入着可能性を示す入着率が一番高かったシゲルガンバレ(単勝オッズ:7.4倍)が1着で、芝ダート変更出走で芝ダート変換後能力が非常に高く対戦適性○上位入着ランク○で対戦適性値は69と非常に高かったアイオブザキング(単勝オッズ:5.8倍)が2着
日曜日東京12Rは、上位2頭共に重要5要因は無印
日曜日京都12Rは、余力馬で上位入着ランク○で入着可能性を示す入着率が一番高かったテイエムヒスイ(単勝オッズ:6.8倍)が2着

ちなみに、先ほどの数字遊びの「血統適性の4つの適性値と対戦適性の適性値と上位入着ランク入着率の数字を合計した合計数値が大きい順の適性値順位」は、トウショウシロッコとエイシンデピュテイとアイオブザキングは1位でした。
競馬ソフトにも遊び数値は必要と思い、Adinpick4の次期バージョンでは、この適性値順位も表示可能にしたいと思っております。

ところで、今週の土日2日間は、私自身久々に余裕を持ってAdinpick4を使用することができました。
Adinpick4リリース以来、バグ対策やVISTA対応等に追われ競馬開催日もプログラム開発をしながらの馬券購入でしたが、今週は、プログラム開発をせずにAdinpick4を使用してIPAT投票ができました。
遊び心で設定した「適性値順位」を余裕を見て見られるような状況は久々でした。
Adinpick4の予想要因の各独自データも、過去のデータから算定できる要因としてはほぼ出尽くしたように思っており、今後は、各独自データをより適切に買い目印に反映することを中心に研究していく予定です。
一応、20種以上の予想要因から重要予想要因として5種類の血統適性・対戦適性・休養明適性・芝ダート適性・余力適性に絞り込みましたので、今後はこの重要5要因の重み付けに関して、色々な角度から分析・シミュレーションを行い適切な買い目印に反映できるようにしていく予定です。

ところで、Adinpick4の最新バージョンに追加した別ドライブ機能ですが、私はかなり重宝しています。
以前は2台のパソコンで設定を変えた2種類の出馬表を作成していましたが、毎週1台のパソコンで2種類の出馬表を作成して切り替えて予想出馬表の違いを確認しながら買い目を決めたりしています。
私が2種類の予想出馬表を切り替えて使用している理由は、独自データの設定が馬連向けと3連複向けで異なるように設定しているからです。
独自データの設定に関しては、過去から現在まで、色々な設定を試みましたが、馬連と3連複共に回収率を最大にする設定が見つからず、私の場合は、馬連と3連複向けの2種類独自データ設定をした2種類の予想出馬表を作成していり次第です。

科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・
シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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