2008年07月27日

科学的競馬投資コメント20080727

夏競馬真っ盛りで、日本全体が猛暑になっているようですが、馬もこの暑い中で全速力で走らされ気の毒な気もしますが、馬の中には暑いのが大好きな馬もいるはずだと思ったりしております。
実は私は若いころは夏大好き人間でして、冬でも大抵の友人がスキーに行っているのに、私だけは与論島とか沖縄といった南の島に行って毎冬泳いでた次第です。
そんなことで競馬にも季節的に夏に強い馬がいるのではと考え、季節によって上位入着の決め手になる重要な予想要因が異なるのではと考えて、季節的観点から色々と分析・シミュレーションを繰り返していますが、ここ2週間ほどのテスト結果からは夏競馬特有の予想要因の馬が上位に来る可能性が高くなっている感じです。

季節的観点から各種分析・シュミレーションの結果に基づき、現在の私の夏競馬の重要予想要因は以下になっております。
1.牝馬
2.血統適性良馬
3.対戦適性良馬
4.対戦適性2良馬
5.過去5走条件別入着順良馬
6.過去実力馬
7.成長34歳成長馬
8.馬場脚質適性注目マーク馬
9.今週馬場適性注目マーク馬
10.展開適性注目マーク馬
上記10要因の中でも特に夏向きとして重要視しているのは「牝馬」・「馬場適性関連注目マーク馬」・「過去5出走条件別入着順位」・「注目マーク馬の過去の実力馬と34歳成長馬」・「対戦適性良馬」になっております。
上記の夏向き予想要因をチェックするのも非常に時間と手間が掛かるので、季節的に重要度が異なる要因をベースに季節指数基準なるものを算定して、
1)競馬場・芝ダート・月別に重要と思われる予想要因の最終予想順位への影響度を変えて、例えば夏に強い馬の予想順位を上げる。
2)競馬場・芝ダート・月別に重要と思われる予想要因から、例えば夏に強いと判断される馬をピックアップする
といったことを季節指数基準値で自動的に行うというテスト運用をしております。


又、現在、馬場状態における能力発揮度について別の角度から、過去の馬場適性の信頼度から判断する方法の研究を開始しておりまして、Adinpick4の過去の戦歴画面で確認できますが、過去のレースで馬場適性が良かったレースで上位入着しているかどうかでその馬の馬場適性の信頼度を判定するという方法で、過去のレースで馬場適性の良かったレースでは殆ど上位入着している馬や、過去のレースで馬場適性が良かったにもかかわらず上位入着していない馬や、過去のレースで馬場適性の良し悪しに関係なく上位入着している馬等がいますが、色々と分析してみた結果、過去のレースで馬場適性の良かったレースで殆ど上位入着している馬が今回馬場適性が良かった場合には上位入着する可能性が高いようです。但し、馬場適性に関する基準値は過去かなり改良を加えてきておりますので、古い基準値の場合は上記のような結果にはならない場合がありますのでご留意ください。
現在は、過去の戦歴画面で確認して最終チェックをしていますが今後はプログラムチェックに変える予定で、結果が良ければ次期バージョンに反映予定です。


