2008年01月13日

科学的競馬投資コメント20080113

今年も更なる回収率向上を目的にバージョンアップを実施していきますが、2008年の考え方としては、誰でもが人間業で予想できるような予想要因(方法)ではなく、「パソコンの保有する膨大なデータを短時間に処理する能力を駆使して入着の可能性が高く配当もそこそこ高い予想要因を抽出する」という基本的な考え方でバージョンアップを図っていく予定です。
以前からの私の持論ですが、近代競馬では土日2日間で5000円以上の高額配当馬券を3−5レースほど的中しないと回収率は100%を超ないということで、10レース中8レース的中でも赤字で、10レース中2レース的中で大幅黒字というのが近代競馬です。
1)、過去に強い相手と対戦してきた「過去の実力馬」と成長途上の「成長34歳注目マーク馬」
2)過去に対戦してきた相手馬のその後の戦歴の膨大な分析から算定した「対戦適性注目マーク馬」
3)父系と母系の膨大な血統データから算定した距離や競馬場や芝ダート適性から算定した「血統適性注目マーク馬」
4)今まで殆ど解明されていない休養明馬や芝ダート変更出走馬を膨大なデータから能力が発揮できるかどうから判定した「休養明注目マーク馬」や「芝ダート変更注目マーク馬」
5)前走余力を残してゴールした馬で今回上位入着の可能性が高い「余力馬注目マーク馬」
6)その馬の馬場脚質や展開や坂路調教状況から今回の能力の発揮できる可能性から判定した、「馬場脚質適性注目マーク馬」・「今週馬場適性注目マーク馬」そして「展開適性注目マーク馬」・「坂路調教適性注目マーク馬」
といったパソコンでしかできない注目マーク馬等の信頼性向上を図って行く予定です。
ところで私は、3年ほど前からいわゆる競馬新聞を購入しませんし、グリーンチャンネル等の予想番組も全く見ずに、基本的にはAdinpick4で印字した出馬表のみで馬券を購入しております。
すべての馬券購入者の考えた予想は結果的にオッズに反映されますので、私も最終的には全馬券購入者の予想のチェックという意味でオッズを確認しますが、私の予想と比べて非常に低いオッズの場合もありますが非常に高いオッズの場合もあります。私が注意しているのは、私が馬券対象としていない馬で異常にオッズが低い馬で、特に過去のデータからはなぜそんなに人気になっているのか理解に苦しむ馬がいます。恐らく、過去の成績とは無関係の他の情報で人気になっていると思われますが、上位に来ることが多いのも事実です。
さて、予想要因の信頼性ですが、予想要因の信頼性が高ければ買い目点数をかなり絞り込めますが、予想要因の信頼性が低いと手広く馬券を買うことが必要になり買い目点数は多くならざるを得ません。
私は、昨年2007年度は極端に買い目を絞った買い方を中心に研究をしてきましたが、今年はあらためて、買い目点数を絞った場合と手広く多めの買い目にする場合の両方の研究をする予定です。
現在のAdinpick4でのシミュレーション機能での的中率・回収率算定に使用している買い目は、◎、○、▲、△1、△2と?の6馬を基本とした買い目で、基本的な買い目の考え方は以下にしております。
単勝は、◎のみの1点買い
馬連は、◎○▲の3頭ボックスと、◎から△1と△2と?へのの流しの6点買い
3連複は、◎○▲の3頭ボックスと、◎と○から△1と△2と?への流し、◎と▲から△1と△2と?への流しの7点買い
馬単は、◎から○と▲と△1と△2と?への流しの5点買い

現在、この基本買い目パターンに対して、
・?を馬券対象外にした5頭での絞込み馬券
・△と?を馬券対象外にした3頭での極端絞込馬券
での的中率回収率のシミュレーションを行っております。
当然ですが、馬券の買い目を絞り込めば的中率は下がります。
極端絞込馬券では3連複馬券は1点買いになりますので、実に的中率は9%台になり、12レースに1回しか的中しないというシミュレーション結果でした。
もうひとつ、買い目を絞り込めば込むほど的中時の配当金額は低いというシミュレーション結果でした。
ただし、回収率は違います、予想要因の信頼性が高ければ買い目を絞り込んでも回収率を上げることも可能です。
2008年は、買い目点数に関しても研究を重ねる予定です。

