2007年09月02日

科学的競馬投資コメント20070902

先週は「成長3歳注目マーク馬」が大活躍しましたが、今週はどうだったでしょうか?
先週に続き今週も「成長3歳注目マーク馬」が大活躍ということでしたら、ほぼ「今年の3歳馬は能力が高い」ということが確認できたことになり、秋競馬では3歳馬能力を高く評価して馬券購入することが重要と判断できるわけです。
Adinpick4をご使用されているユーザー様はご存知と思いますが、Adinpick4では予想要因の予想順位への影響度を「環境設定」の「独自データの影響度設定」機能でユーザー側で設定できるようになっており、「34歳成長馬」の影響度を大きくすることができます。
ところで、「34歳成長馬」には注意が必要です。今時点で「3歳成長馬」の能力が高くてもいつかの時点では、古馬が優勢になったりします。
競馬はクラス分けしていますので、あるクラスで強い「34歳成長馬」が勝ちあがっていくと後は弱い3歳馬が残り今度は古馬が勝つようになりますので、「34歳成長馬」は時点時点での判断が非常に重要と思っております。成長途上の3歳馬の判断は、時点時点での判断が非常に重要で、この判断を誤ると馬券は的中できませんので、要注意事項と思っております。

さて、今週の「成長3歳注目マーク馬」は、土日2日間で8頭出走していて、
土曜日札幌8Rの「成長3歳注目マーク馬」のアートオブウオーは2着
土曜日札幌9Rの「成長3歳注目マーク馬」のハギノルチューレは3着
土曜日札幌10Rの「成長3歳注目マーク馬」のデユオトーンは1着
土曜新潟7Rの「成長3歳注目マーク馬」のベイリングボーイは1着
日曜日札幌7Rの「成長3歳注目マーク馬」のイノチノアカリは8着
日曜日札幌10Rの「成長3歳注目マーク馬」のメイショウバレーヌは2着
日曜日札幌12Rの「成長3歳注目マーク馬」のスズカライアンは1着
日曜小倉潟9Rの「成長3歳注目マーク馬」のテイエムカゲムシャは2着
この内2着アートオブウオーと3着ハギノルチェーレは休養明けで、8着のイノチノアカリは離れた最後方追走で全く届かずでした。
「成長3歳注目マーク馬」ですが、先週は8頭中7頭が2着以内で、今週も8頭中6頭が2着以内で、先週今週の2週間での連対率は実に16頭中13頭が2着以内ということで81%で、3位以内の複勝率は16頭中14頭が3着以内ということで88%という数値でした。
私は今週は、「成長3歳注目マーク馬」を軸馬にして、馬連と3連複を中心に馬券購入しましたが、3連複はなかなか的中できませんでしたが、馬連はかなりのヒット率でしたので、来週も期待している次第です。
今の時期で期待の「成長3歳注目マーク馬」ですが、最大の悩みは、来週はどうなるかですが?????????

今週も「成長3歳注目マーク馬」が大活躍でしたので、Adinpick4の分析機能の「重要8要因入着率分析」機能を使用して、「成長3歳注目マーク馬」の最近1ケ月の3位以内入着率を調べてみました。
最近1ケ月間での「成長3歳注目マーク馬」の3位以内入着率は66%
最近1年間での「成長3歳注目マーク馬」の3位以内入着率は55%
とここ1ケ月における「成長3歳注目マーク馬」の3位以内入着率は年間平均に比べて非常に高い入着率になっていることを確認できました。
念のため、「過去の実力馬」も最近1ケ月と最近1年間の3位以内入着率を調べて見ましたところ、
最近1ケ月間での「過去の実力馬」の3位以内入着率は41%
最近1年間での「過去の実力馬」の3位以内入着率は44%
とここ1ケ月における「過去の実力馬」の3位以内入着率は年間平均に比べて若干ですが入着率が下がっていることが確認できました。
さらに、先週・先々週2週間での3位以内入着率を調べてみましたところ、
先週・先々週2週間での「成長3歳注目マーク馬」の3位以内入着率は75%
先週・先々週2週間での「過去の実力馬」の3位以内入着率は31%
と先週・先々週2週間では、「成長3歳注目マーク馬」の3位以内入着率は非常に高くなっている一方、「過去の実力馬」の3位以内入着率は極端に低くなっていることも確認できた次第です。
ちなみに今週日曜日の札幌12Rには、「成長3歳注目マーク馬」のスズカライアンと「過去の実力馬」のアースクリハーンの両注目マーク馬2頭が出走していましたが、勝ったのはやはり「成長3歳注目マーク馬」のスズカライアンでした。

私の記憶ですので余り当てにはできませんが、数ケ月前は、確か「過去の実力馬」の方が「成長3歳注目マーク馬」よりも上位入着率が高い時期もあったような気がしているのですが??????
「重要8要因入着率分析」機能を使用して、重要8要因注目マーク馬の最近の動向を把握することが非常に重要とあらためて思っている次第です。
最近の私の馬券購入は、殆ど重要8要因注目マーク馬を中心に馬券検討をしていますが、毎週の馬券検討時には、どの重要8要因注目マーク馬を重要視するかによって回収率は大きく変わってきます。今週は、先週の結果から「成長3歳注目マーク馬」を重要視することを決めていたのですが、来週も来月もどの重要8要因注目マーク馬を重要視するかを決める必要がありますので、「重要8要因入着率分析」機能を使用して、重要8要因注目マーク馬の最近の動向を把握しながら判断していければと考えております。
そんなことで、重要8要因注目マーク馬の最近の動向を確認する機能を追加することを考えておりまして、重要8要因の各要因毎に「1年間」と「最近1ケ月」と「最近2週間」の上位入着率を分析して一覧表示するようなことを考えております。
この「重要8要因注目マーク馬の最新動向確認」の処理時間ですが、重要8要因注目マーク馬の全要因を「1年間」・「最近1ケ月」・「最近2週間」の3期間を分析して、約2−3分の数分で終了予定です。

