2008年04月27日

科学的競馬投資コメント20080427

今年になってからですが、Adinpick4の予想機能は馬場状態に対応した能力発揮度を重要視してバージョンアップを図ってきています。
次期バージョンでは、競馬場毎芝ダ毎の馬場状態(7区分)によって先行馬や追込馬や余力馬の能力によって上位入着率がどのように違っているのかを分析できる「馬場状態別能力発揮度分析機能」を機能追加予定です。
競馬場によって馬場状態による能力発揮度はかなり異なりますが、全体的な傾向としては以下になっていました。
・タイムの早い馬場状態では先行能力が高い馬が上位入着率が高い
・タイムの遅い馬場状態では追込能力が高い馬が上位入着率が高い
という結果ですが、ユーザー様ご自信で「馬場状態別能力発揮度分析機能」を使用して競馬場毎に馬場状態によって能力発揮度がどのように違うのかを確認して頂ければ幸いです。

さて私は最近、「3位以内上位入着の軸馬設定」に関して、能力発揮度を重要視しており、特に馬場状態確認後に抽出される馬場対応能力発揮度を重要視しておりますが、私なりのルールを決めております。
Adinpick4の「今週馬場適性注目マーク馬抽出」機能で、最新基準値に基づいて、4種の馬場対応注目マーク馬を抽出して、その結果買い目印(予想順位)が変わる場合もよくありますが、私の軸馬設定ルールは、この今週馬場適性注目マーク馬抽出後の買い目印◎○▲の予想順位3位以内で注目マークが2つ以上の馬の中から軸馬を決めるというのが現時点での私なりの軸馬決定のルールにしています。
先週の例では、
先週土曜日阪神11Rの読売マイラーズカップ2着のニシノマナムスメは、買い目印○で、注目34歳成長馬で脚質適性注目マーク馬・今週馬場適性注目マーク馬で3種の注目マーク馬。
先週日曜日中山11Rの皐月賞1着のキャプテントウーレは、買い目印○で、注目34歳成長馬で今週馬場適性注目マーク馬で2種の注目マーク馬。
特に、能力発揮度の注目マーク馬の中でも馬場関連の「脚質適性注目マーク馬」と「今週馬場適性注目マーク馬」を特に重要視している次第です。
この軸馬決定ルールは現時点の私の経験から導き出したルールですが、平行して、14種類の注目マーク馬の組み合わせによって3位以内上位入着率が75%以上を超える馬を抽出するテスト用基準値を作成して馬場状態把握後に自動的にパソコンで「注目マーク組合せ優秀馬」を自動抽出するテストも繰り返しており将来的には一般公開予定でおりますが、いつになるかは現在未定です。
注目マークですが、現在の最新基準値では、
年間平均的観点での注目マーク馬で、
1)血統適性注目マーク馬
2)対戦適性注目マーク馬
3)過去の実力馬
4)成長34歳注目マーク馬
5)休養明注目マーク馬
6)余力馬注目マーク馬
7)芝ダート変更注目マーク馬
以下は能力発揮度注目マーク馬で、
8)馬場脚質適性注目マーク馬
9)展開適性注目マーク馬
10)坂路調教注目マーク馬
続いて、開催時点の馬場状態が確認できた後での能力発揮度注目マーク馬で、
11)今週馬場適性注目マーク馬
12)馬場対応注目マーク余力馬
13)馬場対応注目マーク先行馬
14)馬場対応注目マーク追込馬
と計14種類の注目マーク馬がAdinpick4では抽出されます。
そして、注目マークの数によって上位入着率がどのようになっているかを調べて見ますと、
注目マークが1つ以上の馬の上位入着率は約45%
注目マークが2つ以上の馬の上位入着率は約60%
注目マークが3つ以上の馬の上位入着率は約70%
注目マークが5つ以上の馬の上位入着率は約90%
と、注目マークが多くなるほど当然ですが上位入着率は高くなっています。
参考までに、
桜花賞1着のレジネッタは脚質適性注目マークと今週馬場適性注目マークの2つ
皐月賞1着のキャプテンツウーレは34歳成長注目マークと今週馬場適性注目マークの2つ
読売マイラーズカップ2着のニシノマナムスメは、34歳成長マークと脚質適性注目マーク・今週馬場適性注目マークも3つ
でした。
注目マークが2つ以上の馬は要注意と思いますが、軸馬にするには更なる研究が必要と思っております。「注意する馬(いわゆる穴馬候補)」と「(3位以内入着)軸馬にする馬」では全く違いますので、軸馬候補の選定は色々な角度からの判断が必要と思っております。
Adinpick4のユーザー様が注目マークを利用した軸馬決定の自分なりの方法を確立されることを期待している次第です。

