2008年06月22日

科学的競馬投資コメント20080622

早いもので、今週から夏競馬が開催です。
成長途上の3歳馬と古馬との混合レースが増えて、更に降級馬も混在して、3歳成長馬と古馬降級馬との能力比較が非常に重要な時期になります。
古馬降級馬は人気になり配当妙味があまりないのですが、3歳成長馬の方は人気がない場合も多く、特に配当妙味が高い3歳成長馬の判断が重要になります。

Adinpick4では、成長途上の3歳成長馬と古馬では、特に過去のベスト能力等に大きな違いが出ます。当然ですが、古馬は過去の出走回数も多くベスト能力が高い馬が多く、逆に過去の出走回数が少なくこれから成長する3歳馬はベスト能力は古馬に比べると低い馬が殆どです。
このようなベスト能力が高い傾向の古馬とベスト能力が低い傾向の3歳馬をより適切に判断するために、adinpick4には平均・ベスト能力の算定対象のレース数を選択した設定が可能になっています。
私の今までの経験からですが、3歳馬と古馬との混合レースが始まる今の時期は、ベスト能力の算定期間は短くするほうがよい結果になっていますので、私の場合は、別ドライブ機能を使用して、総合基準配分設定の平均・ベスト能力算定対象レース数を、
・「対象レース数:中(標準)」
・「対象レース数:少」
の2つに設定して2種類の出馬表を作成して、特に成長途上の3歳馬の判断を慎重に行っております。
そして当然ですが、混合戦では私の場合は、3歳馬で平均能力あるいはベスト能力が高い馬はかなり能力が高い馬と判断しています。

参考までに、独自複合要因入着率分析機能で分析した混合戦での成長途上の3歳馬の月別の3位以内入着率に関して、平均能力やベスト能力が高い3歳成長馬と比較して分析した結果は、以下になっておりました。
まずは、混合戦での全ての3歳馬の発生率と3位以入着率は、
6月は発生率11%で3位以入着率は22%
7月は発生率11%で3位以入着率は24%
8月は発生率13%で3位以入着率は25%
9月は発生率15%で3位以入着率は23%
10月は発生率22%で3位以入着率は22%
11月は発生率21%で3位以入着率は23%
12月は発生率21%で3位以入着率は22%
で、一方、混合戦での平均能力が高い3歳馬の発生率と3位以入着率は、
6月は発生率8%で3位以入着率は45%
7月は発生率9%で3位以入着率は46%
8月は発生率10%で3位以入着率は49%
9月は発生率11%で3位以入着率は51%
10月は発生率14%で3位以入着率は47%
11月は発生率12%で3位以入着率は43%
12月は発生率12%で3位以入着率は43%
で、混合戦でのベスト能力が高い3歳馬の発生率と3位以入着率は、
6月は発生率7%で3位以入着率は51%
7月は発生率8%で3位以入着率は45%
8月は発生率10%で3位以入着率は53%
9月は発生率9%で3位以入着率は51%
10月は発生率11%で3位以入着率は46%
11月は発生率10%で3位以入着率は41%
12月は発生率9%で3位以入着率は45%

上記のような3歳馬と古馬の混合戦での3歳馬に関する各種分析等は、Adinpick4の「独自複合要因入着率分析機能」を使用すれば誰でも簡単に分析できますので、ご自身で確認されることをお勧め致します。
そして、3歳馬の中のベスト能力が高い馬たちの中でも、注目マーク馬の3歳成長馬に絞ると3位以入着率は更に高くなりますので、私は、注目マーク馬の3歳成長馬で平均能力やベスト能力が高い馬は、私は必ず馬連・3連複の馬券対象にしております。
近代競馬では、年間平均的な発想だけでは馬券的中は非常に難しくなってきております。
今の時期は、3歳馬と古馬の混合戦いでは、古馬降級馬や平均・ベスト能力の高い3歳成長馬に注目することが非常に重要と思っている次第です。


ところで、先週のブログにも書きましたが、最近あらためて、馬の基本能力の算定方法を見直しており、過去5走位の入着順位を出走条件に応じて各種分析を開始しております。
特に、3歳馬と古馬との混合レースが始まる今の時期は、タイム理論能力が低い馬が多い成長途上の3歳馬とタイム理論能力が高い傾向の古馬との比較には、過去5走位の入着順位要因は混合戦がスタートしたばかりの今の時期には特に重要と思っております。
現在テスト的にですが、条件別の過去5出走入着順位に基づく能力を基準値として作成して、テスト運用を開始していますが、過去5出走入着順位を基本能力に組み入れることでかなりいい結果になっており、次月基準値にはこの「過去5出走入着順位基準」を追加する予定で考えております。