ところで、相変わらず多くのレースがレース終了後に審議になるレースが多いようです。
出遅れ・落馬も多く、馬の能力を予想するよりも、出遅れ予想や落馬予想や進路妨害予想が必要な最近の競馬環境で、なかなか3連単や3連複馬券は購入する気になれず、ワイド馬券が私の主力馬券になっております。
本当に強い馬でしたら、出遅れても3着以内にこれるし、より多くの距離を走ることになりますが進路妨害にあわないように大外を回って他の馬に邪魔をされないコースをとっても3着以内にこれる可能性はあるとは思いますが、殆どのレースはどんぐりの背比べみたいな同士でレースをしますので、出遅れ・進路妨害が致命的になる場合が殆どです。
最近では、馬券購入金額の半分以上がワイド馬券になっている感じで、殆どのワイド馬券が1点買いになってきています。
昔、馬連や3連複を主馬券にしていたときは、心配だからこの馬もあの馬も買ってしまうことが多々ありましたが、私のワイド馬券は基本的に1点買いで、よほどのことがない限りはワイド配当が5倍以上の馬券を購入していますが、人間の欲というのでしょうが、やはり配当が高い馬券を購入する傾向になっています。高い配当といっても20倍位までのワイドですが、基本的に1点買いですので、馬連で5点買いをするとしたら馬連で100倍くらいが限度と言うイメージのワイド馬券です。
ワイド馬券の購入を開始して約1ケ月ほどですが、的中のワイド馬券は5倍から10倍位の馬券が多くなっているようで、20倍や30倍のワイド馬券を的中したときは思わずにんまりです。
私の場合は、ワイドは基本的に1点買いですが、3点ボックスのワイドや2頭流しのワイド馬券を買うこともありますが、3点共に的中するかもとか、2点共に的中するかもしれないと勝手に期待しますが、まず3点とも的中とか2点共に的中するということには残念ながらめったにありません。
当然ですが、ワイド1点買いなら不的中でも、ワイド3点買いで1点だけ的中ということは多くあります。

最初は、出遅れ・落馬・進路妨害等の騎手問題の対抗策としてワイド馬券の購入を開始したのですが、騎手問題の対抗策を含めて近代競馬では一番自分に適した馬券と思うようになってきております。
但し、「1点買いのワイド馬券」は私の好みの馬券ということで、他人様に勧める気持ちは全くありません。
ユーザー様はユーザー様の好みの馬券を購入されることが一番と思っております。
但し、今までに一度もワイド馬券を購入した経験がないのであれば、一度ワイド馬券を購入してみて自分なりの判断をされるのもよい経験になると思ったりしております。
実は私自身、1999年12月に発売された最初の数ケ月はワイド馬券を購入した記憶がありますが、その後8年間は全くワイド馬券を購入しておらず、先月から「出遅れ・落馬・進路妨害等の騎手問題の対抗策」としてワイド馬券の購入を開始したのですが、現在、ワイド馬券に対する認識を新たにしております。
「出遅れ・落馬・進路妨害等の騎手問題の対抗策」としてワイド馬券が最適なことは当然なのですが、競馬では強い馬が負けてわけのわからない想定外の馬が勝ってしまうことがよくあるという事実から判断しても、配当の低い複勝(平均配当:3.5倍)に比べてそこそこの配当(平均配当:20倍)が期待できるワイド馬券は、現在の競馬環境では私にとっては最適な馬券と判断しており、現在の私の主馬券をワイド馬券にしていますが、私の独自判断に応じて、ワイド以外にも馬連や3連複・3連単馬券も交えて馬券購入をしているのが実情です。
念のために一言!
騎手問題対抗のワイド馬券ですが、1点買いのワイド馬券では落馬には対応できません!
私がワイド馬券を購入し始めて1ケ月が立ちましたが、ワイド馬券が的中しない場合に4着がかなり多くなっています。
Adinpick4の入着率分析機能は1着や3着以内の入着率以外に4着以下の着外率の分析もできますので、「複数要因入着率分析機能」や「重要要因注目マーク馬入着率分析機能」で4着以下の着外率の分析をしてみたところ、着外率が低い注目マーク馬は低い順に以下になっていました。
1、季節活躍注目マーク馬の$馬
2、注目マークピックアップ馬(P(注目))のA馬
3、馬場脚質注目マーク馬のA馬
4、血統適性注目マーク馬
5、注目マーク馬の34歳成長馬
6、展開適性注目マーク馬のA馬
過去の実力馬や対戦適性注目マーク馬は4着以下の着外率が私の想定以上に高く、ワイド馬券の候補としては、
対戦適性注目マーク馬より血統適性注目マーク馬
過去の実力馬より成長34歳注目マーク馬
という感じになっていました。
ワイド馬券では、特に、「季節活躍注目マーク馬の$馬」と「注目マークピックアップ馬(P(注目))のA馬」は要注意という感じです。
Adinpick4の次期バージョンの分析機能では季節活躍注目マーク馬の分析も可能(次月8月度基準値を使用した場合に限ります)になりますので、ユーザー様ご自身で競馬場毎や月別で着外率の分析をされることをお勧め致します。


