2007年09月23日

科学的競馬投資コメント20070923

秋競馬がスタートして休養明馬の出走が多くなっているようです。
Adinpick4では休養明馬の適性は、「休養明適性」と「調教師休養明適性」という2つの適性で判断しており、私は、父系母系の血統から算定している休養明適性がプラスで且つ管理している休養明馬の成績から算定した調教師休養明適性が優秀な場合は、馬券対象馬にすることが非常に多くなっています。
今週の例では、土曜日中山11Rの「休養明けで休養明適性プラスで調教師休養明適性は最優秀で過去に高い能力で走っているテイエムファンキー(単勝オッズ:53.2倍)」は人気もなく狙い馬としては最適でした。
又、秋競馬になり春のクラシックをにぎわした実力馬も秋のクラシックに向けて始動を開始しはじめており休養明の判断が非常に重要になっています。
先週9月16日の日曜中山11Rのセントライト記念では、「休養明けで休養明適性プラスで調教師休養明適性は最優秀で血統適性○で格適性が高く前走・距離ベスト能力◎のゴールデンダリア」は2着でした。
又、先週9月16日の日曜阪神11Rのローズステークスでは、「休養明けで休養明適性プラスで調教師休養明適性は優秀で私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で対戦適性◎で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬で前走・平均・ベスト能力◎のダイワスカーレットと、休養明けで休養明適性プラスマイナスゼロですが調教師休養明適性は最優秀で私の定義での格上馬で対戦適性◎で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬のベッラレイア」は1・2着でした。
今週は、日曜阪神11Rの神戸新聞杯は、「休養明けで休養明適性大幅プラスで調教師休養明適性は最優秀で私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で対戦適性○で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬のフサイチホウオーと、休養明けで休養明適性大幅プラスで調教師休養明適性は優秀で私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬の番ドリームジャーニーと、休養明けで休養明適性プラスで調教師休養明適性は最優秀で私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で対戦適性▲で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬で平均能力◎のヴィクトリー」の3頭が出走していましたが、1着はドリームジャーニーで3着ヴィクトリーでしたが、残念ながらフサイチホウオーは着外でした。
一方、皐月賞2着・ダービー4着のサンツエペッリンは古馬混合の産経賞オールカマーの方に出走してきましたが、サンツエペッリンの休養明適性は、休養明適性大幅マイナスで調教師休養明適性は劣ということで、私は馬券対象から除外して、「私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で血統適性◎で距離・中山競馬場・格適性が高く過去3走上位入着馬で距離ベスト能力◎のマツリダゴッホと、前走能力◎のシルクネクサスと、私の定義での格上馬で上位入着予想ランク馬で過去3走上位入着馬且つ過去5走上位ランク馬のエリモハリアー」の3頭に注目してTV観戦をしていた次第です。

休養明け馬に関しては、いわるるバドック解説者の意見を参考にされているユーザー様も多いとは思いますが、私は、パドック解説者が「明らかに太めで今回は馬券対象外です」と言明した馬が上位に来ていることをかなり見てきていますので、パドック解説者の休養明馬に関する話は無視するようにしています。
やはり、休養明馬馬を適性に判断できる自分自身の判断基準が必要と思っております。

Adinpick4では、「休養明適性」と「調教師休養明適性」という2つの適性で判断して予想にも反映していますが、この2つの適性を算出している基準値は、実はAdinpick4の予想順位に対して結果が予想順位より上位入着したか下位入着したかによって算定していまして、例えば「調教師休養明適性」では、調教師の管理馬で休養明馬がAdinpick4の予想順位より上位の馬が20頭で下位の馬が10頭でしたら優秀と判定し、逆にAdinpick4の予想順位より上位の馬が10頭で下位の馬が20頭でしたら劣という風に判定しています。
現在、「調教師休養明適性基準値」を大幅改良すべくテスト運用中で、次月基準値で大幅改定を予定しております。


