2008年10月05日

科学的競馬投資コメント20081005

最新基準値とAdinpick4の最新バージョンを公開させて頂きました。
今回のバージョンアップでは、「獲物を狙うハンター方式」の実現に向けて、ある程度「近走不振だが過去に強かった馬」も反映できるように過去5走ではなく過去10走で同条件及び上位条件で活躍している馬ということで「過去10走条件別入着順位優秀馬」を抽出できるように基準値を改良しております。
過去5走ともに2桁着順といったような想定外の馬が上位に来るのが近代競馬ですが、レース後に過去の戦歴を確認してみたら過去6走以前は上位入着していた馬だったことがよくあります。
「近走不振だが過去に活躍した馬」は軸馬候補にはできませんが、相手馬候補としては配当面を考えると人気がない場合が多く、私の場合はワイド3頭ボックスの1頭にすることがよくあります。
夏競馬・秋競馬において、従来のAdinpick4で毎週安定して活躍が期待できる活躍期待馬の要因としては「34歳成長馬」でしたが、今回新規導入した「過去10走条件別入着順位優秀馬」も毎週安定して活躍が期待できる活躍期待馬の要因になると考えております。
又、「獲物を狙うハンター方式」で最も重要と思っている開催週で活躍が期待できる活躍期待馬の要因の適切な把握がより簡単にできるように「予想2要因指定馬表示機能」を大幅に改良しております。

今回の最新基準値と最新のAdinpick4バージョンアップによって、私の購入馬券の買い目がかなり変化しております。
私の場合の買い目の決め方は、
1)、「複勝軸馬候補」と「季節注目マーク馬」と「過去10走条件別入着順位優秀馬」と「34歳成長馬」の4要因を最重要視して軸馬を決め。
2)「複勝軸馬候補」と「季節注目マーク馬」と「過去10走条件別入着順位優秀馬」と「34歳成長馬」に加えて、「過去の実力馬」と「馬場脚質適性注目マーク馬」と「今週馬場適性注目マーク馬」と「血統適性」と「対戦適性」と等を中心的に考慮して相手馬候補を決める。
とういうような予想要因の重要度がかなり従来から変化してきております。
そして、上記予想要因に関しては、開催中の成績速報データ取得済みのレースの上位入着馬の上位入着率も簡単に「予想2要因指定馬表示機能」を利用することで数秒で表示できますので、最新時点での予想要因の上位入着率も簡単に確認できますので、最新の活躍期待馬を確認しながら買い目を決めるようにしている次第です。
そして、従来からチェックしている、馬場が悪化したときの不良馬場適性や、長距離レースの距離適性や、芝ダート変更出走馬・休養明馬のチェックは、従来通りに必ずチェックしています。
これら、馬場が悪化したときの不良馬場適性や、芝ダート変更出走馬や休養明馬の適性等といった、変化に応じた特異条件での穴馬を探すことを非常に楽しみにしている次第です。

今回大幅改良した「近走不振だが過去に強かった馬」も反映できるように過去5走ではなく過去10走で同条件及び上位条件で活躍している「過去10走条件別入着順位優秀馬」ですが、従来の過去5走条件別入着順位優秀馬と同様に、過去5走ランク馬の区分欄に上位入着の可能性の高い順に「$」−>「&」−>「#」マークで表示しております。
「過去10走条件別入着順位優秀馬」の考え方ですが、上位入着の可能性について以下の3区分で表示しております。
1、「$」は上位入着の可能性が50%以上で出走馬の中で1番可能性が高い馬。
2、「&}は上位入着の可能性が50%以下だが出走馬の中で1番可能性が高い馬。
3、「#」は上位入着の可能性が50%以上で出走馬の中で2番目に可能性が高い馬。

実は当初は、上位入着の可能性が50%以上の馬を「過去10走条件別入着順位優秀馬」にしていたのですが、上位入着の可能性が50%以上の馬は少なく、全く該当馬がいないレースも多いのですが、重賞レースともなると5-6頭も出走していたりしていて、偏った状況になってしまうこともあり、色々と試行錯誤をしながらテスト運用をしていた次第です。
3週間ほどのテスト運用でしたが、レースによっては上位入着の可能性が50%以上の馬が1頭もいないレースがありますが、出走馬の中で50%以下ですが一番高い馬(例えば45%)が上位3位以内に来る場合が結構多く、各種テストを行っていました。
先週土日2日間での3位以内上位入着率を確認してみました。
1、上位入着可能性が50%以上の「過去10走条件別入着順位優秀馬」の3位以内上位入着率は43%
2、上位入着可能性が50%以下の馬も含めて、出走馬の中で上位入着可能性が一番高い「過去10走上位入着順位優秀馬」の3位以内上位入着率は57%
という結果で、出走馬の中で上位入着の可能性が一番高い馬の方が先週の場合は3位以内上位入着率が高かった次第です。
念の為に過去5年間のデータで分析してみましたが、やはり、上位入着可能性が50%以上の「過去10走条件別入着順位優秀馬」に比べて、出走馬の中で上位入着の可能性が一番高い馬の方が3位以内上位入着率が高いという分析結果になっていました。

