2007年05月20日

科学的競馬投資コメント20070520

ダービーが終わると成長途上の3歳馬が4歳以上の古馬と混合して走り、古馬の降級馬が大活躍する時期になります。
毎年この3歳と古馬との混合戦が始まると悩むのが成長途上の3歳馬と古馬との能力比較で、特にタイム理論をベースにした能力値は成長途上の3歳馬の能力が低くなり能力比較が適切にできません。現在私は、3歳と古馬との混合戦に適切に対応する基準値の見直しを行っていますが、現時点でも4歳と5歳以上の古馬との混合戦が行われていますが、成長途上の4歳馬がかなり活躍しています、春の天皇賞も4歳馬が1着でしたが先週のヴィクトリアマイルも4歳馬が1・2着でした。
私の分析結果では4歳馬と古馬が同じような能力と判断されるような場合は、現時点では4歳馬が上位に来る確率の方が高い結果になっており、迷った場合は4歳馬を優先するほうが正解のようで、競馬ファンもよく理解しているようで4歳馬は人気になっている場合が多いようです。

最近私は過去の実力馬に注目していますが、その対極の馬である成長途上の3・4歳馬を古馬との混合戦で適切に判断することの重要性も認識しています。
過去に強い相手と接戦してきたいわゆる過去の馬と成長途上の急進勢力の3・4歳馬というこれからの馬との比較が重要なのが混合戦なのですが、過去の実力馬はどんな条件の場合に実力を発揮できるのかを適切に判断することが重要なのと同様に、成長途上の3・4歳馬はどんな条件の場合に古馬より能力を発揮できるのかを適切に判断することも非常に重要です。
ここ2−3週間の間、過去約1年間の過去の出馬表の画面をレース毎に過去の実力馬が上位に来た条件を時間をかけて確認してきましたが、同様に混合戦における成長途上の3・4歳馬が上位に来た条件を時間をかけて確認してみましたところ、独自データの「過去成長適性」と関連がありそうなことがわかって来ました。
独自データの「過去成長適性」は、2007年1月に導入した新しい基準値で、
1)過去も強かったが近走も強いレースをしている馬
2)過去に強かったが近走不振の馬
3)最近急成長している馬
4)近走安定してそこそこの能力・順位で走っている
という4種の馬たちの判断基準ですが、単独ではあまり信頼性が高くなく、私もそれほど重要視していなかった独自データでしたが、成長途上の3・4歳馬に対しては非常に有効な独自データである可能性が高く、現在各種分析・シミュレーションを開始しております。
某出版社の方が話して折られましたが、特に古馬と3歳馬の比較は非常に難しく、混合戦の場合は3歳馬は全馬馬券対象にする競馬ファンもおられると言われたことを思い出します。

先週までの3週間は、多くの過去の実力馬が活躍しておりましたが、Adinpick4のシミュレーション機能の入着率分析でご自身で確認して頂くのが一番いいのですが、実は過去の実力馬が3位以内に入着する入着率は42%とそれほど高い入着率ではありません。
そういう意味では、成長途上の3・4歳馬と古馬の過去の実力馬の2頭の能力が接近していた場合に、どちらを軸馬にするかを適切に判断するのは非常に難しく、私は今でも悩みの種です。成長途上の馬の成長を予想するのは不可能と思いますので、私はこのような場合には、成長途上の4歳馬と古馬の過去の実力馬の2頭軸にして馬券を組み立てるようにしています。
今後、4歳以上の古馬の降級馬が大活躍する時期になりますと、降級馬は殆どの場合人気になってしまうので、逆に成長途上の3歳馬に注意が必要になります。
そんなことで現在、「過去成長適性基準値」を大幅改良しており、特に混合戦の場合に成長途上の3歳馬(4歳馬)を適切に判断できるようにする予定です。

