2009年07月19日

科学的競馬投資コメント20090719

現在、注目マーク馬の複勝軸馬候補の見直しを図っております。
7月度に季節指数基準値の大幅改良をさせて頂きましたので、季節注目マーク馬に大きく影響され私が一番信頼している複勝軸馬候補の基準値改良の検討を開始しております。
夏競馬から秋競馬において一番の関心事は混合戦の成長途上の3歳馬と古馬の比較になり、この3歳馬と古馬との大きな違いは、Adinhunter2での3つの予想順位である能力順位と総合順位と最終順位の中のタイム理論能力順位である能力順位が3歳馬と古馬では大きく異なることです。今後成長途上の3歳馬は走るたびにタイム理論ベース能力値を段々と高めていきますが、古馬はあまり変わらないということで、古馬に比べて3歳馬の能力順位が現時点で低いのは当然ですので、この能力順位を加味して混合戦をより的確に判断できる複勝軸馬基準に改良する予定でおります。
改良前の分析・検討として、現在のAdinhunter2のレース印毎的中率分析機能にテスト用に特別プログラムを追加して、能力順位を指定する機能と複数要因を指定(例えば、軸馬候補で且つ季節注目馬で且つ過去10走ランク馬等)が出来るようにして、特に夏競馬での混合戦の特徴の分析開始しており、この分析結果を複勝軸馬基準の改良に反映予定でおります。
早速、テスト運用中のレース印毎的中率分析機能で過去3年間のデータでの予想印とタイム理論ベースの能力順位との関連を分析してみましたところ、以下になっていました。
混合戦3歳成長馬の予想印◎で能力順位が3位以内の馬の3位以内上位入着率は、77%
混合戦3歳成長馬の予想印◎で能力順位が4位以下の馬の3位以内上位入着率は、74%
混合戦3歳成長馬の予想印◎で能力順位が7位以下の馬の3位以内上位入着率は、75%
混合戦古馬の予想印◎で能力順位が3位以内の馬の3位以内上位入着率は、65%
混合戦古馬の予想印◎で能力順位が4位以下の馬の3位以内上位入着率は、62%
混合戦古馬の予想印◎で能力順位が7位以下の馬の3位以内上位入着率は、59%
と、非常に興味深い分析結果になっていました。
要は、混合戦においては、3歳成長馬の印◎馬は能力順位に関係なく上位入着率が非常に高いということで、成長途上の3歳馬に関しては、今の時期はタイム理論ベースの能力順位をそれほど気にする必要はないようで、タイム理論能力が低い3歳馬での最終予想順位が高い馬は上位にくる可能性が高いということでした。


私が、Adinhunter2の予想要因の中でも注目マーク馬の複勝軸馬候補を一番重要視している背景には、競馬予想で重要なのはまずは軸馬を決めることと私が思っていることと同時に、Adinhunter2が過去のデータのみから予想しているという事情があります。実際の競馬では、過去5走位が2桁着順の馬がよく3位以内に来ていますが、これらの馬は過去のデータからはピックアップが非常に難しい馬なのですが、実際には3位以内にきた馬で過去5走がほとんど2桁着順の馬の人気をレース後に調べると意外にも上位人気になっている場合が結構あり、いわゆる過去のデータ以外の馬主・調教師等の情報に基づく人気と思われますが、これら情報を反映していないAdinhunter2ではこれら馬を相手馬候補としてピックアップすることは殆ど不可能と考えるからです。
いわゆる過去5走位が2桁着順の馬を相手馬候補としてピックアップするのは不可能でも、3位以内入着の可能性が高い軸馬候補は過去のデータのみからでもピックアップ可能と私は考えており、実現性の高い軸馬候補を私は重要視しておりかつ期待している次第です。


ところで、先週ブログで、JRA−VANの64BIT対応の話をさせて頂きましたが、同じようにJRA−VAN提供のJV−LINKの64BIT化に期待している方が、JRA−VANに確認したところ、
「申し訳ございませんが、対応時期もまだ未定でございます。
市場動向やニーズを考えならが、対応していきたいと思います。」
というJRA−VANからの回答だったようです。
世の中に各種ソフトは多くありますが、個人で何10万件ものデータを扱うソフトは、競馬ソフト以外にはそれほど多くないと思っており、競馬ソフトこそ64BIT対応が必要と思うのですが、「市場動向やニーズを考えならが、対応していきたいと思います。」との回答には少々がっかりしている次第です。


さて、今週ですが、天候の関係で日曜日の札幌と新潟の馬場状態が悪化していましたが、かなり判断が難しい芝の馬場状態だったようです。
日曜日の新潟の芝ですが、昨日から雨が降ったりやんだりが続いており、日曜日新潟8Rの芝レースでは不良馬場適性が高かったマイネエアウエイ(単勝オッズ:37.6倍)が1着にきており、日曜日新潟9Rの芝レースでは不良馬場適性が極めて高かったレオプログレス(単勝オッズ:11.2倍)も3着にきており、新潟10Rの芝レースでも不良馬場適性の高かったウイントリガー(単勝オッズ:14.0倍)が1着でしたので、新潟11Rの芝レースのアイビスサマーダッシュは不要馬場適性が抜けて極めて高かったアポロドルチェ(単勝オッズ:11.9倍)を狙い馬としていましたが、案の定アポロドルチェは2着にきていました。
馬場状態の判断はかなり難しいのですが、今回の新潟のように4レースも続けて芝レースが続くのは非常に珍しいのですが、対象レースの数レース位前の芝ダートが同じレースが非常に参考になるようです。
馬場が悪化した時は、不良馬場適性が抜けて高い馬は要注意で、私は必ず馬券対象にするようにしている次第です。
今週日曜日の新潟は馬場がかなり悪化していたようで、不良馬場適性が抜けて高かったレオプログレスの不良馬場適性値は19で、アポロドルチェにいたってはなんと38という異常値に近いような数値でしたので、不良馬場適性が非常に高い馬が活躍できた今週の日曜日新潟の馬場は2日間連続の雨で開催週にもかかわらずかなり悪化していたと私は判断しております。
このような馬場状態の判断は、馬券検討には非常に重要と私は思っている次第です。

そして、今週活躍した注目馬ですが、血統適性注目マーク馬と対戦適性注目マーク馬が3位以内上位入着率が抜けて高かったようです。
確か先週も混合戦の古馬では対戦適性注目マーク馬が3位以内上位入着率が抜けて高かったと記憶していますので、今の時期は、対戦適性注目マーク馬には要注意のようです。
来週は、私は対戦適性注目マーク馬に期待したいと思っている次第です。


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