ところで、パソコンの最近の進歩も急激ですが、デイスプレイの進化も激しくなってきています。ブラウン管はなくなり殆ど液晶タイプになってきていますが、特に解像度の進歩が激しくなっています。
Adinpick4は解像度:1024*768のXGAをベースとした画面表示にしていますが、特に出馬表画面では、独自データも非常に多くなり画面に表示できず、全面表示画面等の別画面で対応したりしていますが、画面を切り替える必要がありあまり使い勝手はよくないようでなので、現在テスト的に、
・SXGAの1280*1024画面
・ワイドのWXGA+の1440*900
・ワイドのWSXGA+の1680*1050
の高解像度向けの出馬画面をテスト運用しておりますが、1画面で全ての独自データが表示できる出馬画面はやはり買い目検討には有利な感じです。

できれば、次期バージョンで、出馬表画面だけでも高解像度デイスプレイ向けに改良したいと思ったりしております。

さて、先週もお話させて頂きましたが、今年の私の優先課題は、年間平均的な発想の基準値ではなく、今週の競馬における「出走時の能力発揮度を判断」する馬場適性基準値・展開適性基準値・坂路調教適性基準値等を優先的に改良する予定で、土日2日間の競馬でも特に日曜日の後半のレースで各出走馬の能力発揮度をより適切に判断できるようにしたいと思っております。
ことしの私の馬券購入方針としては、土曜日は私自身が自信をもてる1−2レースに限定して馬券購入するくらいにして土曜は今週の競馬の特徴を把握することに専念して、日曜日の後半、特に1000万条件以上の古馬のレースを重点的の馬券購入するする場合に役に立つ予想要因(独自データ)の信頼性を大幅に向上したいと思っております。
不確かな条件下で馬券を購入せずに、できるだけ必要な情報を把握してから馬券購入することを今年は心がけたいと思っており、そのために有効な情報をパソコンの能力を駆使して短時間で把握・分析して買い目決定に反映できるようにしたいと思っている次第です。
今年最初のバージョンアップの第一ステップとして、現在、馬場適性基準値・展開適性基準値・坂路調教適性基準値を全面改良しながらテスト運用を行っており、
馬場適性基準値に関しては、不良馬場適性以外に他の血統適性も組み込んだ基準値
展開適性基準値に関しては、先行力や追込力等の能力区分を見直した基準値
坂路調教適性基準値に関しては、美浦と栗東のトレセン毎に分けた基準値
等、色々と視線を変えて分析・シミュレーションを繰り返しております。
現時点での話ですが、馬場適性基準値に不良馬場適性以外の他の血統適性を組み合わせていますが、例えば、芝ダ適性・距離適性・競馬場適性・格適性の中では、競馬場適性を組み合わせるのが一番良い結果になっております。
展開適性基準値の先行力や追込力の扱いに関しては、先行力・追込力を高い・やや高い・普通・やや低い・低いなど5分類に区分するよりも、高いとその他の2分類に区分したほうが良い結果になっていること、又、坂路調教適性基準値も美浦と栗東を従来は区分していませんでしたが、競馬場も東京と中山が違うように、トレセンも美浦と栗東を区分した基準値にした方が良い結果がでています。
今週からテスト運用していますが、特に馬場適性注目マーク馬は、人気薄の馬を含めて上位入着馬をピックアップしていました、たった1週間でのテスト経過で来週はどうなるかは未知数ですが、土曜日後半の10R以降と日曜日後半レースで、以下の馬をピックアップしていた次第です。
土曜日中山11Rで1着のゼンノコーラル(単勝オッズ:53.3倍)は脚質馬場適性注目マーク馬で且つ今週馬場適性注目マーク馬
土曜日中山11Rで3着のノーザンキッズ(単勝オッズ:27.6倍)は今週馬場適性注目マーク馬
土曜日中山12Rで2着のエムケイドリーム(単勝オッズ:9.6倍)は今週馬場適性注目マーク馬(惜しくも4着のノボワールド(単勝オッズ:30.5倍)は脚質馬場適性注目マーク馬)
土曜日京都10Rで2着のソルジャーズソング(単勝オッズ:2.3倍)は今週馬場適性注目マーク馬
日曜日中山8Rで1着のボストンキコウシ(単勝オッズ:7.4倍)は今週馬場適性注目マーク馬
日曜日京都7Rで2着のメイショウフウライ(単勝オッズ:21.9倍)は脚質馬場適性注目マーク馬
日曜日京都10Rで3着のサワノブレイブ(単勝オッズ:8.5倍)は脚質馬場適性注目マーク馬
日曜日京都11Rで1着のドリームシグナル(単勝オッズ:2.9倍)はは今週馬場適性注目マーク馬
これら馬場適性基準値・展開適性基準値・坂路調教適性基準値は今月一杯テストを繰り返して改良を加えて、結果がよければ、2月度基準値に反映予定で考えております。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。




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