2007年05月06日

科学的競馬投資コメント20070506

5月2日(水)に、最新バージョンのAdinpick4のV1024及びAdinpick3のV3309及びAdinautobetのV1012をリリースさせて頂きました。
今回のバージョンアップでは、予想アルゴリズムを未勝利・500万・900万条件以上の3種の出走条件毎に独自データの予想順位の重み付けを自動選択することにしており、特に最新基準値を使用した場合には従来の予想順位とはかなり変わっている筈です。
又、馬連と馬単と3連複向きに独自データの予想順位への影響殿の設定を簡易設定できる機能も追加しておりますので、Adinpick4の別ドライブ機能と併用して馬連向きと3連複向きといったような2種類の予想出馬表を簡単に作成することも可能になっております。
又、先週活躍した「過去の実力馬」について色々と分析してみましたところ、対戦適性2と上位条件区分という2要因に加えて馬齢と対戦適性を加味することでより適切に「過去の実力馬」を取捨選択ができることがわかり、新バージョンでは「過去の実力馬」の予想アルゴリズムも改良しております。
過去の実力馬ですが、年齢が7歳以上の場合は信頼性が低く、又ある程度対戦適性が高くないと信頼性が低いようです。
対戦適性2は過去に対戦してきた相手馬の能力ランクで自身の能力ランクではない場合が多いので上位条件区分で該当馬自身の条件ランクという2つの条件を両方クリアすることが絶対条件で、さらに年齢と対戦適性で条件を絞り込むという感じです。
この「過去の実力馬」の予想順位への大幅反映は、私自身色々と分析・シミュレーションした結果、デイープインパクトも上記条件では過去の実力馬になるというように、当然人気馬の場合も多いのですが意外に人気が落ちていて配当妙味が非常に高い馬の場合もあると言う点と、過去の実力馬の判定に使用する対戦適性・対戦適性2・上位条件区分が「パソコンの膨大なデータを短時間で処理する能力」を最大限に発揮して算定した他ソフトにはないAdinpick4の最大特徴の独自データという点から、予想アルゴリズムとして改定させて頂きました。
競馬をやっておられる方は良くご存知とは思いますが、過去に非常に強い馬と対戦して来た馬や昔昔G1やG2を勝った馬がコロコロ負けて、1000万を勝ち上がったばかりの成長途上の新興勢力馬がオープン戦でも勝ってしまうのが当たり前というのが競馬の世界ですので、過去の実力馬の扱いには注意が必要なのですが、私がこの「過去の実力馬」を重要視する理由は、過去のデータからは成長途上の新興勢力馬かどうかの判断が非常に難しいのに比べて過去の実力馬は過去のデータから判断できるというのが最大理由ですが、過去の実力馬は過去にですが高い条件で勝ち負けしている割に近走の成績が悪く意外と人気がない場合も多く配当妙味が高い馬も多いからです。

今回のバージョンアップでは、特に配当妙味が高い「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」・「過去の実力馬」に対する予想アルゴリズムを大幅改良させて頂きました。
特に最新基準値を使用した場合は、「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」・「過去の実力馬」の予想順位は旧バージョンに比べてかなり変化いたします。旧バージョンでは予想順位が10位以下の「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」・「過去の実力馬」が新バージョンでは買い目印馬になることも多くなります。

今回のバージョンアップ版のAdinpick4の印刷出馬表には過去の実力馬を示す区分も追加されており、印刷出馬表を利用することで、Adinpick4の最大特徴である「パソコンの膨大なデータを短時間で処理する能力」を最大限に発揮して算定した対戦適性・対戦適性2や血統適性等の独自データをベースにした「重要5要因」と「過去の実力馬」及び「安定した能力値」を短時間で簡単にチェックでき、配当妙味が高く入着可能性が高い「他人が知らない私だけの休養明馬・芝ダート変更出走馬・過去の実力馬」を簡単に見つけることができるようになるはずと思っております。

又、最近のAdinpick4の大幅改定に伴い、「新科学的競馬投資のすすめ」も改定させて頂きました。
Adinpick4の科学的予想理論やデータ分析・シミュレーションに基づく予想方法や各予想要因の解説に加えて、新たにAdinpick4を利用した馬券購入の買い目決定の具体的手順も追記させて頂きました。
以下が一部抜粋内容になります。
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実際に馬券を購入する場合は、レース毎に、以下3つの意思決定が必要です。
1、馬券を購入するかしないのか?
2、購入する場合の、馬券種類はなにか?
3、購入する買い目はどんな組み合わせにするか?
ということを自分自身で決める必要があり、この意思決定が実際の競馬での回収率に大きく影響します。
上記3つの意思決定はレースの出走馬を検討して初めて決めることができるわけで、なにはともあれ、レースの出走馬を検討することが必要なのですが、全レースの全出走馬を適切に検討するのは大変な作業で且つ時間もかかるのが普通ですが、Adinpick4は既に加工された20種類以上の予想要因としての独自データがありますので、これら独自データを検討することになります。
現在、私が馬券購入時に最も重要視しているポイントは2つあります。
ひとつは、「重要5要因」と「過去の実力馬」及び「安定した能力値」を判断基準に軸馬を選定することです。
競馬予想で軸馬の選定は最重要事項ですが、私が、過去の膨大なデータでの分析・シミュレーションを行った結果、20種以上の独自データを発生率と平均配当と上位入着率の観点から絞り込まれた「重要5要因」と、膨大なデータ処理により算定された対戦適性・対戦適性2・上位条件区分から絞り込んだ「過去の実力馬」を判断基準として適切な軸馬選定が簡単にできるということ、及びタイム理論能力はかなり上がったり下がったりするのが普通ですがそこそこ安定して高い「能力値」の馬が軸馬に最適という考え方が確立しました。
ふたつめは、買い目毎の金額は均等買をするということです。
過去の平均配当が「単勝で約10倍、馬連で55倍」という高額な平均払戻から、近代競馬は皆が考えるような結果にはなっていないということを意味すると同時に、近代競馬では高額馬券を的中しないと儲からないということも意味しています。
このことから、オッズ2倍の本命馬もオッズ20倍の穴馬も上位入着する可能性はあまり差が無いと考え、オッズが低い買い目の金額を増やすことはしないということで、均等買いですので万馬券が当たれば金額も大きくなり、高額馬券を的中すると回収率が高くなるような買い方にしています。
現在の私の馬券購入は、買い目を極端に絞った買い方で、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
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「新科学的競馬投資のすすめ」に追記した「Adinpick4を利用した馬券購入の買い目決定」はあくまで私の今現在での手順で、今後Adinpick4の進化(バージョンアップ等)によって当然変化して、より適切な方法に進化していく予定ですが、私の現在の馬券購入の買い目決定の方法を参考にして、ユーザー自身でさらによりよい方法を確立されることを期待して執筆させて頂いた次第です。

