2008年07月13日

科学的競馬投資コメント20080713

先週お話させて頂きましたが、私の描いているAdinpick4の最終的なイメージは、
1)年間平均的発想での標準予想が第1ステップ
2)夏競馬・秋競馬・冬競馬・春競馬等に対応した月度別に最も優先度が高い予想要因を反映した月度別予想が第2ステップ
3)馬場状態把握後の馬場対応予想が第3ステップ
という3ステップ予想を最終目標イメージと考えておりまして、
第2ステップの夏競馬・秋競馬・冬競馬・春競馬等に対応した月度別に最も優先度が高い予想要因を反映した月度別予想要因として7月度基準値に新しく導入した「過去5出走入着順位基準」に基づく「条件別上位入着可能性が高い馬」に関して月別分析をした結果以下のことが判明しております。
3歳と古馬との混合戦が始まった7月度から11月までの「条件別上位入着可能性が高い馬」の年齢別の3位以内上位入着率は以下になっていました。
       7月   8月   9月   10月  11月   
3歳馬    59%  56%  47%  45%  45%   
4歳馬    57%  58%  63%  54%  54%
5歳以上   43%  47%  45%  46%  38%
以上の結果から、「過去5出走入着順位基準」に基づいて抽出された「条件別上位入着可能性が高い馬」の3位以内上位入着率は、、
・成長途上の3歳馬は7月・8月の2ケ月間は非常に高いが9月からは通常に戻る
・古馬の4歳馬(殆どが降級馬と想定)は7月・8月・9月の3ケ月間は高いが10月からは通常に戻る
・古馬の5歳以上の馬(殆どが降級馬と想定)7・8・9・10月までの4ケ月間はやや高いが11月から通常に戻る
ということで、7月度に新しく導入した「過去5出走入着順位基準」は想定したとおり7・8・9月の夏競馬限定で有効な予想要因と私自身は判断しております。

先週ですが、季節的な重要予想要因を探し出す目的で簡単な各種分析・シミュレーションを行った結果、夏競馬用の重要予想要因として以下のことがわかってきております。
1)過去5出走入着順位基準から抽出された「条件別上位入着可能性が高い馬」の7・8・9月の上位入着率が高い
2)夏に強いといわれる「牝馬」の7・8・9月での上位入着率が高い
3)主競馬場がローカル競馬場の夏競馬の「馬場脚質適性注目マーク馬」の7・8・9月での上位入着率が高い
4)潜在能力の高い3歳馬としての「34歳成長馬」と古馬の降級馬としての「過去の実力馬」共に7・8・9月での上位入着率が高い

今回初めて、夏競馬・秋競馬・冬競馬・春競馬等に対応した月度別での各種分析・シミュレーションをしてみてわかったことですが、札幌と函館競馬場での最重要予想要因が他競馬場に比べて偏っているという分析結果で、特に牝馬要因と馬場脚質適性は札幌と函館競馬場において際立って高い上位入着率で「牝馬で且つ馬場適性が高い馬」は特に要注意という感じで、意外なことでしたが、札幌と函館競馬場でも芝ではなくダートコースが特に顕著に特異性が見られました。芝は洋芝とか特異な芝があるのですがダートは殆ど同じと私は思っておりましたので、札幌と函館競馬場のダートコースで特に顕著に『牝馬と馬場適性』という特異性があったことには私も驚いている次第です。
こういうことを書くと、何の疑いもなく信じる人がおられるようですが、私は性格がゆがんでいるのかも知れませんが、人の言うことをそのまま信じることは殆どありませんで、必ず自分で確認して自分自身が納得した場合にしか人のいうとおりにはしない性格のようです。
Adinpick4では「重要8要因注目マーク馬入着率分析機能」等の分析機能を利用すれば誰でも、競馬場指定や牝馬指定をして、馬場適性も馬場脚質適性注目マーク馬と今週馬場適性注目マーク馬等にどのような要因の場合に上位入着率が高いのかを色々と分析可能ですので、自分自身で確認されることをお勧めします。
蛇足ですが、月別の分析も可能になっておりますので、夏競馬における各競馬場別の特異な重要予想要因を自分自身で探してみることをお勧めいたします。
私の今までの分析では、夏競馬・秋競馬・冬競馬・春競馬のなかでも特に夏競馬は特異な予想要因が重要になっている感じです。