成長途上の3歳馬と古馬との混合レースが増えて、更に降級馬も混在して、3歳成長馬と古馬降級馬との能力比較が非常に重要な時期となった今週は、私は、誰もが検討する人気になる古馬の降級馬は当然として、配当妙味が高い成長途上の3歳馬に特に留意して馬券検討をした次第です。

今週は、予想とおり当然のように古馬の降級馬が大活躍でしたが、成長途上の3歳馬で平均・ベスト能力が高かった馬は以下の5頭いました。
土曜日函館11Rのサンクスノート(単勝オッズ:5.6倍)は3着
土曜日函館12Rのウイッシュビーワン(単勝オッズ:23.3倍)は2着
土曜日阪神8Rのツルガオカランナー(単勝オッズ:3.1倍)は1着
土曜日阪神9Rのオウケンブルースリー(単勝オッズ:2.0倍)は1着
日曜日福島12Rのロックオブザリサ(単勝オッズ:3.4倍)は12着

といった状況で、古馬降級馬に見劣りせず、平均・ベスト能力が高かった成長途上の3歳馬も活躍していました。
今週ですが、実は私は、古馬の降級馬ではなく、平均・ベスト能力が高かった成長途上の3歳馬の方に注目していました。私の理由は明快で、古馬の降級馬に比べて、平均・ベスト能力が高い成長途上の3歳馬は非常に少なくひとつのレースでは殆ど1頭しかいません。一方、古馬の降級馬は非常に多く1つのレースに3頭以上いる場合もあったりしてどの古馬降級馬を軸馬にするか困ることが多いのが実情です。
出走馬のなかから軸馬候補を絞り込むに当たっては、複数頭の古馬降級馬から軸馬候補を絞込むのは難しいのですが、平均・ベスト能力が高い3歳馬は殆どの場合1頭しかいませんので軸馬候補には最適と私は判断している次第です。
大抵の人は古馬降級馬を軸馬にした馬券を購入されておられると思いますが、競馬の世界では誰もが考える馬券では絶対に儲からないと私は思っており、私は通常の発想とは逆の「平均・ベスト能力が高い3歳馬」を軸馬候補とした馬券を中心に購入しております。
おそらく、今後2−3ヶ月間は、平均・ベスト能力が高い成長途上の3歳馬は馬券対象からはずさない方が良いと私は思っている次第です。
この発想は、今の時期の3歳馬と古馬との混合戦での軸馬決定の私独自の考え方ですので、ユーザー様はユーザー様独自に、今の時期の混合戦の軸馬を決める情報を独自に収集・分析して、ユーザー様独自の混合戦での軸馬決定方法を確立されることを期待している次第です。
話のついでに勝負運について書きますが、今週は3競馬場共に開幕週ですので馬場状態把握を慎重に行いますので、私の場合は土曜日は馬場状態把握等の情報収集が主で日曜日に馬券購入なのですが、今週は「平均・ベスト能力が高い3歳馬」は5頭いたのですが、情報収集の土曜日が4頭で馬券購入の日曜日は1頭だけで馬券購入チャンスは1頭のみでした。「平均・ベスト能力が高い3歳馬」が土曜日に4頭いたら日曜日も同様に4頭いれば馬券購入の日曜日は4頭分(4レース)の馬券購入チャンスがあるのですが、競馬における勝負運とはこういうことなのでしょうか????
そんなことで、参考までの日曜日の混合戦で「平均・ベスト能力が「やや高い」3歳馬」をピックアップしてみました。平均やベスト能力が◎ではなく▲以上の馬をピックアップしてみたところ以下になっていました。
日曜日函館8Rのレッドターキー(単勝オッズ:4.6倍)は2着
日曜日函館10Rのシルクシャンゼリゼ(単勝オッズ:13.0倍)は2着
日曜日阪神8Rのボストンオー(単勝オッズ:15.5倍)は3着
日曜日阪神12Rのマイネルコルベット(単勝オッズ:5.2倍)は4着
来週は、「平均・ベスト能力が◎○▲の3歳馬」を中心にして馬券検討をしてみる予定です。

来週は、前期最後のG1宝塚記念です。宝塚記念のあとは秋競馬までG1がありません。
現在テスト運用中の馬場状態別出馬表シミュレーションで宝塚記念の特別登録馬の馬場状態別の複勝軸馬候補を抽出してみました。G1レースともなると毎回のことですが複勝軸馬候補が多いの常ですが、宝塚記念も5頭がピックアップされました。
1、 ドリームパスポートはタイムが遅い傾向の馬場状態で能力発揮
2、 エアシェイデイはタイムが早い馬場と遅い馬場で能力発揮
3、 アルナスラインはタイムが早い馬場と遅い馬場で能力発揮
4、 ロックドカンプはタイムが早い馬場と遅い馬場で能力発揮
5、 アドマイヤオーラはタイムが遅い馬場で能力発揮
どういうわけか昨年の宝塚記念2着のメイショウサムソンは複勝軸馬候補にピックアップされませんでした。
馬場関連の基準値を現在かなり改良していますが現時点では、あまり人気になりそうにないドリームパスポートが有力な複勝軸馬候補になっていた次第です。