ところで、WINDOWS VISTA対応の続きですが、ようやくなんとか目処が立ってきました。
WINDOWS VISTAでデータベースにSQLSERVERを選択する場合に、VISTAではSQLSERVER2005EXPRESSサービスパックSP2以降しか正式サポートしていないのですが、VISTAにSQLSERVER2005EXPRESをインスツールするウイザードでの設定を正しく行うことで、管理者権限やユーザインスタンスの問題をクリアーできることが確認できました。
また、ユーザーインスタンスの扱いも、XPとVISTAでは異なりますが、Adinpick4のプログラムの中で自動設定することで何とか対応できそうです。
それでも、VISTAには色々とXPとは異なる部分がありそうです、特にセキュリテイがらみと思いますが、COPYという簡単な操作でも難しくなっています。
ファイルによってはファイルのプロパテイによってはそのつど許可を要求されますし、メールのメールアドレスも簡単にはCOPYできないとかありまして、私が使用しているバックアップソフトでは「管理者として実行」にして処理しないと、ファイルのプロパテイによっては何の警告も出ずにCOPYしないといった致命的な欠陥もあり、私の場合はAdinpick4のSQLデータベースファイルがバックアップソフトでは全くCOPYできておらず、何のためのバックアップソフトかと怒り心頭でしたが、色々試行錯誤した結果「管理者として実行」で処理することでCOPYできることがわかりましたが、知らなかったら致命的でした。
当面の間は、VISTAを使用するには、それなりの覚悟が必要と思います。
特に、XPからのグレードアップのVISTAは色々と問題がありそうです。VISTAは新規インスツールをお勧めします。
ソフトメーカーがVISTA対応を言っていても、完全なVISTAでのテストをするのは非常に難しいと思います。特にアップグレードVISTAのテストはXPの環境移行はパソコンによってかなりことなりますので特に難しいような気がします。グレードアップVISTAの場合には、分からないことや分けのわからないことがまだまだ多くありそうな気がしています。
特に,VISTA環境下の開発言語のVB2005やデータベースのSQLSERVER2005EXPRESなどは、それ以上に分からないことや分けのわからないことがありそうな気がしています。
マイクロソフトは数年前にリリースした開発言語やサーバーでもVISTAでは対応しないと言明していますが、過去のソフトにかまっていられない状況であることは想像できます。最新リリースの開発言語とサーバーですら満足に動かない状況ですのですから大変だと思います。世界一の大金持ちになったマイクロソフトのビルゲイツは2008年7月から経営から手を引き慈善家になるとの新聞発表を見ましたが、賢い選択だと思います。
私は現在2台のパソコンでXPとVISTAに分けて運用していますが、2台共にVISTAにすることは当面の間(1年位)絶対にできないと確信しています。
VISTAに移行して問題が発生してもXPには戻れないとうのは致命的です。
XPからVISTA移行も色々苦労しましたが、XPからVISTAには苦労すれば以降できますが、VISTAからXPへはいくら苦労しても戻れないと思います。
ブロッグ等を見ても困っているユーザーが多いのに、マイクロソフトの対応はひどいものです、以前このブログでも書きましが、私の場合はXPからVISTAにグレードアップ(新規インスツールではない)したのですが、言語バーが頻繁に消えてしまい日本語が全く使えなくなりましたが、マイクロソフトでは全くこの問題の解決策を現時点でも提示していません、色々とインターネットを調べてヒントらしき記事がみつかり試行錯誤してなんとか自力解決できました。
実は私は、XPからVISTAにグレードアップして開発言語のVS2005とデーターベースのSQL2005EXPRESSをそれなりに使えるようになるまでに、VISTAを2回インスツール(グレードアップ版VISTAですので、XPから再インスツールが必要)、VS2005を3回、SQL2005EXPRESSを4回もインスツールし直しています。
恐らくマイクロソフトは、何か難しい問題が発生すればインスツールし直せばいいと思っていると思いますが、ユーザーにとってはインスツールのし直しは膨大な時間と根気と体力が必要です。
世界一の大金持ちのマイクロソフトのビルゲイツの資産は、このユーザーの膨大な時間と根気と体力を犠牲にして得た所得がかなりの部分を占めているような気がします。そういう意味では、経営から手を引き慈善家になるというビルゲイツの意思決定は、このユーザーの膨大な時間と根気と体力の犠牲に対する慈善行為なのかな? と、私は勝手に思っている次第です。
車やリチウム電池等のリコールが話題になる昨今ですが、車やリチウム電池等のリコールはメーカーが膨大な時間と費用をかけてリコールしますが、どういうわけかソフトの不具合は(致命的な不具合の場合でも)ユーザーの膨大な時間と根気と体力を犠牲にしてメーカーはほとんど費用を使わないというのが常識のようになっていますが、マイクロソフト製品の不具合で世界中のユーザーが犠牲にした時間と根気と体力を金額換算すれば、ビルゲイツの資産金額を大きく上回ると勝手に想像しています。
世界中でVISTAが使用されそれぞれの国で色々な問題が発生していると思いますが、世界の中の特殊な日本語で、且つ新規インスツールではない特定のXP環境からVISTAへのグレードアップという限定された問題などにかまっているほど、マイクロソフトもそれどころではないとは思いますが、困っているVISTAユーザーは多いと思います。
今はパソコンのOSでは寡占状態のマイクロソフトですが、10年後には存在しない会社の可能性があると勝手に想像している次第です。


ところで、今年のオークスですが、強いと言われる馬が出走しないばかりか、安藤・岩田騎手等いわゆる上手な騎手も騎乗しておらず、1着も外国産馬という異常なオークスになりました。
現在改良テスト運用中の「過去成長適性基準値」を3歳馬にも適用できるようにしていますが、オークス出走18頭のなかで過去成長適性が良い馬は以下9頭でした。
ローブデコルテ
ハロースピード
ミンテイエアー
ベッラレイア
レインダンス
カタマチボタン
ラブカーナ
アマノチェリーラン
アドマイヤスペース
で、特に過去成長適性が特に良かった馬は、ローブデコルテ・ハロースピード・ベッラレイア・カタマチボタンの4頭でした。
日曜日の最終レースでも過去成長適性の良い成長途上の4歳馬が活躍していました。
日曜新潟12Rのラブアクチュアリー(単勝オッズ:11.1倍)は1着
日曜東京12Rのノープロブレム(単勝オッズ:4.1倍)は1着
日曜中京12Rのミステイックリバー(単勝オッズ:4.3倍)は1着
この大幅改良版「過去成長適性基準値」は、来週のダービーでも検証予定です。

科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・
シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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