2008年01月20日

科学的競馬投資コメント20080120

昨年は、馬券の買い方について色々と試行錯誤した年でした。
平均配当が投資額の約75%という中央競馬では、皆と同じ買い方をしたら絶対に儲からないということになっています。
人とは違う買い方をしている人の中に儲かっている人がいると思っています。
私し、カスタムソフトの開発もしているのですが、意外と多いのがオッズによる予想ソフトのカスタム依頼です。
オッズを主とした条件に基づいて1.5倍以下の単勝を、買う買わないの判定するカスタムソフトの依頼ユーザー様は回収率120%以上とのことでしたし、全く正反対に、100万馬券を狙う3連単限定のカスタムソフト依頼の方は買い目点数が150点から300点という膨大な買い目の買い方の発想でした。やはり、他人と違う買い方をしないと儲からないと感じている次第です。

そういう意味では、私の馬券の買い方も変わっているのかもしれません。
買い方のほんのチョッとした違いで、高額配当馬券を的中するしないが決まるのが近代競馬です。
私は、Adinpick4の注目マーク馬が出走するレースを中心に馬券を買うのですが、買い方は、工夫しています。
まずは、注目マーク馬が出走しているレースの出走全馬の独自データの内容や過去の戦歴等を確認して軸馬を決めるのですが、軸馬は通常は1頭で多くても2頭にしていますが、軸馬が決まらないような「どの馬が来てもおかしくない」というレースもかなりあります。
軸馬が決まり自分ではこれは「買うと決めたレース」と、どの馬が来るかわからないような「よくわからないレース」の2種類に分類しています。
されこれからが、私の工夫のしどころで、実は「よくわからないレース」でも配当妙味がある場合は馬券を購入しています。
まずは「よくわからないレース」ですが、配当が低い場合は馬券購入しません。配当が高く馬券購入するレースも買い目点数は非常に少なく基本は馬連の3点ボックスで配当が低い場合は2頭軸の3点流しという感じです。
「買うと決めたレース」は、実は買い目点数を多めにしています。普通は「よくわからないレース」は買い目を多くして、自信があって「買うと決めたレース」は買い目を絞るのが普通と思いますが、私は「よくわからないレース」は買い目を極端に絞り込みます。買い目を多くして多くの馬の馬券を買っても当たらない方が多いのが近代競馬と思っています。一方、自信があって「買うと決めたレース」ですが、この自信があるという「自信」は個人の勝手な思い込みで、思ってもいなかった馬が上位に来ることが多いのが近代競馬と思っています。
私の昨年の例ですと、「よくわからないレース」と判断したレースはほとんど当たりませんが、当たった場合は高額配当もかなりありました。一方、「買うと決めたレース」はあたることが多く、低い配当から高額配当まで色々ありましたが、買うか買わないか迷うような馬を含めて多めの買い目点数にして馬券購入したレースの的中が多かった次第です。

平均配当が投資額の約75%という中央競馬では、皆と同じ買い方をしたら絶対に儲からないということになっていますので、人とは違う買い方をする工夫が近代競馬では絶対に必要と思っています。
よくあると思うのですが、多くの競馬ソフトを併用して、それぞれのソフトのいいとこどり的な買い目で馬券を買うというのは、皆と同じ買い方に近づきますので、回収率は絶対100%を下回ると思います。
各競馬ソフトは、考え方もアルゴリズムも違うのですから各ソフトの買い目を総合して最終判断してもよい結果にはならないはずで、これは自分に適していると思う1つのソフトを徹底的に理解して自分なりの工夫を加えて使用するのが競馬ソフトの最善の利用方と私は思っています。

私の場合ですが、特に最近工夫していることがあります。
土日2日間の競馬開催でも特に日曜日の後半レースに多く資金投入することです。
いつも申し上げておりますが、私はAdinpick4の買い目印に基づいて馬券を買うことはしておりません。
Adinpick4の買い目印はあくまで年間平均的な予想印になっておりますが、実際の競馬は平均的な結果にはならず、毎週毎週異なる結果になっているのが近代競馬で、先週活躍した注目マーク馬が今週はあまり活躍しなかったり、馬場状態も毎週毎週異なりますので、その馬場状態を得意とする馬も変わってきますので、私は、できるだけその週の活躍馬の特徴を把握して日曜日の9R以降で1000万条件以上のレースを重点的に馬券購入することにしております。
不確かな条件下で馬券を購入せずに、できるだけ必要な情報を把握してから馬券購入する為に、パソコンの能力を駆使して短時間で把握・分析して買い目決定に反映できるようにすることが近代競馬では非常に重要と思っている次第です。