さて今週ですが、
まず土曜日は複勝を中心に2レースほど馬券購入していましたが、複勝馬券を購入した馬は1・2着ではなく図ったように3着にきて、複勝の価値を再認識した次第です。
土曜日福島8Rのウインフェイムは余力馬注目マーク・脚質適性注目マーク・今週馬場適性注目マークの3つの注目マーク馬で3着にきて複勝で350円。
土曜日東京12Rのゲイルは坂路調教注目マーク・脚質適性注目マークの2つの注目マーク馬で3着にきて複勝で600円。
日曜日もやはり馬場関連の適性が高い馬が大活躍で、どういうわけか複勝狙いした馬は3着が多かった次第です。
日曜日京都7R1着のホーマンクラフトと2着アグネススピリットは共に脚質適性注目マーク・今週馬場適注目マーク・展開注目マークの3つの注目マーク
日曜日東京9R1着のヒカルベガは過去の実力馬・脚質適性注目マーク・今週馬場適注目マークの3つの注目マークで、3着のマースエンペラーは脚質適性注目マーク・今週馬場適注目マークの2つの注目マーク
日曜日東京11R3着のキュートエンブレムは血統適性注目マーク・対戦適性注目マーク・今週馬場適注目マーク・坂路調教注目マークの4つの注目マーク
日曜日京都11R3着のサンライズバッカスは過去の実力馬・脚質適性注目マークの2つの注目マーク
ということで、ここ3週間で私が複勝候補として期待した馬は、注目マークは2つ以上で、その中でも脚質適性注目マーク・今週馬場適性注目マーク等の馬場関連の注目マーク馬を特に注目した次第です。
実は、日曜日東京11Rのオークストライヤル(G2)フローラSで3着にきたキュートエンブレムは注目マークが4つもある今週のレースで一番注目マークが多かった馬でしたが、未勝利を勝ち上がったばかりの馬で、私自身本当に3着以内にくるかどうか半信半疑で複勝馬券を買ってTV観戦していましたが、3着に粘ってゴールしたときは私自身も驚いた次第で、あらためてADINPICK4の注目マークの威力に感心した次第です。

わずか3週間ですが、的中した複勝配当は意外にも高い配当になっておりまして、ヒカルベガの複勝が150円で2倍以下でしたが、殆どの馬の複勝配当は2倍以上で平均すると約4−5倍程度のかなり高い配当性向になっており、Adinpick4は1着を的中させる単勝よりも、3位以内の複勝向きのソフトではないかと勝手に思い始めております。
これまでの経過を生かして次月基準値では、馬場関連の基準値を大幅改良する予定でおります。

ところで、今週土曜日の某TVで競馬解説者の方が先週・先々週の馬券が殆ど的中できなかった言い訳を「馬場が読めなかった為」と言っておられ、雨が降ったあとの馬場の乾き具合は予想できないので馬券が的中できなかったといった趣旨の説明をされていました。
昔の私でしたらば雨が降って馬場状態がわかりにくい日はあまり好きでなかったのですが、最近の私は、雨が降ったりして馬場状態が不安定な日はチャンス思うようになってきており、私なりに馬場状態を適切に把握して、その場場に適した馬を見つけることが馬券的中に繋がると信じ始めている次第です。

さて、4月12日から実験開始している「複勝準転がし馬券実験」ですが、馬連や3連複と違い非常に安定しています。
2頭あるいは3頭の上位入着馬を的中するのは、いわゆる想定外の馬やとんでもない馬が飛び込んできて的中不的中の信頼度は低いのが実情ですが、1頭それも3位以内ということになると全く違ってきて、的中する場合が多いので、精神的な安定性は抜群です。
過去に、よくユーザー様からAdinpick4は複勝に適していると言われましたが、昔の私は低い配当に全く興味がなく、聞き流していたことを反省している次第です。
ユーザー様からは、複勝の的中率や回収率を分析して欲しいとの要望もありましたが、全く無視して簡単な分析すらしなかったことも反省している次第です。
今はAdinpick4に一番適した馬券は複勝かもしれないと真剣に思い込み始めています。

現在、複勝に関しては、色々な角度からテスト運用をしていまして、出馬表表示の開催レース一覧表示のレース選択画面ではレース毎に複勝推奨レースを一目でどのレースが複勝購入すべきレースかを4段階でわかりやすく表示できるようにしており、複勝推奨レースを選択すると出馬表画面は、複勝馬券に最適な注目マークが目立つ色で表示され、後は複勝馬券の購入金額を設定してIPAT投票するだけという超簡単な「複勝準転がし馬券実験」です。
現在2台のパソコンで1台が「複勝準転がし馬券実験」専用で、もう1台を従来の馬連・3連複用に使用していますが、馬連・3連複は判断に迷うことが多く結果もわけのわからない想定外の馬がくることもあり手間がかかっていますが、「複勝準転がし馬券実験」のパソコンは全く手間がかかりません。
いっそのこと、「複勝準転がし馬券実験」はレース締め切り10分前位に馬場状態を自動把握して複勝軸馬候補を自動抽出してIPAT投票まで無人の自動投票システムにしてしまうこと検討している次第で、既に過去にAdinautobetで単勝の無人自動運転投票機能を開発した経験もありますので、複勝の無人自動投票はいとも簡単にできそうと思ったりしています。
複勝馬券を購入して気がつきましたが、複勝を買った馬が3着にくると喜びはひとしおですが、1着に来てしまうと「配当の高い単勝を買っていればよかった」と思ったりして喜びが半減してしまいます。
「複勝準転がし馬券実験」を開始して3週間ですが、馬場関連適性が高い馬が3位以内に上位入着する場合が殆どで、今後の複勝の研究は特に馬場適性関連を中心に進めていく予定です。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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