2009年08月02日

科学的競馬投資コメント20090802

8月度基準値を公開させて頂きました。
複勝軸馬基準を全面的に改良いたしました。
複勝軸馬候補は、私が一番重要視している基準値でしたが、従来の基準値に新しい発想の新複勝軸馬基準を追加して2つの複勝軸馬基準値で安定度を増加した基準値に全面改良しております。
季節指数基準値も信頼度向上を目的に改良しております。
季節指数基準値は基本的には月別基準値になっているために、月別にしたことでデータ件数の関係で信頼度の問題がありましたが、データ数が少ない場合の代替指数的発想を取り入れてデータ数が少ない場合の信頼度向上を図ったつもりです。
今回の複勝軸馬基準の改定に伴い、ワイド相手馬候補の信頼度の向上も図ったつもりです。
同時に、データ数が少なく信頼性が課題の、血統適性・芝ダ変更適性・休養明適性に関連した基準値も、信頼性向上を目的に改良させて頂いております。

ところで、毎年感じているのですが、春競馬が終わり秋競馬前の夏競馬の時期になると、どういうわけかカスタム仕様の競馬プログラムのカスタム依頼が急に増えます。
よくはわかりませんが、春競馬を終えて夏競馬の時期に色々と考えて秋競馬に備えて、カスタム仕様のソフトの依頼をされているのかも知れませんが、ひょっとすると夏競馬は休んで、秋競馬に備えておられるのかも知れません。
競馬関連の出版社の方のお話では、毎年の傾向で7.8月は競馬関連の売り上げはかなり減少すると言われていました。
私は、夏競馬は、夏競馬独特の注目馬の活躍等もあり、夏競馬は夏競馬向きの検討が必要と思いますが、夏競馬をしないということはありません。
夏競馬では、要は夏競馬向きの検討が必要と思います。春競馬と同じ発想の検討ではなかなか馬券は取れないようです。

特に今の時期は、混合戦での3歳馬と古馬の比較が非常に難しいようで、3連単では3歳馬と古馬のどちらを1着候補にするかいつも悩みの種になっております。
今の時期は3歳馬が1着にくる確率のほうが高いようですが、3歳馬の人気馬は配当妙味が低い場合が多く、現在3連単でもマルチという買い方の研究を開始しております。
私は今までは3連単は1着固定のフォーメーションでの買い方が殆どで、今までは3連単マルチという買い方はしたことがなかったのですが、3連単マルチで買い目を設定するプログラムをテスト的に追加して、3歳馬と古馬という2頭軸を基本にした3連単2頭軸マルチという買い方をテストしております。
実は私は3連単のマルチという買い方自体を全く知りませんでしたが、調べてみると、3連単のマルチは必ず1頭軸か2頭軸で、軸馬が必ず、買い目のどこかに含まれているっていう買い方で、1頭軸マルチですとかなり買い目点数が多くなりますが、2頭軸マルチではかなり少ない買い目点数となり、3歳馬と古馬の比較が難しい今の時期の競馬に適した3連単馬券の買い方と勝手に思っている次第です。
今までの私の3連単は1着固定のフォーメーションでしたので、買い目点数は6点から多くても10点位まででしたが、今の時期の混合戦では3歳馬と古馬の比較が難しく、1着固定のフォーメーションでの的中は難しい感じです。
そこで2頭軸マルチの3連単のテストを開始しているのですが、2頭軸マルチでは、相手馬2頭で買い目点数は12点、相手馬3頭で買い目点数は18点、相手馬4頭で買い目点数は24点、相手馬5頭でも買い目点数は30点ですので、配当が100倍から1000倍位を狙って2頭軸マルチの3連単のテストをしておりますが、なかなか好感触です。
問題は、人気の3歳馬が1着にくると配当が低い場合が多く、2頭軸の2頭は1頭が人気馬の場合はもう1頭は人気がない馬を選ぶような感じでテストしている次第です。
結果がよければ、3連単マルチという買い目作成機能をAdinpick4の次期バージョンに追加予定でおります。

ところで、先週ですが、ユーザー様とのメールのやり取りで騎手適性の話題でメール交換を致しました。
長くAdinpick4をご利用頂いているユーザー様で、「最近は、Adinpic4で騎手ランクがAまたはBの騎手で、リーディング上位でない(重賞 勝ちの常連でない)騎手に注目するようになりました。」といったメールから、私自身もあらためて騎手適性の分析をした次第です。
Adinhunter2で算定している騎手適性のランクは、毎月更新している騎手基準値の中に騎手毎に過去3年間での全競馬場合計の上位率を保有しており、上位率が60%以上をランクAとしているのですが、上位率は連対率とは違い、Adinhunter2の予想順位との比較で、予想順位を上回った回数を全騎乗回数で割って算定しております。騎乗した馬の能力が低いとか高いといったことには影響されないような算定方法にしております。
現在の騎手適性は競馬場毎の適性ではなく全競馬場全体での上位率を元に算定しておりますが、ご存知とは思いますが、Adinpick4の「騎手調教師分析」機能では競馬場・芝ダ別の騎手分析も出来るようになっております。
例えば札幌競馬では、2007年度デビューの丸田恭介騎手の上位率が非常に高くAランクの騎手適性に相当します。丸田恭介騎手は全競馬場では騎手適性はBランクですが、札幌競馬ではAランクになるようです。ちなみに調べて見ましたら、丸田恭介騎手は北海道旭川市の出身だそうで、札幌競馬では丸田恭介騎手は注目すべき騎手のような気もしております。
「騎手調教師分析」機能で先月7月度の上位率の分析をしてみましたら、騎乗回数が多い騎手の中では内田博幸騎手が上位率65%と非常に高い騎手でしたが、更に上位率が高い新人騎手がおりました。
2009年度の新人ジョッキーの松山弘平騎手で、騎乗回数も多く上位率は70%近い数字でした。
先月の騎乗騎手の中で騎乗回数はそれほど多くなかったのですが、上位率が高いベスト3は、
1、大下智
2、吉田稔
3、秋山真一
の3騎手で、騎乗回数が多かった2009年度の新人ジョッキーの松山弘平騎手は7番目に上位率が高く、内田騎手は12番目でした。
夏競馬のローカル競馬での活躍騎手の分析も大切とあらためて感じた次第で、「騎手調教師分析」機能等の簡単な分析機能数種類をAdinhunter2の次期バージョンに追加予定でおります。

さて、今週ですが、3競馬場共にメインレースはハンデ戦でした。
最近3連単馬券を増やしてきている私ですが、さすがにハンデ戦は3連単馬券を購入することは殆どなく、今週の3競馬場のメインレースもワイドと3連複馬券の購入でした。
やはりハンデ戦の的中は難しいようで、札幌のメインはワイド・3連複の的中馬券になりましたが、新潟・小倉のメインはハズレでした。
今週は、先ほど今の時期に最適と私が勝手に思っている3連単の2頭軸マルチ馬券を購入してみましたが、4つ的中で3つは3万円台配当で、1つは万馬券にはなりませんでしたが、予想以上の結果で少々驚いております。
来週も、3連単の2頭軸マルチ馬券を積極的に試してみるつもりです。


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