さて、先週も話題にさせていただきましたが、今年の最優先課題としている、年間平均的な発想ではなく、前出走や近走からの発想でもなく、「今週の競馬に有効」な基準値を先週からテスト運用しています。
「今週の競馬に有効」ということから、
・今週の馬の状態の判断を坂路調教適性
・今回の出走メンバーからの展開の有利不利の判断を展開適性
・今週の競馬場・開催週における有利不利の判断を馬場脚質適性
・今週の馬場状態での有利不利を判断を今週馬場適性
とう4つの適性を各種分析・シミュレーションを行っております。
現在の最新の2008年1月度基準でのAdinpick4のV1035での上記注目マーク馬の3位以内上位入着率は、
・展開適性・馬場脚質適性・今週馬場適性の注目マーク馬の3位以内上位入着率は50%弱
・坂路調教適性の注目マーク馬の3位以内上位入着率は40%弱
といた状況で、特に坂路調教適性の注目マーク馬の3位以内上位入着率は、他のコースでの調教データがないため坂路調教データのみでの判断ですので特に低い数値となっていますが、今年2008年度は、現状から10%以上の入着率向上を目標に研究しております。
現時点での話ですが、馬場適性基準値に不良馬場適性以外の他の血統適性を色々と組み合わせていますが、例えば、芝ダ適性・距離適性・競馬場適性・格適性の中では、競馬場適性と格適性を組み合わせるのが良い結果になっております。
展開適性基準値の先行力や追込力の扱いに関しては、先行力・追込力を高い・やや高い・普通・やや低い・低いなど5分類に区分するよりも、高いとその他の2分類に区分したほうが良い結果になっており、同時に出走頭数で分類した基準値にする方が良い結果になっているようです。
坂路調教適性基準値は、競馬場も東京と中山が違うように、トレセンも美浦と栗東を区分したりして色々とシミュレーションをしたりしていますが、現時点では、正月休みでの調教パターンが特殊状況になっているようで、今年1月の販路調教適性はあまり有効ではないようですので、2月度になってから本格的に改良に取り組む予定です。

ところで、馬場状態の話ですが、今週の小倉ですが、土曜日は開幕週の良馬場で時計が早い馬場でしたが、日曜日は一変して不良馬場になっていました。
そんなことで私は、日曜日の小倉は不良馬場適性に注目していました。
日曜日小倉の不良馬場の11Rで、不良馬場適性が一番高い馬は、2着のメイショウイッテキ(単勝オッズ:59.9倍)でした。
そしてAdinpick4には自分で馬場状態を設定できる「今週馬場状態設定」という機能があり、この機能で日曜日の小倉の芝を時計のかかる馬場に設定してから「基準値改定後再作成」という機能で、小倉の日曜日の芝レースの「時計がかかる馬場」の注目マーク馬を抽出できます。この時計のかかる馬場で抽出された注目マーク馬が3着のボストンゴールド(単勝オッズ:33.7倍)で、このボストンゴールドは展開適性注目マーク馬でかつ坂路調教注目マーク馬でした。
1着のユメノオーラ(単勝オッズ:9.2倍)は注目馬の過去の実力馬でした。
小倉最終の12Rでは不良馬場適性が飛びぬけて高い馬が1頭いました。2着にきたマイネルスパーダ(単勝オッズ:17.3倍)でした。

最近の競馬場は水はけがよくなっていて馬場が極端に悪化することは殆どないのですが、日曜日の小倉はかなり馬場が悪化していたようです。
極端に馬場が悪化した場合は、Adinpick4の不良馬場適性はかなり有効と思っている次第です。
競馬は年間平均的な発想も基本として重要ですが、刻々と変化している馬場状態に関しても、パソコンの能力を駆使して短時間で把握・分析して買い目決定に反映できるようにすることが近代競馬では非常に重要と思っている次第です。
今年は、年間平均的な発想ではなく、前出走や近走からの発想でもなく、「今週の競馬に有効」なことは勿論のこと、今回のレースにも有効な情報を的確に把握・分析できる機能の充実を図っていくつもりです。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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