2007年12月16日

科学的競馬投資コメント20071216

先週のブログで、最近の私は、年間平均的な独自データの重み付けではなく、毎週毎週の独自データの傾向を把握することを重要視しているという話をさせて頂きました。
既に、Adinpick4では最近の動向を把握する機能として、
1、重要8要因注目マーク馬入着率分析で最近動向の確認ができ、年間平均と比較して最近1ケ月と最近2週間で、どのような注目マーク馬が活躍しているか
2、最近1ケ月での調教の良し悪しを確認できる坂路調教適性
3、開催別に開幕週や最終週等での得意とする脚質を示す馬場脚質適性
4、今週の馬場が時計が早い馬場なのか時計がかかる馬場なのかを確認して今週の馬場にに適しているかどうかを示す今週馬場適性
といったAdinpick4独自の機能を使用して、最近の上位入着馬の傾向と今週の上位入着馬の傾向が確認できるようになっています。
私は、これら情報に加えて、開催週においても、それまでの傾向をチェックして、その後のレースの買い目に反映することも重要と考えており、土曜日に34歳成長馬が活躍し過去の実力馬はあまり活躍していないというような場合は、日曜日は34歳成長馬を特に重要視したりするようにしております。

さて、先週は血統適性や対戦適性が良い馬(◎)が活躍していました。注目マーク馬はもちろんですが、以下の注目マーク馬でない血統適性や対戦適性が◎印の馬が活躍していました。 
土曜日中山7R3着のプレシャスドロップ(単勝オッズ:36.7倍)は血統適性◎
土曜日中山9R1着のアポインテッドボデイ(単勝オッズ:11.9倍)は対戦適性◎
土曜日中山11R2着のフェラーリピザ(単勝オッズ:2.3倍)は対戦適性◎
土曜日中京11R1着のアースクリハーン(単勝オッズ:4.8倍)は対戦適性◎
日曜日中京6R1着のフレンチウオーリア(単勝オッズ:2.0倍)は血統適性◎
日曜日中京11R1着のテイエムノブシオー(単勝オッズ:12.1倍)は対戦適性◎
日曜日阪神7R1着のラペ(単勝オッズ:3.1倍)は対戦適性◎
現在注目マーク馬の中でも血統適性と対戦適性の注目マーク馬は非常に少なくしておりますが、現在改めて血統適性と対戦適性が◎印の馬の中から注目マーク馬に格上げする馬を増やす方向で検討しております。
血統適性注目マーク馬や対戦適性注目マーク馬は現在非常に厳選して抽出していますので発生(出現)率は非常に少なく上位入着率は高いのですが、抽出条件を見直して発生(出現)率を増やすことにより上位入着率は若干低くなりますが、注目マーク馬にして注意を促す方が良いと思っており、先週の例でいいますと、プレシャスドロップは血統適性◎でテイエムノブシオーは対戦適性が◎でしたが、注目マーク馬に格上げすればさらに注目度が増しますので過去の戦歴を吟味して馬券対象にする可能性が高くなると思っている次第です。
血統適性・対戦適性の注目マーク馬を増やしたテスト運用では、先週・先々週の2週間で、上位入着率が高かったのは、
・血統適性注目マーク馬の上位入着率は74%
・対戦適性注目マーク馬の上位入着率は71%
・34歳成長馬の上位入着率は63%
・余力注目マーク馬の上位入着率は62%
でした。
さて、今週ですが、今週の日曜日9R終了時点で活躍していた注目マーク馬は、
・過去の実力馬の上位入着率は62%
・馬場脚質適性注目マーク馬の上位入着率は55%
という状況で、血統適性注目マーク馬や対戦適性注目マーク馬はあまり活躍していませんでしたが、その後、
日曜阪神10R1着の血統適性注目マーク馬のダブルテインパニー
日曜阪神11R2着の血統適性注目マーク馬のジョリーダンス
を含めて、過去の実力馬や34歳成長馬も活躍しましたが、最終的には、今週土日2日間全体で活躍した注目マーク馬は、
・過去の実力馬の上位入着率は53%
・馬場脚質適性注目マーク馬の上位入着率は51%
といった状況で、血統適性注目マーク馬の上位入着率は38%でした。
ところで今日は、久しぶりに(半年ぶり?)に中京12Rですが、馬連では全く配当妙味がなかったので、過去の実力馬と34歳成長馬且つ余力注目マーク馬の2頭軸の3連複総流し馬券を購入して的中しました。3着馬は3走前から4着―8着―12着の馬でしたので総流ししていなければ的中できていなかった馬券でした。馬連は馬券購入しませんでしたが、配当430円でした。