ところで、新しく導入した対戦適性2及び上位条件区分に加えて対戦適性と馬齢から設定している「過去の実力馬」ですが、私のAdinpick4の設定条件では、先週土日2日間のレースでは「過去の実力馬」は13頭出走しており、上位3着以内に来た馬は以下9頭でした。
土曜日京都9Rのエネルマオー(単勝オッズ:3.6倍)とリガードシチー(単勝オッズ:16.1倍)
土曜日京都11Rのミステイックリバー(単勝オッズ:8.7倍)とアンプロワーズ(単勝オッズ:60.8倍)
日曜日新潟11Rのキンシャシャノキセキ(単勝オッズ:1.8倍)とペールギュント(単勝オッズ:12.5倍)
日曜京都7Rのヴァーチェ(単勝オッズ:11.9倍)
日曜京都9Rのエキゾーストノート(単勝オッズ:6.9倍)
日曜京都11R天皇賞のメイショウサムソン(単勝オッズ:4.5倍)
でした。
今週の土日2日間では「過去の実力馬」は9頭出走しており、上位3着以内に来た馬は以下5頭でした。
土曜日東京9Rのウインクルセイド(単勝オッズ:3.4倍)
土曜日東京10Rのエイシンニーザン(単勝オッズ:18.4倍)
土曜日京都10Rのトロフィーデイール(単勝オッズ:3.2倍)
日曜日京都11Rのマイネルハーテイ(単勝オッズ:13.6倍)とスーパーホーネット(単勝オッズ:3.2倍)

新しい独自データとして「過去の実力馬」をAdinpick4に導入してまだ2週間たらずですが、そこそこ人気の馬も人気が無い馬もおりましたが、上位入着の確率がかなり高いことに驚いております。そして、「過去の実力馬」は土日2日間で10頭前後しか出走していないのに、過去の実力馬2頭共に1・2着のレースが4レースもあったことには私自身も非常に驚いており、「過去の実力馬」について今後さらに各種分析・シミュレーションをおこない、より適切な「過去の実力馬」の判断基準に仕上げていく予定です。

ところで、私は独自データに基づき「格上馬」と「過去の実力馬」という定義をしており、どちらも過去に強い相手と接戦あるいは上位条件で接戦している馬ですが、格上馬は最近の入着順位をかなり重視していますが過去の実力馬は最近の入着順位は全く考慮していない為最近の成績が非常に悪い馬も過去の実力馬と判定され大きな違いがあります。
ちなみに過去の実力馬は画面表示では、格上馬の区分の欄に「実」で表示されます。
「過去に強い相手と接戦あるいは上位条件で接戦している馬」の判断は、基本は対戦適性2と上位条件区分に他独自データを組み合わせて判断することになりますが、現Adinpick4での判断は、対戦適性2と上位条件区分に加えて対戦適性と馬齢の4つの独自データで判断していますが、他の独自データを加味することでさらにより適切な判断ができる可能性もありそうですので、ユーザー側で自分独自の判断基準を見つけて頂ければ幸いです。

私は、競馬は強い馬に勝って欲しいと思っておりますが、実際の競馬では「強い馬」ではなく「わけのわからない馬」が勝つことも多く、最近では「強い馬が勝つ競馬」が段々と少なくなってきているような気がしています。
創設時の昔のNHKマイルカップはダービー出走権のない外国産馬の強い馬が勝っていましたが、最近のNHKマイルカップは昔とはかなり違ってきているようで、今週のNHKマイルカップの1着・3着のピンクカメオとムラマサノヨートーの2頭などは過去のデータからはピックアップできないような馬で、何らかの裏情報でもない限り馬券対象にするのは至難の業と思っています。
それでも、競馬は3分の1は全くわけのわからない馬が上位に来ますが、3分の1はそこそこ強い馬が上位に来ますし、残り3分の1は強い馬が上位に来ますので、私は、来週からは私の定義での「過去の実力馬」が出走するレースのみ馬券購入することをまじめに検討している次第です。
レースが終わって「わけのわからない馬」が上位に来たレースを振り返ってもやはりわけのわからないままの場合が多いのも事実で、過去のデータから「わけのわからない馬が来るようなレース」を検討すること自体が意味が無いように思い始めています。
それなら配当妙味がある「過去の実力馬」と注目マークの「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」・「余力馬」が出走するレースに限定して馬券検討する方が大幅に回収率向上につながるような気がしている次第です。
来週は、私はこの考えで馬券購入予定です。

科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・
シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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