さて、長い期間VISTA未対応でしたJRA−VAN提供ソフトのJV−LINKですが、6月18日にやっとVISTA対応のV3.00が公開されました。
VISTA発売後1年以上も経過していますが、私のVISTAパソコンでは未だに訳がわからない現象が発生しており、JV−LINKもまだ未解決のVISTA問題が潜んでいつ可能性があると思ったりしております。
それにしても、マイクロソフト社のVISTAには相変わらず泣かされています。同じマイクロソフト社の開発ソフトVS2005を使用していますが、VISTAのSP1にしても、相変わらず途中で「問題発生したのでVS2005を停止します」のエラーが頻繁に発生している始末です。
VISTAは権限の変更や画面表示方式の変更等、XPから大きく変わっており、各種問題に泣かされておられる開発者はいまだに多いようです。
マイクロソフトは売上げ確保の為に、高額OSソフトのVISTAに切り替させたいのでしょうが、XPからVISTAに変える価値があるとは私には思えません。
マイクロソフトのOFFICEも無料版のOPENOFFICEが今後ユーザーに支持されて、結果的にOFFICEの売り上げも大幅減になることは必死で、マイクロソフト社は生き残りに必死ですが、YAHOO買収に失敗して、将来は真っ暗闇の状況と思っています。
今はWINDOWSで動作するソフトが大半ですが、無料OSのLINUXで動作するソフトが今後増えていけば、OSもLINUXに切り替わっていく可能性が高いと思います。
LINUXへの切り替えは、LINUX向けのソフトの開発言語の今後の動向次第と思いますが、LINUXで使用しやすい開発言語が登場すれば、LINUXへ急激にOSは変わっていくと想像されます。
私も、LINUX環境で使い易い開発言語があればLINUXへ間違いなく切り替えるつもりです。現在のLINUXはC言語開発が主ですが、BASIC等の簡易言語の開発言語が登場すると、LINUX向けソフトは急激に増大して、高いOSのWINDOWSから無料OSのLINUXへ急激に変わる可能性が高いと思っています。
GoogleやYahooのような広告収入を主とするIT会社は、今後も無料のソフトをどんどん提供してくるはずで、広告収入が殆どないマイクロソフト社はソフトを今まで以上に高い価格で売るしか生きのびる道がないと思いますが、今後高いOSやソフトを購入するユーザーはどんどん減っていくと思われます。
最近無料ソフトが増えていますが、勝手に広告が表示されるためにいやになりますが、無料ということで使い続けるユーザーも多いと思っています。
今のマイクロソフトは、高いソフト売っておきながらサポートはひどい状況ですので、今後も生きのびる可能性は非常に低いと私は勝手に思っております。
私は、高いソフトでもサポートがきちんとしていれば使用するのですが、今のマイクロソフトのいい加減なサポートにはうんざりしてしています。

さて、今週から新馬戦が始まりました。
日曜日の新馬戦に血統適性が高く特に新しく追加した血統適性の馬場対応適性が異常に高い馬がいて人気もあまりなく6番人気でした。
念のために調教師の休養明適性と芝ダート変更適性を調べましたら両調教師適性共に優秀でしたので、複勝馬券を買ってレース観戦していましたら計ったように3着でした。
最近の私は、騎手問題等への対策も兼ねて単勝馬券は殆ど買わずに複勝馬券を主にしていますが、結果的に「複勝でよかった」ということが多いのが実際です。
騎手問題ですが、相変わらず落馬は多いし、殆どがレース後に審議です。
今週の落馬は、ゲート出てすぐの落馬もありましたが、ゴール直後の落馬もあり、ゴール直前でバランスを崩して落馬寸前の状態で鞍にしがみついて1着でゴールして、ゴール後に落馬となりましたが、ゴ−ル時点では落馬してなかったので1位入着で確定していました。本来ならば、馬にしがみついてでも落馬せずにゴールしたので褒められるべきかも知れませんが、それ以前にバランスを崩して落馬しないようにするのが騎手の仕事と私は思っております。
最近の騎手問題にはほとほと嫌気がさしてきている今日この頃の私です。馬券購入を中止することも考えている次第です。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



この記事へのトラックバックURL