ところでここ1ケ月ほど、成長3歳馬について色々な角度から分析・研究しておりますが、どうしてもタイム理論ベースでは成長途上の3歳馬のタイム理論能力値が古馬に比べて低く算定されてしまい、タイム理論能力差をできるだけ少なくする方法を研究しております。
タイム理論ベースでの能力の差は現行のAdinpick4では、最大能力は平均の2倍位で最小能力は平均の半分位ですが、この差をできるだけ小さくして最大能力を平均の1.5倍位で最小能力は平均の0.7倍位に設定できる新しい総合基準値をテスト運用しております。
タイム理論ベース能力の差を小さくした新しい総合基準値を使用することで、従来能力値が低すぎて各種独自データでいくら補正しても予想順位が大きく上がらないような馬でも大きく予想順位を上げることができ、独自データの影響度をより適切に設定できるようになった感じです。

前にもお話させて頂きましたが、現行Adinpick4の予想は、大きく以下の3大要因が基本になっております。
1、「タイム理論」をベースに、競馬場毎・芝ダート・出走条件・距離別の「総合基準値」から算定した能力1
2、重要8要因を中心にした独自データをベースに、「入着順位関連」・「血統関連」・「対戦成績関連」の基準値等から算定した能力2
3、「馬場関連」・「展開関連」の基準値等から算定した能力発揮度
ということで、具体的には、「タイム理論をベースにした能力1」を、「独自データをベースにした能力2」と「能力能力発揮度」で補正しているわけですが、「タイム理論をベースにした能力1」が低すぎると「独自データをベースにした能力2」と「能力能力発揮度」でいくら補正しても予想順位は上位になりません。
「成長途上の3歳馬」や「昇級馬」の中には潜在能力が高いのにも関わらず「タイム理論をベースにした能力1」が低い馬が多くいますが、「タイム理論をベースにした能力1」が低すぎると「独自データをベースにした能力2」と「能力能力発揮度」でいくら補正しても予想順位が上位にならないことになってしまいます。
先週のレースで言いますと、月曜日の札幌11Rで3着の「成長途上の3歳馬」のロングプライドと阪神11Rで2着の「昇級馬」のトップデイアマンテの2頭共に「タイム理論をベースにした能力1」がかなり低い馬でした。
月曜札幌11Rで3着のロングプライドは過去4連勝した後の前走は地方競馬3着の馬で対戦適性も断トツの1位の馬で「独自データをベースにした能力2」での補正は非常に大きかったのですが買い目印は?でした。同様に、月曜阪神11Rで2着のトップデイアマンテは対戦適性注目マーク馬で驚異的に高い対戦適性値で血統適性も◎の馬でしたが買い目印は?でした。
そんなことで現在、ロングプライドとトップデイアマンテの買い目印が▲以上の印になることを目指して、総合基準値の全面見直しをしている次第です。


私の購入馬券は、最近は重要8要因注目マーク馬を中心に馬券購入しておりますが、実は最新バージョンのAinpick4V1029では、血統適性注目マーク馬と対戦適性注目マーク馬の選定条件を変更しております。
血統適性注目マーク馬と対戦適性注目マーク馬の選定条件の変更に当たっては色々と複合要因との組み合わでのシミュレーションンを繰り返し、そのシミュレーション時に、「独自複合要因分析」機能で各種分析を行いましたが、特別に「血統対戦適性特別分析」機能を追加して3要因での分析を行いました。
血統・対戦適性に対する分析・シミュレーション結果から、
・血統適性と対戦適性の両方が高い馬の上位入着率は非常に高い。
・過去3走で3位以内に入っている馬および過去5出走の平均順位が5位以内の馬の上位入着率は高い
・前走能力・平均能力・ベスト能力が6位以内の馬は上位入着率は高い
ということが判明し、この条件に合致した場合は、血統適性注目マーク馬と対戦適性注目マーク馬い選定されるようにしております。
この時に使用した「独自複合要因分析」機能の「血統対戦適性特別分析」機能は最新バージョンでは使用できるようにしておりますので、ご自身でも確認されることをお勧め致します。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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