ところで、調教コースですが、関東の美浦に全天候型のニューポリトラックという新しいコースが11月16日から開場しているのをご存知でしょうか?
実は、先週の朝日杯に勝ったゴスホークケンが調教を積んでいたコースだそうで、クッション性が非常に良い全天候型の馬場だそうです。
昔し、関西の栗東に上がり坂の坂路調教コースが開場してから、関西馬が強くなったという話は有名ですが、今回の関東の美浦にできた全天候型のニューポリトラックという新しいコースも強い馬を作り出す可能性を秘めているかも知れません。もしそうだとすると、予想に際してニューポリトラックコースで調教していたのかどうかの情報が必要になるわけですが、現時点のJRA−VANデータには含まれておりません。
前にも話をしましたが、予想に重要と思う調教のデータは、JRA−VANデータでは、坂路調教コースのデータしかありません。ニューポリトラックコースはもちろんのこと他の芝コースやダートコースやウッドチップコースの調教データもないのが現在のJRA−VAN提供データです。
これはあくまで私の想像ですが、現在での調教に関する情報は競馬新聞以外にないのが現状で、もしJRA−VANがすべての調教データを提供したら競馬新聞を買う人が激減してしまい、競馬新聞関連会社は倒産してしまう恐れがあるので、競馬関連の仲良しグループの身の保全を考慮して、今後ともニューポリトラックコースはもちろん他のコースの調教データもJRA−VANは提供する可能性はないと思っております。
しかしながら、調教データの問題は、JRA−VANの問題ではなく、親方のJRAの問題と私は思っております。
馬券購入の予想検討に必須の調教データをJRAが適切に提供することを真剣に検討する必要があると私は思っております。
毎年毎年売り上げが落ちてきているとはいえ3兆円弱の売り上げがあるJRAですので、調教データ提供に関わる予算をもっと十分にとって、ニューポリトラックコースを含めて全調教コースの調教データをJRA自身で提供できるようする時期にきていると思います。
馬券購入の予想に必要な適切な調教データを他人任せにせずに、JRA自身が正しいデータを提供できるようにしないと競馬ファンは段々と競馬から離れていってしまうと思います。
現時点で、馬券購入者の何パーセントの人が、ニューポリトラックコースのことを知っているのか?ニューポリトラックコースが美浦にあって栗東にはないことを知っているのか?又、朝日杯に勝ったゴスホークケンが調教を積んでいたコースがニューポリトラックコースだったことを知っているのか?
恐らく、馬主・調教師・生産者・競馬新聞関係者の大半の人は知っていたと思いますが????
馬主・調教師・生産者・競馬新聞関係者を大事にするのも結構ですが、馬券を買う馬券購入者を大事にしないとすると、ますます競馬離れが進むのは明らかと思っている次第です。
JRAは地方競馬廃止を他人事と思っていると思いますが、馬券購入者をないがしろにすると他人事ではなくなるのですが、、、、、、、、?????

ところで、水曜日までに有馬記念の予想をすることが必要になり、急遽、特別登録馬での出馬表作成のプログラムを開発しています。
特別登録馬のデータは、日曜日夕方にはハンデ未決定の特別レース、月曜夕方にはハンデ決定済みの特別レースのデータが取得できますが、騎手が未定といったような不確定要素はありますが、早い時期に検討するのはこのデータを利用するしかありません。
特別登録馬のデータを取得して出馬表作成処理をすれば、出馬表表示・出馬表印字等、通常の出馬表と同じように扱えます。
Adinpick4での来週の有馬記念の予想順位上位3頭は、
メイショウサムソンとダイワスカレーットとアドマイヤジュピタという成長途上の3歳・4歳馬になっていました。メイショウサムソンは現時点ですが坂路調教注目マーク馬で、逆にダイワスカレットは馬場脚質適性が悪いということになっていました。
この特別登録馬のJRAデータ取得機能は、Adinpick4の次期バージョンで追加することも考えております。

ところで、WINDOWSのVISTAでのテストを続けておりますが、VISTAは非常に重いOSと思います。
私はデスクトップパソコンでは2台の内蔵HDにVISTAとXPを入れて切り替えて動かせるようにしておりますが、XPの方が処理速度は若干早い感じです。
私のパソコンのメモリーは2.5Gですが、恐らくメモリーが1G位でしたらVISTAはさらに遅いと思われます。
Adinpick4のようなシミュレーション機能を保有する膨大なデータ処理をするソフトではXPの方が断然有利と思います。
ノートパソコンは、昔からPANASONICのレッツノートにこだわって買い換えてきていますが、PANASONICが10月末から来年3月までですが、レッツノートのXPへのダウングレードを本格的に実施しています。VISTAをXPに入れ替える無償ツール(XPのリカバリーデスク)の提供を始めています。
NECと富士通は個人向けでなく企業向けですが、XPをインスツールしたパソコンを販売継続していますが、松下は個人向けにもダウングレードツールを提供開始しています。
今までにWINDOWSが販売されて、ダウングレードツールが提供されたことを記憶しておりませんので、VIATAに買い換えるユーザーが非常に少ないことが想像されます。
私は、VISTAでのテストが必要ですのでVISTAにアップグレードしましたが、はっきり言ってVISTAに変えたメリットは全くありません。
VISTAに変えたことでハード・ソフト等の出費はかさむし、わけのわからない問題が発生して時間は取られるわで全くいいことはない状況です。
他に使用できるOSがないからWINDOWSを使用していますが、他のOSが使用できれば間違いなく変えています。
JRA−VANのJV−LINKがLINUXに対応すれば、LINIXを本格的に勉強するのですが、、、、、、、
Webアクセス解析を提供するW3Counterが発表した11月末現在の世界のOSシェアによると、
WINDOWS−XPが80.6%
WINDOWS−VISTAが4.7%
MAC−OSが4.5%
WINDOWS−2000が3.7%
LINUXが1.8%
という状況とのことですが、今後は無償OSのLINUXに切り替わっていくことを期待している次第です。

ところで12月度基準値ですが、1000万円以上の上位条件での的中率が高くなるような基準値に改定しております。
従来は、未勝利は別ですが、500万円条件と1000万円条件・オープンからG1まで平均的な的中率になるような基準値にしておりましたが、12月度基準値は1000万円以上の上位条件の的中率が高くなるようにしております。
そういうことで、最近の私は、あまり500万条件のレースの馬券を購入せずに、後半9レース以降の上位条件のレースの馬券を中心に購入している次第です。但し、500万条件のレースでも配当妙味があるレースは馬券購入しております。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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