2010年11月14日

科学的競馬投資コメント20101114

先週のブログで、「負けない馬券の買い方」の話をさせて頂きました。
負けない買い方のポイントは、「馬券購入レースを絞り込む」ことと私は思っております。
世の中には多くの競馬予想ソフトがありますが、どの予想ソフトも全く当らないということはないはずです。
どんな予想ソフトもある程度のレースは必ず的中するのですが、肝心なのは的中する可能性の高いレースを判断して選択できるような仕様になっているかどうかと私は思っております。
的中する可能性の高いレースだけ馬券を購入することができればどんな予想ソフトでも回収率100%以上になるはずです。
例えば、何とか指数の類で指数の数値だけの予想ソフトや、予想印のみの予想ソフトでは、指数が一番高い馬とか予想印◎の馬はどのレースでも必ず1頭いますが、指数が一番高い馬や印◎の馬の信頼度が判断できないかぎり、馬券購入レースを選ぶ判断はできないことになります。
科学的競馬投資ソフトADINHUNTER2では、信頼度確認の方法として、
・予想印◎馬や複勝軸馬候補の馬場状態の変化への対応度合に基づく信頼度確保
・総合配分設定や全体5配分設定の全場と競馬場毎の予想印◎○▲馬の信頼度確保
・条件(対象レース数及び競馬場選択)を変えて馬場脚質不利克服馬を抽出した場合の上位入着率の確認に基づく信頼度確保(年間基準値契約者向期間限定優待機能)
・その他設定条件を変えての予想印変化等の方法での信頼度確保
といった各種観点から信頼度確認をして、馬券購入レースを絞り込む方法が備わっております。
条件を変えて予想印がどのように違っているのかを出馬画面上で比較検討できる「買い目印(予想印」保存機能)も保有しており、設定を変えた場合の予想印を保存しておいて比較できるような機能も保有しております。
設定を変えて予想印がどのように変化するのかを確認する作業も、最近のパソコンの保有する短時間に膨大な処理をする能力を駆使することで、パソコンを有効活用することで誰でも簡単に行うことができる時代になってきております。

恐らく、多機能で非常に複雑なAdinhunter2という競馬ソフトは、世の中の他の競馬予想ソフトに比べると、非常に使い方が難しいと私は思っておりますが、逆に私は「誰でも簡単に使える競馬ソフト」では近代競馬で回収率100%以上を確保するのは至難と思っており、難しいソフトを何とか使いこなして初めて回収率100%を超えることが可能になると思っております。

私の「負けない馬券の買い方」ですが、実際にはパソコンを駆使して、軸馬の信頼度確認に特別の工夫を凝らして、かなりの手間隙を掛けて馬券検討を行っております。
単純に予想印や予想要因に基づいて馬券検討するのではなく、パソコンの高い処理能力を駆使して速報データ収集から始まり各種設定等による信頼度確認作業を競馬開催中にかなりの時間をかけて行って、自分自身が納得する馬券購入を心がけている次第です。