先週の日曜日後半のレースで、出走馬の中で上位入着可能性が一番高い「過去10走上位入着順位優秀馬」は、以下になっていました。
日曜日札幌10R1着のアースコマンダーの上位入着可能性は33%で一番高い。
日曜日札幌12R1着のニシノドーンの上位入着可能性は38%で一番高い。
日曜日中山11R1着のマツリダゴッホの上位入着可能性は70%で一番高い。
日曜日阪神10R1着のデイープスカイと2着ブラックシェルの上位入着可能性は共に70%で一番高い。
日曜日阪神11R1着のワールドハンターの上位入着可能性は70%で一番高い。

実は、「過去10走条件別入着順位優秀馬」を抽出する「過去10走条件別入着基準」は、過去10走の成績データを出走条件と同条件での成績、下位条件での成績、上位条件での成績をパターン化して、それぞれのパターンでの上位入着の可能性を過去5年分のデータから算定している基準値で、かなりの手間隙を掛けて毎月算定しております。
今までもAdinpick4の入着関連の予想要因として「過去3走上位入着」・「過去5走平均ランク」・「過去5走条件別入着順位優秀馬」という3種の独自データがありましたが、今回新規改良した「過去10走条件別入着順位優秀馬」は入着関連の予想要因としての信頼度が各段に高い感じがしております。
この「過去10走条件別入着順位優秀馬」に関しては、今後も更にいろいろな角度から分析してみる予定です。


ところで、先週のブログで、出走馬の出走回数が少ない「未勝利戦・500条件戦のレース」に比べて「1000万条件戦以上の上位クラスのレース」の方が当然ですが信頼度が高くなっているという話をさせて頂きましたが、実は、出走クラスだけではなく、軸馬としての信頼度という観点から判断すると、「休養明馬」と「芝ダート変更出走馬」に関しても、「休養明馬」と「芝ダート変更出走馬」のデータが少ないことから軸馬としての信頼性は低いと私自身感じております。
私なりの「休養明馬」と「芝ダート変更出走馬」の軸馬としての信頼度の考え方ですが、上位入着の可能性の格差が大きく違うという意味で、「通常出走馬」で上位3着以内の可能性の高い馬が3着以内に来ない場合でも3着から6着位に来ることが多いのですが、「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」での上位3着以内の可能性の高い馬が3着以内に来ない場合は大敗することが多く、その格差がかなり違うと感じております。
私の場合ですが、「休養明馬」・「芝ダート変更出走馬」が軸馬の場合は、軸馬候補にしない場合が多々あり、相手馬候補にする場合が多いようです。

さて、今週の活躍馬ですが、基準値改良の新しい注目マーク馬の「過去10走条件別入着順位優秀馬」が大活躍で、土日2日間で、「過去10走条件別入着順位優秀馬」と「34歳成長馬」の2つの注目マーク馬が大活躍でした。毎週常習で活躍の「34歳成長馬」ですが、今週は3位以内上位入着率が50%以上の注目マーク馬は、未勝利戦を除いた500万条件戦以上のレースでは「34歳成長馬」・「過去10走条件別入着順位優秀馬」の2つの注目マーク馬だけでした。

久々のG1のスプリンターズステークスですが、いわゆる実力馬と夏になって急成長してきた馬が混在して非常に難しかったスプリンターズステークスでしたが、結果4着以内には、夏になって急成長してきた馬が2頭といわゆる実力馬が2頭という、結果的にいわゆる実力馬と夏になって急成長してきた馬が共に2頭づつ4着内にきていた次第です。
過去のデータから「いわゆる実力馬」と「夏になって急成長してきた馬」を比較するのはなかなか難しく、私は、「いわゆる実力馬」2頭のワイド1点のみを購入してTV観戦していましたが2・4着で、「夏になって急成長してきた馬」2頭のワイドを購入していたら的中だったのですが、実は「夏になって急成長してきた馬」2頭のワイドの配当は「いわゆる実力馬」2頭のワイド配当よりも低い予定配当でした。
私には、1着のスリープレスナイトは、4連勝中でG3を2勝していますが、G1を勝てる馬かどうかの判断はできないのが実情で、神頼みで1着にくることを期待してスリープレスナイトを軸馬にすることはできない性格のようです。
人気がなければ相手馬候補にはするような私の性格ですが、ダントツの1番人気で且つ能力が未知数の部分がある馬を軸馬にすることはできない性格のようです。


さて、開催週で活躍が期待できる活躍期待馬の要因の適切な把握がより簡単にできるように大幅改良した「予想2要因指定馬表示機能」ですが、
1)、1・2・3着馬抽出機能の追加
2)、2つの予想要因の組合わせの大幅増加
3)、約20種類の重要な独自予想要因の件数や上位入着率の一覧表示機能の追加
といった改良によって、
・1年間のシミュレーションデータでAdinpick4の独自予想要因の傾向確認
・速報成績取得済の出馬表データで開催週の活躍馬の確認
等が、具体的かつ簡単に確認できるようになっており、今まで以上にAdinpick4を有効活用できるようになると期待している次第です。
参考までに、「1・2・3着馬抽出機能」で1年間のシミュレーションデータでどの独自予想要因が上位入着率が高いのかも簡単に確認できますが、特に上位入着率が高い独自データは、「複勝軸馬候補」と「季節注目マーク馬」と「買い目印◎馬」の3つですが、その中でも常に一番上位入着率が高い独自データは「複勝軸馬候補」になっておりました。
この大幅改良した「予想2要因指定馬表示機能」につきましては、次週のブログで有効活用方法の参考例を説明させて頂く予定です。

科学的競馬投資ソフト:Adinpick4は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアップを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。


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