さて、今週も夏競馬向きの馬が大活躍していましたが、季節重要予想要因の「予想順位への影響度」を決めたり「季節活躍注目マーク馬」を抽出する為の「季節指数基準値」もテスト運用を通してある程度の信頼度が確保できましたので次月8月度基準値に新規追加予定でおります。
出馬表画面への「季節活躍注目マーク馬」の表示は現在の「馬場脚質適性注目マーク馬」を表示している「B(脚)」の欄に、8月度基準値に基づき季節要因が優秀な馬を「$」が優秀で「&」は秀で「?」が良を示す表示にする予定で、「$」・「&」は季節要因優秀馬で同時に馬場脚質適性注目マーク馬ですが、「?」は季節要因優秀馬ですが馬場脚質適性注目マーク馬ではありませんので若干注意が必要です。
私はこの季節活躍注目マーク馬を含めて、ワイドの軸馬候補として、
1)買い目印が◎○▲の馬
2)テスト運用中の季節指数基準から抽出された「夏競馬向注目マーク馬」
3)馬場状態確認後の「馬場適性注目マーク馬」
の3条件をクリアーした馬の中から最終的に私独自の判断を加えて決め手おりますが、「夏競馬向注目マーク馬」が上位3位以内にくる確率はかなり高いようです。
この「夏競馬向注目マーク馬」ですが、1レースあたり1頭から2頭位が平均で、1頭もいないレースもありますが、多い場合は4−5頭もいるレースもあります。
競馬場別にも多い少ないの差があり、この2週間では、函館競馬場は「夏競馬向注目マーク馬」の出走が多く、新潟・小倉は少ないようでした。

又Adinpick4の最新バージョンでは、「過去5走条件別入着順位優秀馬」を過去5走ランク馬の区分欄に「$」マークで表示しておりますが、このブログでも何回も話させて頂いておりますが、近走の入着順位が良い馬は殆ど人気になりますが人気の割りに上位に来ない場合が多く、近走の入着順位が良い馬を中心に馬券を買うと回収率は基本的に下がる傾向になっておりますので注意が必要です。
夏競馬での降級馬等の判断も含めて、上位条件でもそこそこ上位に来ていた馬は殆ど「過去5走条件別入着順位優秀馬」になりますし、出走条件でも常に上位に来ていた馬も「過去5走条件別入着順位優秀馬」になることが多く、人気になる馬を予想するにはこの「過去5走条件別入着順位優秀馬」を選べば間違いなく人気馬になっているはずですが、「過去5走条件別入着順位優秀馬」は上位に来ない場合もかなりありますので慎重な判断が必要です。


さて、今週も夏競馬向きの馬が大活躍でしたが、今週は馬券購入前に念の為に昨年の函館の函館記念と新潟の関越ステークスと小倉の北九州短距離ステークスでの夏競馬向き馬の活躍を確認してみましたところ、
昨年の函館記念は夏競馬向き馬は5頭出走していましたが、1着のエリモハリアー(単勝オッズ:25.1倍)と2着のロフテイーエイム(単勝オッズ:37.5倍)は2頭共に夏競馬向き馬でした。
昨年の関越ステークスは夏競馬向き馬は2頭出走していましたが、1着のマコトスパロビエロ(単勝オッズ:11.7倍)は夏競馬向き馬でした。
昨年の北九州短距離ステークスは夏競馬向き馬は1頭のみの出走でしたが、2着のマルカジーク(単勝オッズ:21.7倍)はただ1頭の夏競馬向き馬でした。
という昨年の結果でしたが、3レース共に夏競馬向き馬(とは言っても私が独自の判断で勝手に決めているのですが?)が殆ど人気がなかったことには驚いております。
Adinpick4では基準値を更新後に、シミュレーションデータを「基準改定時更新」処理を実行することで、過去の出馬表も最新基準値に基づいた出馬表に更新できますし各種分析も最新基準値に基づいた分析が可能ですので、最新基準値に更新したときは、必ず「基準改定時更新」でシミュレーションデータを更新して下さるようお願い致します。
この昨年の夏競馬向き馬の活躍を確認(気をよくして)して、今週の私は、夏競馬向き馬を中心に馬券購入した次第です。