先週お話をさせて頂きました「展開適性」を算定する新しい基準値を次月基準に導入予定です。
私は、新しい基準値や新しい予想要因を新たに導入する場合は、その要因の特徴を必ず確認することにしており、重要8要因入着率分析機能で入着率分析をして基本的な特徴を頭に叩き込むことにしております。
基本的な特徴としてまずは、
・芝コースとダートコースで違いがでる予想要因なのか?
・牝馬と牡馬で違いがでる予想要因なのか?
・距離別(短・中・長距離)に違いがでる予想要因なのか?
等を調べ、さらに複数予想要因を組み合わせて他のどの予想要因との組み合わせの場合に上位入着率が高いのかを確認することにしています。
さて、新しく導入予定の「展開適性」についても基本的特徴を、重要8要因入着率分析機能で確認してみました。
・「展開適性」は、芝コースとダートコースで殆ど違いはない。
・「展開適性」は、牝馬と牡馬で殆ど違いはない。
・「展開適性」は、距離別(短・中・長距離)にかなり違いがあり、長距離ほど展開注目マーク馬の上位入着率は高い。
という結果で、展開適性については、、長距離の場合は特に展開適性に注目することが必要ということが分かった次第です。
ところで、「馬場適性」の「馬場脚質適性注目マーク馬」と「今週馬場適性注目マーク馬」については、賢明なadinpick4ユーザー様は既にご自身で確認済みと思いますが、実は、馬場適性も距離別(短・中・長距離)にかなり違いがありますが、その違いは「展開適性」とは全く違っています。「馬場適性」の基本的特徴を、重要8要因入着率分析機能を使用して、ご自身で確認されることをお勧めいたします。


さて、次期バージョンのAdinpck4では、「能力」と「能力発揮度」の2大要因での予想アルゴリズムになり、ベースメントとなるタイム理論「能力」の信頼性の確保が最重要と考えておりまして、現在、基本能力値としての前走・平均・ベスト・距離ベスト能力について信頼性を高める試みを色々と試しております。
Adinpick4は、ベースメント部分でタイム理論を取り入れておりますが、レースによっては、馬場状態算定時の信頼性の問題に起因すると考えられる異常に高かったり異常に低かったりするタイム理論能力値や、不利や出遅れ等による異常に低い能力値等がデータとして含まれております。
Adinpikc4では予想に際しては、不利や出遅れ等の異常なデータは極力除いていますが、異常と思われるデータを完全に除外できているわけではありません。
異常かどうかの判断が非常に難しく、急に非常に高い能力で走った馬がいても異常ではなく本当に高い能力を持っていた馬だったこともありえるわけです。
私の場合は、馬券検討に際しては、必ず過去の戦歴画面で出走馬の過去の能力値を確認・チェックして明らかに異常値と判断する能力値は除外して、自分自身で最終的な馬の能力値を再チェックしていますので、Adinpick4の予想順位が高い場合でも馬券対象から除外したりしています。
過去の能力データに異常値が含まれていることにより、実際は能力が低いのにADINPICK4の予想順位が高かったり、逆に実際は能力が高いのに意外に予想順位が低いといったことなっているレースがあります。私は、上記のように、自分自身で過去の戦歴画面で異常値をチェックして能力をある程度適性に判断していますが、できればプログラムで異常値を除外あるいは修正して能力を再算定できないか色々と試行錯誤を開始しております。
ちなみに、最近5走での平均能力と比較して前走やベスト能力の異常値を判断できないかといったことを試していまして、例えば、最近5走の平均能力の1.2倍以上の能力値を除いたり、平均能力の0.8倍以下の能力値を除いたり、最大値や最低値で置き換える等、色々試行錯誤していますが、設定した基準に基づき異常と思われる能力データを除外したり最低・最高値を設定することで、予想順位がかなり変わることが確認でき、異常値と思われる能力値(前走能力・平均能力・ベスト能力・距離ベスト能力)の扱いによって回収率を大きく向上できる可能性があると判断しております。
ただし、異常値と思われる能力値を除外したり最低・最高値を設定すると、毎月算定している基準値も大幅に変わり、当然ですが予想順位も大きく変わってしまうため、現在慎重にテスト確認を行っている次第です。
9月度基準値はできれば、異常値と思われる能力値を除外したり最低・最高値を設定した能力値をベースに再設定する予定でおります。
現在、Adinpick4のタイム理論データの全面チェックおこなっており、異常に高い場合や低い場合の能力値について、前走能力・平均能力およびベスト能力・距離ベスト能力の値を除外・修正するプログラム開発しており、次月9月度基準値は異常値を除いたデータに基づき基準値を全面改訂する予定でおります。
全面改訂版の9月度基準値と9月度基準値対応のADINPICK4(3)バージョンアップ版の公開は、9月5日(水曜日)を予定しております。

科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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