「馬券購入レースを絞り込む」場合の私の前提条件は、「信頼度の高い軸馬が決められる」ということでして、現在テスト中(年間契約ユーザー期間限定機能)の7種類の予想印や予想要因の信頼度チェック機能を更にバージョンアップして血統適性と対戦適性を加えた9種類に改良して信頼度チェックができるようにしてテストを開始しております。
1、予想印◎:5つの馬場状態で常に予想印◎で変化しない。
2、予想印◎:総合配分・全体配分を全競馬場と競馬場毎の2通りの設定でも常に予想印◎で変化しない。
3、複勝軸馬候補:5つの馬場状態で常に複勝軸馬候補で変化しない。
4、複勝軸馬候補:複勝軸馬の抽出条件を変えても常に複勝軸馬候補で変化しない。
5、馬場脚質不利克服馬:全体及び同競馬場のどちらの設定でも常に馬場脚質不利克服馬で変化しない。
6、休養明・芝ダ変更出走馬:別角度からの信頼度確認という観点での競馬変化の最重要要因と私が考える調教師種牡馬入着率が非常に高い馬。
7、重要予想要因点数方式優秀馬:私が重要と判断した約10種類の予想要因を点数換算して特定点数以上になった優秀馬。
に加えて、
8、血統適性が◎○▲の馬。
9、対戦適性が◎○▲△の馬。
という9つの条件で将来的には、新しく信頼度確認基準値を設定することを考えております。
できれば、来月までには信頼度基準値のテスト版を仮設定して、次月基準値対応のAdinhunter2のV2024では年間基準値ユーザー向けの期間限定優待機能の「信頼度確認チェック機能」に信頼度も表示できるようにする予定でおります。
この信頼度確認基準値の作成に当っては、何回もシミュレーションを繰り返す必要がある為に、この信頼度確認基準値だけを算定する処理時間はCorei7のパソコンでも5時間ほどかかりますが、信頼度確認基準値が有効であるならば、5時間かけても作成する意義はあると思ったりしております。
現在、この信頼度確認基準値を活用して、各種信頼度のテストを行っており、3位以内上位入着可能性(想定入着率)を指定して、予想印◎○▲と複勝軸馬候補・馬場脚質不利克服馬の中から信頼度が高い馬を抽出ておりますが、今週土日2日間では、約29頭ほどの信頼度が高い馬が抽出され、3位以内に22頭ほど入着していまして、3位以内上位入着率は約75%位という私の期待以上の結果でした。
今週1週間でのテスト結果ですが、私は勝手に来週も期待している次第です。

信頼度を確認して馬券購入レースを絞り込むという方法は、ある意味では特定の競馬予想ソフトを長期間使用して使いこなすことが前提になると思っております。
別に科学的競馬投資ソフトでなくともかまいませんが、どんなソフトであれ、特定のソフトを追いこなしてどのような場合に信頼度が高いのかを知り尽くして競馬ソフトを有効活用することが重要と思っている次第です。


さて、今週から再びG1が始まり年末の有馬記念までG1が7週連続になります。
今週は、古馬の女王決定戦のG1エリザベス女王杯で、3歳馬のアパパネが出走してきました。

先ほどの信頼度の話にもどりますが、私の考える信頼度というのは、例えば、今週のメインレースでは、東京11Rのダノンカモンが予想印◎で京都11Rのアパパネも予想印◎で福島11Rのバクシンカーリーも予想印◎したが、同じ予想印◎でも3頭のうちどの印◎馬が上位3着以内に来る信頼度が高いのかを判断するといったようなことです。
実は、上記2頭の信頼度(3位以入着可能性)は、現在テスト中の信頼度確認基準で判断するとダノンカモンは67%でアパパネは91%でバクシンカーリーは56%でして、ダノンカモンは馬場脚質不利克服馬でアパパネは複勝軸馬候補でバクシンカーリーはどちらでもない馬でした。
私は、福島11Rは馬券購入を見送り、東京11Rはダノンカモンから複勝軸馬候補のグロリアスノアとG1で2着経験があり芝ダ変更出走に関する調教師種牡馬適性が非常に高かったブラボーデイジーを含めて数頭に流したワイド馬券を購入し、G1エリザベス女王杯では海外馬が2頭出走しており海外馬の比較ができないのでアパパネから人気がなくて過去にG1を勝っているレジネッタとリトルアマポーラを含めた数頭へ流したワイド馬券を購入していた次第です。
結果は、G1エリザベス女王杯のアパパネは3着で、京都11Rのダノンカモンは2着でして、ダノンカモンからグロリアスノアとブラボーデイジーのかなり高配当のワイドが的中していた次第です。
参考までに、馬券購入しなかった福島11Rのバクシンカーリーは6着でした。

今週の活躍馬ですが、3位以内上位入着率が高かった予想要因馬は、複勝軸馬候補と休養明注目馬で70%を超えた入着率でした。特に休養明注目馬は今週は3頭しか出走していませんでしたが、3頭共に3位以内にきていた次第です。


さて、来週のG1は、マイルチャンピオンシップです。
4歳馬のダノンヨーヨーが最強馬場脚質不利克服馬で、3歳馬のワイルドラズベリーが馬場脚質不利克服馬で、特にダノンヨーヨーは現在テスト中の信頼度確認基準値での信頼度チェックでは信頼度も高いというテスト結果でしたので、ダノンヨーヨーを中心に馬券検討をしてみるつもりです。


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