そういうことで、、現在、競馬場・芝ダート別に、特定予想要因の重要度(影響度)を算定した「季節指数基準」なるものをテスト運用開始しておりますが、当面のテスト用基準値として夏競馬向けに、
1)牝馬
2)馬場適性関連注目マーク馬
3)過去5出走条件別入着順位
4)注目マーク馬の過去の実力馬と34歳成長馬
という予想要因を夏競馬で特に上位入着率が高い予想要因と判断して、今週からテスト運用を開始しておりますが、夏競馬向きと判定された馬が今週は活躍していました。
夏競馬真っ盛りの今週の夏競馬で活躍した「夏競馬向きの馬」は以下になっていた次第です。
土曜日函館1Rの夏競馬向馬ロイヤルダリアは1着
土曜日函館3Rの夏競馬向馬ルナエクリプスは2着
土曜日函館7Rの夏競馬向馬トーセントップランは2着
土曜日函館10Rの夏競馬向馬ネオスピリッツは1着
土曜日函館12Rの夏競馬向馬ファインドロップは9着
土曜日阪神4Rの夏競馬向馬メイショウセンゴクは1着
土曜日阪神6Rの夏競馬向馬タニノジュレップは2着
土曜日阪神9Rの夏競馬向馬トーセンイマジゲンは1着
土曜日阪神11Rの夏競馬向馬ミッキーチアフルは1着
日曜日函館2Rの夏競馬向馬ローマンブリッジは3着
日曜日函館6Rの夏競馬向馬フルパワーは4着
日曜日函館7Rの夏競馬向馬リンリンリンは3着
日曜日函館9Rの夏競馬向馬エバーモアは2着
日曜日函館10Rの夏競馬向馬ファイアレッドは8着
日曜日函館10Rの夏競馬向馬コンプトウスは4着
日曜日阪神6Rの夏競馬向馬パープルアカデミーは3着
日曜日阪神7Rの夏競馬向馬ファルカタリアは5着
日曜日阪神10Rの夏競馬向馬サンライズバッカスは3着
日曜日阪神10Rの夏競馬向馬ワイルドワンダーは2着
日曜日阪神12Rの夏競馬向馬アドマイヤダンクは4着
ということで、どういうわけか、今週で夏競馬向と判定された馬は福島競馬場には1頭も出走しておらず、函館・阪神に集中しており、やはり夏は北海道ということなのか函館が一番多く夏競馬向馬が出走していました。
又今週は、夏競馬向馬は人気馬が多かったようです。
来週からは、全レースで3連単の発売が開始されうようですので、人気馬でも上位入着の信頼度の高い馬は近代競馬では非常に重要と思っております。
最近の私の馬券の主力はワイド馬券になってきていますが、配当が極端に低い場合は、3連複や3連単を購入することが多々ありますので、私にとっても人気馬でも上位入着の信頼度の高い馬は非常に重要になっております。

昨年の夏ごろから、年間平均的発想での予想に限界を感じ、開催時点の馬場適性という概念を導入し、今年は更に、夏・秋・冬・春競馬等の季節概念を導入するテストを開始しましたが、年間平均的予想に季節的予想を加味して最終的に開催時点の馬場適性を加味するという3ステップ予想は、今週のテスト結果からですが、私が想像した以上に軸馬候補の最終判断に有効と感じております。
現在私は、夏競馬向馬の馬に絞った馬のなかからさらに開催時点の馬場状況に応じた馬場適性で最終的に軸馬を絞り込んでいますが、最終的に絞り込んだ軸馬が上位3位以内に高い確率で来ることが多くなっています。
上記の夏競馬向馬の馬の中から更に、開催時点の馬場状況に応じた馬場適性で最終的に軸馬を絞り込むと、夏競馬向馬の3頭に1頭位が最終的な軸馬になる感じです。
参考までに、競馬最強の法則WEBでの私の注目馬コーナーでは、夏競馬向きの馬は「夏競馬での函館最終週の脚質適性が非常に高く」といったような表現で、又馬場状態に応じた馬場適性で絞り込んだ馬は「私が期待する最優秀注目マーク馬」というように軸馬候補を表現しておりますので、お時間があれば御自身でご確認頂ければ幸いです。

実は、日曜日の阪神メインのプロキオンステークスは珍しいことに夏競馬向馬が2頭もいてその内の1頭のサンライズバッカスは馬場適性も良い「私が期待する最優秀注目マーク馬」で私の最終的な軸馬でして、この2頭の夏競馬向馬は今週の私の一番の自身のレースだったのですが、最終的に馬券購入時点での最終オッズは、2頭の馬連オッズは7.4倍でワイドは3.4倍でして、迷った挙句私は、2頭軸の3連単とワイドという両極端の2種類の馬券を購入していましたが、結果は、なんと2頭の夏競馬向馬は2着3着でした。展開のあやという感じでして、サンライズバッカスとワイルドワンダーの2頭ともにダートで上がり34秒台の上がりで追い込んで届かずという結果でした。
一方の福島のメインの七夕賞は、馬場が荒れてきている福島競馬場を考えて不良馬場適性が高かった馬の中からワイドオッズが意外に高かったグラスボンバーとミストラルクルーズの2頭のワイド馬券を買ってTV観戦していましたら、2走前に1000万条件を勝って前走1600万条件で13着と大敗していたミヤビランベリが1着にきていました。
競馬に絶対はないということをあらためて感じた次第です。


今週は新しく設定したテスト用基準「季節指数基準」から抽出した夏競馬向馬が活躍しておりましたので、今後7月一杯テストを繰り返しながら改良を加えて、できれば次月基準値にこの季節指数基準値を追加できればと思っております。
次月基準値に「季節指数基準」を追加することにより、競馬場・芝ダート別に夏競馬等の季節に応じて上記のような重要予想要因の予想順位への影響度を大きくして予想順位が上がるように予想アルゴリズムを大幅改良予定です。
将来的には、今後のテスト結果の様子を見ながら、夏競馬等の季節に応じた季節注目マーク馬も抽出・ピックアップできるようすることも考えております。
現時点では、夏競馬向馬を探し出すキーワードは、「牝馬」・「馬場適性関連注目マーク馬」・「過去5出走条件別入着順位の高い馬」・「過去の実力馬」・「34歳成長馬」ですが、今後更に他の要因を探すために更なる分析を続ける予定です。


科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。




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