2007年09月30日

科学的競馬投資コメント20070930

最近は、重要8要因注目マーク馬の話が多く、独自データの「上位入着ランク馬」についての話を殆どしていませんが、実は最近あらためて「上位入着ランク馬」に注目しております。
私が「上位入着ランク馬」に注目する理由は簡単で、重要8要因注目マーク馬は出走頭数が少なく重要8要因注目マーク馬が出走していないレースがかなりある為、出走頭数が多く1レースに平均1頭以上いる上位入着ランク馬に注目している次第です。
上位入着ランク馬は、血統適性・対戦適性・昇級馬・格上馬・過去3走上位入着馬・過去5走上位ランク馬・芝ダート変更出走馬・休養明馬・余力馬・成長34歳馬といった独自データと、前走・平均・ベスト能力といった能力順位から算定した上位入着の可能性を数値で表しており、上位入着ランクは上位入着の可能性が高い順にA(◎)・B(○)・C(▲)・D(△)の4ランクで表しています。
最近私は、軸馬と穴馬の決定に注目マーク馬と同時に、この上位入着ランク馬のA(◎)とB(○)ランクをチェックするようにしております。
先週の例では、上位入着ランクのA(◎)馬 とB(○)馬は、軸馬候補では、
土曜日札幌6Rで1着のハナイチリン(注目マーク余力馬)はA(◎)馬
土曜日札幌7Rで2着のキタノアラワシ(3歳成長馬)はA(◎)馬
土曜日札幌8Rで1着のレキシントンバレーはB(○)馬
土曜日札幌9Rで1着のマイネルキッツはB(○)馬
土曜日札幌11Rで3着のマイネルパシオンはA(◎)馬
土曜日札幌12Rで3着のコスモベルはA(◎)馬
土曜日中山8Rで1着のレオテイアラはA(◎)馬
土曜日中山9Rで1着のヒカルダイヤモンドはB(○)馬
土曜日中山10Rで1着のショートローブスはB(○)馬
日曜日札幌7Rで2着のウオークライはA(◎)馬
日曜日札幌8Rで2着のアドマイヤサンサンはA(◎)馬
日曜日札幌9Rで1着のレイジングザバーはA(◎)馬
日曜日札幌10Rで1着のパープルカフェはA(◎)馬
日曜日札幌10Rで2着のギーニョはB(○)馬
日曜日札幌11Rで2着のコーナーストーンはA(◎)馬
日曜日中山7Rで1着のファインセンテンスはA(◎)馬
日曜日中山7Rで2着のアグネスポライトはA(◎)馬
日曜日中山10Rで2着のセイウンプレジャーはA(◎)馬
日曜日阪神7Rで1着のニシノマナムスメはB(○)馬
日曜日阪神8Rで1着のダイショウジェットはA(◎)馬
日曜日阪神8Rで2着のニホンピロファイブはB(○)馬
日曜日阪神9Rで1着のベイリングボーイはA(◎)馬
日曜日阪神10Rで3着のタカオセンチュリー(注目マーク余力馬)はA(◎)馬
日曜日阪神12Rで3着のマルブツバンダリーはA(◎)馬
で、そして、穴馬候補では、
日曜日阪神10Rで1着のイセノイチはA(◎)馬で単勝オッズは37.1倍でした。

ただしこの上位入着ランクの算定には休養明馬に関しては、休養明適性や調教師休養明適性は反映しておらず、休養明けかどうかの区分しかしておりませんので、休養明馬の場合はランクが付かない場合が多いのが現状で、神戸新聞杯1着のドリームジャーニーの上位入着ランクはD(△)でした。
また、上位入着ランク馬は結構多く、500万条件以上のレースでは、A(◎)馬が5%でB(○)馬が5%ですので、10頭中1頭はA(◎)馬かB(○)馬ということになり、1レース中に平均して1頭位はA(◎)馬かB(○)馬がいるということになります。
最近の私は、重要8要因注目マーク馬と上位入着ランク馬に注目して馬券購入している今日この頃ですが、注目マーク馬はそれほど多くなく注目マーク馬がいないレースが多いので、上位入着ランク馬に注目している次第です。
今週も上位入着ランク馬がそこそこ活躍していたようですので、ユーザー様ご自身で確認されることをお勧めいたします。


さて先週は、「タイム理論をベースにした能力1」と「独自データをベースにした能力2」と「能力能力発揮度」の関係を説明させて頂きましたが、今週も能力1と能力2と能力発揮度の関係の話をさせて頂きます。
現在、「タイム理論をベースにした能力1」の、能力差を大きくした総合基準値と、能力差を中にした総合基準値と、能力差を小にした総合基準値3種類の総合基準値を設定して、3種類の総合基準値から算定した能力1を、能力2と能力発揮度で補正した場合のシミュレーションを行っており、一番回収率が高くなる総合基準値はどれかを確認しております。
現在のシミュレーション結果では、能力差を小にした総合基準値が一番回収率が高くなっています。
そして、このタイム理論をベースにした能力の差を小にした総合基準値で算定した能力1に対して、能力2と能力発揮度でそれぞれどの程度補正するのが一番回収率が向上するかを確認テスト中です。

テスト結果では、特に潜在能力が高い「成長途上の3歳馬」や「昇級馬」等の予想順位がかなり改良されている感じで、2週前のレースで話題にした、2週前月曜札幌11Rで3着の過去4連勝した後の前走は地方競馬3着の馬で対戦適性も断トツの1位の馬で「独自データをベースにした能力2」での補正は非常に大きかったのですが買い目印は?でしたロングプライドと、2週前月曜阪神11Rで2着の対戦適性注目マーク馬で驚異的に高い対戦適性値で血統適性も◎の馬でしたが買い目印は?でしたトップデイアマンテの2頭は、共に買い目印が▲以上になっていた次第です。

ところで、「タイム理論をベースにした能力1」については、過去も色々な試みを行ってタイム理論ベースでの能力の精度向上を図ってきましたが、やはりタイム理論自体の限界が大きな壁になっていました。
ADINPICK4でのタイム理論ベースの能力算定に一番大きな影響を与えるのは総合基準値ですが、今回の総合基準値の見直しにあたっては、
・過去3走位での着順が3走ともに2桁着順の馬(タイム理論能力が極端に低くなる)が上位に来ることが結構ある
・逆に過去3走位での着順が1・2・3着等上位入着の馬(タイム理論能力が極端に高くなる)が、上位入着しない場合が結構ある
・又、Adinpick4の入着順位分析での入着順位分析結果からは、1・2・3着上位入着の馬の過去3走位での過去の入着順位は2着から4・5着の馬が圧倒的に多いという事実
という3つの観点から、
「過去のデータに関して、6位以内の馬のデータを重要視して、1着馬と23着馬と456着馬に重点的に重み付けをして、7位以下の馬は7位でも16位の最下位でも同じ重み付けをして、上位馬と下位馬との能力差が少なくなるような総合基準値に改定」
してテストした結果からは、潜在能力が高いと思われる「成長途上の34歳馬」や「昇級馬」で各種独自データでいくら補正しても予想順位が大きく上がらないような馬でも大きく予想順位を上げることができ、独自データの影響度をより適切に予想順位に反映できるようになった感じでした。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



この記事へのトラックバックURL