この季節注目マーク馬ですが、3位以内上位入着率80%以上を目標とした複勝軸馬候補の研究を中断して、急遽季節注目マーク馬の研究を最優先して特に夏競馬に間に合うようにしたのですが、現在複勝軸馬候補の研究を季節注目マーク馬を含めて再開しておりますが、この季節注目マーク馬は上位入着の大きな要因になっているようで、複勝軸馬候補のうちの96%が季節注目マーク馬で占められております。
季節注目マーク馬は出走馬の約8%位で、複勝軸馬候補は出走馬の約2%位ですので、軸馬候補はほぼ季節注目マーク馬から選ばれている感じです。
現在複勝軸馬候補のテスト運用を開始し出したのですが、季節注目マーク馬も含めて複勝軸馬候補を選定するようにしてから複勝軸馬候補は殆どが人気馬が占めるようになてきており、なかなか配当妙味がある複勝軸馬候補がいない為に複勝馬券を購入するチャンスは殆どなくなってしまいました。但し、季節注目マーク馬を含めて複勝軸馬候補を選択するようになってから複勝軸馬候補が上位3位以内に来る信頼度はかなり向上した感じです。
ちなみに、今週土日で私が購入した複勝は配当妙味があった日曜日小倉11Rのロックオブサリサの複勝馬券のみで、他の複勝軸馬候補は配当が低すぎて複勝馬券の購入は断念して、ワイドや3連複等の軸馬として他の馬券を購入した次第です。


さて、今年の函館記念は実に夏競馬向きの馬が半数以上も出走していて、どの馬が勝ってもおかしくなく、函館記念の出走馬14頭中の8頭も夏競馬向きで、非常に珍しい事態で、さすが夏競馬本場の函館の重賞と思った次第で、今週一番難しいと私が判断したレースでした。
過去函館記念3連勝中の8歳馬エリモハリアーが今年も出走で5番人気でしたが、今年のエリモハリアーは夏競馬向き馬ではなかったので、興味を持って過去3年で函館記念しか勝っていない函館記念専用馬のエリモハリアーの走りっぷりを観戦していました。
函館記念の結果は当然ですが、上位3位以内の馬は3頭ともに夏競馬向き馬でした。
私は、何が来てもおかしくないレースということで、人気がないコンラッドとフィールドベアとマンハッタンスカイの夏競馬向き馬の3頭ボックスのワイド馬券のみ購入して観戦していましたが、期待にたがわず2着と3着でワイド馬券で助かりました。
驚いたのは函館記念専用馬のエリモハリアーでハナ差の4着でした。来年は9歳ですが、ぜひ来年も出走して欲しい馬です。
さて、夏に強い牝馬ですが、函館記念と関越ステークスは牝馬の出走はありませんでしたが、牝馬が出走していた北九州短距離ステークスの上位3頭は共に牝馬でした。

ところで、夏競馬は休養明け馬の出走が非常に多く、休養明け馬の取捨選択が非常に難しい感じです。
実は私し、今週の日曜日小倉最終レースですが休養明け馬が多くて判断に迷った結果、ワイドの1点買い馬券以外に、私がかなり自信があった軸馬からなんと1年ぶりに馬連の総流し馬券を購入してしまいました。
結果は、運よくワイドも馬連も共に的中でしたが、面白いことに1点買いのワイドの配当が550円で、12点総流しの馬連の配当が1360円でした。
高配当馬が来ることを期待して総流し馬券を購入してしまいましたが、恐らく今後私は総流し馬券は購入しないと思います。
自分が期待する結果にはならないのが競馬と反省している次第です。

科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。



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